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金時山トレイル 足柄の関処刑場跡~通行止め林道の謎

2018-05-28 00:09:24 | ランニング


標高1212mの金時山。
ハイカーや初心者登山者に人気がある山。
まず初めはここから、という山ガールも多い。
週末の山頂は登山者、ハイカー、トレイルランナーと賑やか。

気軽に富士山絶景や、箱根の山々を臨める。

山頂の金太郎茶屋の女将は有名で、金時娘と呼ばれて親しまれている。
多くのトップトレイルランナーが金太郎茶屋を訪れ、彼らにサインされた色紙が壁に飾られている。
鏑木毅氏、石川弘樹氏、最近では世界の上田瑠偉選手のサインもある。
気さくに一緒に写真を撮ってくれる金時娘、この女将の壮絶な山半生に惹かれやってくる人も多い。



走れるパートと急登パートもあり、短時間、短距離ながら内容の濃いトレイルができる。
なにより、雰囲気が明るい。
多くのトレイルランナーや登山者が譲り合い、だから会話も自然と生まれる。
箱根外輪山の一部なので長距離トレイルの通過ポイントとしても浸透しているし、
まずは一度走ることをお勧めします。



さて。山というところは必ず歴史がある。もちろん海でも街でも同じことなのだが、
自分が走ったところはどういうところなのか、、、
それを知ることはロマンでもある。
楽しむべきものは景色や山の起伏だけではない。過去の時間軸を忘れてはならない。

しかし、楽しむことだったのかどうかは、だいたいにおいて、その後に知る。。。

では、あとで知ったその時間軸について話そう。


この山、ロードからだと足柄側、箱根側からのアプローチ方法がある。
今回は足柄から入り、山頂から一旦箱根に下りて、逆に戻るという10キロ強のピストントレイル。

足柄峠~金時山というと金太郎が代名詞のように金太郎の「お膝元」なのだが、
この足柄峠は歴史的にとても重要で、かつ、血生臭い場所でもあった。

だいたい、そういうことはトレイルランをした後に知ることになる。

まず、ここは駿河の国と相模の国の境に当たり、とても重要なルートだったということ。
設けられた関所は、盗賊団や関所破り(重罪)の処刑場となり、晒し首の場ともなった。
足柄の関処刑場跡である。



足柄峠はもともと足柄坂と呼ばれていた。
その東から現在の関東である。
処刑場である関所の東。関東ということである。関東という呼び名はとても意味深なのだ。

(今は東海道箱根ルートが主要道となり、足柄峠は脇道となる)


処刑場跡にも関わらず、金太郎とクマの顔空きの撮影用看板がある。
なんとも不釣り合いである。
看板に顔を入れ撮影し、その後何も考えずに処刑の場を撮影したのだが、、、



ここは当然ながら心霊スポットとなっている。
ジメジメ感、暗さ感、まさに心霊スポットの見本、そんな感じだったのだが、
、、、、、実は、本当のスポットはこの処刑場ではなかった。

それはトレイルフィニッシュのとき、仲間で撮り合った画像が変だったのだ。
iPhoneでHDRの高画質モードで撮ったのにも関わらず、
背景が夜中のように暗く、人物がブレ、、、あとは書くことを控える。
これもすぐさま削除した。

このメインの足柄峠(現在は県道78号線)を通らずに、脇道や林道を使う場合が当時はあった。
つまり秘密物資や手配中の極悪人、密使などが通る道はメインではない。

こういうことがあったと伝えられている。
1854年、黒船来航の伝令を幕府に知られないように小田原城家臣が林道を急いでいた。
そこで、盗賊とバトルになる。
侍は重傷を負うものの一命は取り留める。
しかし、密使としての使命を果たせず、一家はその林道で全員斬首の刑となる。

密使の件だけではなく、血の流れる事件があちこちの林道や古道であったようだ。
そこで霊に襲われた、そこから帰ってこない、という人が続出したため、
お祓いをし、絶対に足を踏み入れてはならないようにした。
今ではフェンスで通行止めをしている。通行止めフェンスにはそういう意味がある。
先に断崖絶壁があるわけでもない。ましてや個人所有の土地でもない。
何故フェンスが、、、そういうことである。



呪われた林道や古道でも舗装されトレイルの一部となっているところもある。

だからそこで写真を撮ったら、、、、、


本文はフィクションです。
(と、しておこう。。。)


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