2012年11月4日のブログ記事一覧-吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記

▲文教福祉委員会の視察報告「市民総ヘルパー事業」ほか。

2012-11-04 / 議会・政治

文教福祉委員会視察報告
平成24年10月30日（火）31日(水)

　

●安芸高田市の「市民総ヘルパー推進事業」について

3年間、国の補助事業としてやってきたのでやめるわけにはいかない。
市長の公約でもあった。
→　子ども向けのファミリーサポートセンター事業も「市民総ヘルパー推進事業」に位置づけた。

＝　介護編　＝
《事業目的》
１．介護職の人を増やす。
２．家庭での介護の知識をつける

《事業の内容》
１．2級ヘルパー養成講座開催（1万5千円の負担で受講できる）
２．家庭介護の講座開催
→　ファミリーサポートセンターのお年寄り版のようなもの
無料で利用できるサービスと有料のサービスがある。
（サービス提供者は受講者。有償での活動で30分300円）
３．有料サービスの利用者は、3名のみ。無料の利用者は多い。
４．支援者が頭打ちになっているので、養成講座などの回数を減らしている。

《質問しました》
Q.　総合計画によると、ボランティアポイント制度を導入することを目的にあげているが、進捗状況は？
A.　導入する予定であったが、行政として長期にわたり保証できないのでやめることになった。有償ボランティアで実施していく。

Q.　子どものファミサポは、専用の保険が用意されているが、どのような保険をつかっているか？
A.　社会福祉協議会のボランティア保険を使っている。

Q.　子どものファミリーサポートセンター事業との統合は？
A.　課がまたがるとなると・・・。課題ではあるが・・・。

Q.　委託でしているのか？委託金は？
A.　事業費は、９００～１０００万円。社会福祉協議会に委託している。

《感　想》
現在、愛西市でも社会福祉協議会やNPOの活動で、市民のみなさんに知られていない活動がたくさんあります。こうした情報が、サービスが必要な方々に適格に届く仕組みも必要ではないかと思いました。今後、納税者が減る中で、あらたな事業を立ち上げることはコストがかかります。今ある事業を使い勝手のよいものに変えていくことにより、様々な市民のニーズに応えられるようになると思います。
　今回、お話を伺い、愛西市のこの事業をこう変えるともっとよくなると感じることが、いくつかありましたので、また、提案していこうと思います。

●安芸高田市の「巡回バスや乗り合いタクシー」について

事前に、安芸高田市について調べて訪問をしました。その中で、「デマンドの乗り合いタクシー」事業を実施しているとのことで、当日、突然ではありましたが、質問をさせていただきました。
　職員の方によると、この事業への視察は多いとのこと。

　時間があまりなくて、お話を十分伺うことはできませんでしたが、資料を頂くことができました。こちらでは、地域ごとに違った交通手段が用意されており、タクシー業者に委託している地域もあれば、地域のみなさんで運営している地域もあります。そこに行き着くまでのプロセスも伺いたかったのですが、時間不足でした。私たち愛西市に於いても、それぞれの地域で生活の仕方が違うわけですので、その地域にあった交通手段を作っていくべきと考えます。平等とは何か？みんなで一度考えてみましょう。

●安芸高田市の「議場や委員会室」について

安芸高田市も、合併時に庁舎の増改築を行い、議場などを新築していました。現在、愛西市でも議会として規模を決めていかねばならないことから、これも突然ではありますが、見学をさせていただきました。ちょうど市議選を控えており、議員の方はいらっしゃいませんでした。
　かなり立派でした。
　会派室は、かなり手狭でしたが、使われる方は少ないとのこと。私は、会派室は必要だと思いますが、市議には兼業が認められ、多くの方が仕事も持っている中で議員をしています。そうした中で、どの程度のものが必要なのか、、、、議長室、副議長室も然りです。器だけ立派で中身はからっぽと言われないように十分に考え、提案しようと思います。

　←　質問席
　
↑　議員席にはこんな機器（賛成反対のボタン。ネット接続
　委員会室は３つ

　議長室（副議長室もありました）

　会派室

　喫煙室

【みつこの感想】
　愛西市には、これだけの議場は必要ないと思いました。
　安芸高田市では、市役所と図書館や子育て支援センターなどの複合施設になっていました。これからは、人口が減る中、一人あたりの公共施設面積を減らす必要がありますので、施設の複合化は必要であり、参考になりました。愛西市の庁舎計画も、こうした先を見越した計画でなくてはならないと思っています。