善光寺に行って「お数珠頂戴」を体験してきました。善光寺は無宗派というか仏教が各宗派に別れる前にすでにもう創建されていたために、宗派を問わないということです。だからこそ全国から善男善女がお参りに集うのですね。私が善女と言いたいわけではありません(笑)。・
仏様がいらっしゃるのですから、実際には天台宗と浄土宗でお守りしているそうです。毎朝、1年365日、雨でも雪でも一日も欠かさず、天台宗大勧進貫主さまと浄土宗 大本願お上人さまが「お朝事」といわれる朝のお務めをなさいます。毎日時刻は変わっていくのです。私がお参りした2月25日は6:50!
参道はまだ眠っています。
善男善女が少しだけ。上の写真の奥にみえるのは仁王門。仁王門を背にして山門、そして本堂に向かいます。
山門の手前に六地蔵があります。
いよいよ山門をくぐります。
早めに行きましたので、常香炉にお線香をあげました。
そこで、元ボランティアガイドさんと出会いました。お朝事のこと、お数珠頂戴(道中に膝まずいてたら、お朝事に向われる貫主様やお上人様からお数珠で頭を触って徳を分けていただける)のことなど細かく教えてくださいました。
亡くなられた奥さまの写真と一緒に毎日お朝事にお参りしていらっしゃるのだそうです。お歳は今年88歳になられるとか。
「貫主さまはこの道をこういうふうに通られるから、ここで跪きなさい」本堂に入っても細かい説明が続きます。「今、そこを見るんだよ」「これでお帰りになるから、ここで待つとまたお数珠がいただける」「ほら、今度はお上人様がいらっしゃる。尼さんだからね」おかげさまで得難い経験が一層深いものになって刻み込まれました。
私は3度「お数珠頂戴」の体験ができました。
お寒いことでしょう。
勤行は、天台宗ですから声明から始まり、お経も挙げられましたからその違いまで体験させていただく余禄まで。声明はすてきですねえ。
お朝事にお参りするためには、近くにとまらなくてはということで宿坊を考えましたが、この時代に一人はだめといわれ、勧めてくださった松屋旅館に泊まりました。なんともともと善光寺本堂があった場所ですって。
大きなお地蔵さまが。お朝事から帰った時に、ご近所の方でしょうか 、お参りに来ていました。
「善光寺のお朝事にお参りしたい」と いう希望と、もう一つ実現させたいことがありました。
フェイスブックで友だちになったおすし屋さんが長野市にあるのです。江戸前寿司のすし崇。
お仕事に対する姿勢に魅力を感じ、ごく親しい友人 が3人も共通のフェイスブック友だちだということも判明し「行くべし」と決めました。
「日本文化は引き算の美」という言葉を聞いたことがありますが、気が引き締まるようなカウンターです。
客が、というより「この向こうに立つ人は覚悟を持って包丁を握るだろう」というような感じだといえば、私の印象が少し伝わるかもわかりません。
最初は「蛸の桜煮」
お刺身。アオリイカは私の住んでいる伊豆でも生きたものが手に入ります。動いているほど新鮮なもののおいしさとはまた別のおいしさが迫ってきます。それが江戸前ということです。「おいしさを迎えに行く」って言われてました。
けっこう強行軍でしたが、とてもいい長野の小さな旅でした。
すし崇の久保崇嘉さん。ごちそうさまでした。お料理も!お話も!
フェイスブックのご縁で伺ったのですが、実はもうひとつおまけが。久保さんのご実家はなんと小布施町山王島。人生って楽しいですね❗️
すべての講座終了しましたね!あとは認定試験のみですね。悔いのない様、頑張りましょう!
いつもブログ読ませていただき、元気もいただいて
おります。高槻さんはいつも溌剌として、若さを保って
いらっしゃり、本当に凄いなと思います。
先ほど善光寺からの帰りに寄った水戸偕楽園の記事をアップしました。
きれいでしたよ。
またご覧ください。
ご一緒に学ぶのもいいですが、いつかは遊びましょうね。