11月はお泊りの友人が重なりました。秋のおもてなしには中伊豆ワイナリーをよく使います。
伊豆で唯一のワイナリーですし、秋になると富士山がよく見えるようになります。
レストランもいい雰囲気ですが付録があるのです。屋上には「志の鐘」があって自由に撞くことができます。
いい音色ですよ。
地下にはオーパスワンだけのワインセラーがあります。「ここはどこ?」っていう感じでしょ。
次男がアメリカにいたときに遊びに行ったら、ワインの大産地、ナパバレーに連れて行ってくれました。
「最も優れたワインを作るところだよ」と連れて行ってくれたのが、オーパスワンのワイナリーでした。宇宙基地のようなモダンな建物に驚かされました。
アメリカに行ったのはもう10年以上も前ですが、中伊豆ワイナリーに来るたびに、左脳で知ることになる「知識」ではなく、前頭葉が関与する「体験」は人生を豊かにしてくれるなあと実感します。
オーパスワンのエチケット(ラベル)は、すべてこのデザイン。醸造した年度だけが変わるのです。
11月ともなると館内はクリスマスムードでした。
ウエディングにも力を入れているようです。ちょうど結婚式に出会いました。新郎がとてもうれしそうでほほえましいシーンを見せてもらいました。出かけると、予定外の出来事に遭遇しますね。それを楽しむことのできる前頭葉で居続けたいと思います。
グラッパの丘と呼ばれる三角屋根の建物では、ワインを作る際の皮などのかすをもとにして蒸留し、アルコール度数の高いブランデーを作っています。
私たちが伊豆に来た時には、建物の前だけにブドウ畑がありましたが、年々開拓されて今では見渡す限りといってもそう大げさではありません。ブドウ栽培には気候風土に無理があるといわれながら、着々と努力していることが伝わってきます。
秋も思いがけずブドウの品種がはっきりわかります。同じ黄葉でも全く違いますから。葉が落ちてしまっても樹形や色が違います。
10月の収穫祭の時には、この大きな桶でブドウを踏んでジュースにするのです。
今日もお客様のおかげで、楽しいひと時を持つことができました。