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【会津野】十日市の様子

2017年01月11日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

昨年来、会津の初市のことをお知らせしてきました。

1月10日に、会津最大の初市である会津若松の十日市が行われました。

この市は、会津商人司であった簗田家が簗田市として1384年に始めたのがはじまりです。

ここが、その簗田家の屋敷があったところで、現在の野口英世青春通りにあります。

そのあたりに、市神である春日大神を祀ったお社が置かれ、野口英世青春通りにつながる大町通りには、住吉大神を祀ったお社が置かれています。

現代では、この市が広がり、中心繁華街である神明通りの由来となった神明神社にもお社が祀られ、「市神」と表示されていますが、そのお社にはご神体は残念ながら祀られていませんでした。

たくさん出店している露店では、縁起物の起き上がり小法師が売られ、お正月の雰囲気が漂います。

記録によれば、明治4年(1871)まで、十日市とともに大俵引きが会津若松の十日市でも行われておりました。人々は、農民と商人で引き合う大俵引きの行く末を見届けたのち、市に繰り出すという習慣でした。

現在も大俵引きの習慣が残るのは、会津美里町高田と会津坂下だけです。今年は、どちらも1月14日に行われます。

十日市ではホットワインを売るお店がありました。お持ち帰りして、ドイツのクリスマスマーケットで手にした器で乾杯!

ちょっと遅いクリスマスとお正月気分を味わった一日でした。

今日はおまけがあります。10年以上前の十日市の様子をゲームブック風にまとめました。「とうちゃんを探せ」。←クリックしてみなさんお楽しみください!

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

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