おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
2016年、第155回芥川賞を受賞された村田沙耶香さんの本にハマっています。
なんなのでしょう。この引き込まれる感覚。
どの話も少女時代からオトナになる姿を通じ、なんだかフツウに馴染めずに生きづらい人々を書き現しています。フツウとはちょっと違った「欲」を、クレイジー沙耶香と他の作家たちに呼ばれる独特の世界観は、フツウというコトが求められる同調圧力をはね退ける勇気をも与えてくれます。
宮台真司の言う<安全、安心、便利、快適>に同調せず、<混沌、眩暈(めまい)>の皆が避ける領域である<変性意識状態>とは、こういう世界なのだろうかと、あれこれ考えさせられる部分もあります。
知らない世界に踏み込むのは、とても楽しいもの。まだまだ村田沙耶香作品で未読のものがたくさんあるので、秋の夜長に楽しもうと思います。
今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
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