おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
上下巻あわせて720ページにおよぶ、ダニエル・カーネマン博士の大作「ファスト&スロー」を読みました。
この博士は、認知心理学者と紹介されていますが、内容は行動経済学を見事なストーリーで展開しているものです。
人々の意思決定における「認知的錯覚」や「バイアス」など、判断を歪めるようなことがなぜ起きてしまうのか。
そういう判断とならないようにするには、どんな処方箋があるのか。
この本を読むだけで、よく巷で遭遇する「なんでこんな判断をするのだろう?」という疑問が解けました。
商売をしていると、ヒトの心理というものを考える機会に遭遇します。世の中の様々な商品やサービスは、「認知的錯覚」で成り立っているものが多いこともよくわかり、そういうものにかけるコストがかなり大きいこともよくわかります。
これを知ると知らないとでは、生活していく消費者としての行動にも大きな差が出ます。
すばらしい本に出会いました。名著としてオススメしたい本です。
今日も素敵な一日を過ごしましょう。
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