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LSD(ロング・スロー・ディスタンス)と脂肪燃焼

2019-09-18 00:42:49 | ランニング

普段のトレーニングでLSDがいかに重要か、、と言われて科学的根拠を明確に伝えているサイトは少ない。
自己ベストを目指すために、ライバルよりも速くゴールするために、ゆっくり走ってたら早くなるわけないやんけ!
と思うのが自然というもの。

もちろんスピード感を養うために速く走るトレーニングは必要。
でもLSDってすげー大切なんだよ、っていう話ね。

今まで自分もLSDを疎かにしていた。
いつもペースを気にしていた。
気にすべきは、心拍数と経過時間ね。

では説明しましょう。

昨日、25キロを平均ペース6’08”で走ってみた。
走る前にMCTオイル(中鎖脂肪酸)をスプーン1杯摂取。
MCTオイルは消化がよく、体脂肪をケトン体に分解してくれる。
ケトン体はブドウ糖に代わる第二のエネルギー。

主エネルギーを体脂肪にするとなぜ良いのか?
脂肪は長時間ダラダラと使えるエコ燃料なのね。
燃焼させるためには酸素が必要。つまり有酸素運動。
酸素を最高効率で取り込むためのキーが心拍数。
最大心拍数の60~70%。これを目標心拍数にしよう。

目標心拍数=(220-年齢-安静心拍数)×0.7+安静心拍数

自分の場合は130。

で、ラン開始。

心拍130キープできる速度で走る。 ペース6分。
90分間はこの状態を維持。
途中ペース4’15”の区間が約2キロあるけど、
ケニアかエチオピアのランチームが走っていて付いていったんだよ。
いやいや、あの脚!!!カッコよすぎてビックラこいた。
なんでアフリカの人たちが走ってたのかわからん。

まあ10キロ地点でいきなりペース上げられるくらいエネルギー余裕はあるということね。
これ走る直前にジェル摂ったり、ポカリ飲んだりするとインスリンショックで低血糖になってダメ。
走って数キロでいきなりエネルギー枯渇になってしまう。
(いますよね。マラソンレースでスタート間際にスポドリ飲んでる人。)

さて。
問題は90分過ぎだ。
どんどん心拍が上がってきた。
ペースを落とす。それでも心拍が下がらない。160を超える場面が多くなる。
ケトン体が枯渇してきたのかも。
そうなると糖質エネルギー燃焼に代えるんだ。
ところが糖質がない。ジェル持ってきてません。
スローペースはハイペースよりもジワジワくる。
ハイーペースは筋肉の反発で前に進むけど、
スローペースは股関節の使い方や上体で走る。
つまり、疲れてから初めて自分の弱点がわかる。

あと、ペラッペラのワラーチで走ったので足裏の衝撃が半端ない。
赤血球が思い切り破壊されてる。
有酸素運動で酸素を運ぶのは赤血球だからね。鉄分欠乏っす。
これが全身疲労の理由の一つでもある。



以上!

脂肪燃焼の区間(ファットバーンゾーン)が短いので長くできるよう、
やっぱり食事の摂り方って重要なのね。
ファットアダプテーション(朝食はMCTオイルコーヒーのみ)を続ける。

レースではジェル補給は前半は厳禁!!

レースでは良いシューズを。
雲の上の感覚のOnね。赤血球壊れません。