脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

6月の右脳訓練ー1泊2日東京の旅

2017年06月08日 | 私の右脳ライフ

今回の上京はお楽しみごとです。目的のひとつは日本橋コレド室町にあるTOHOシネマズ日本橋で映画「花戦さ」を見ること。
長男が池坊を習っているので、この映画のお知らせが来ていました。大学後輩のFBにも上げられていたし、内容にも興味がある。そのうえ上映開始の6月3日に東京にいるというタイミングの良さ。

東京駅八重洲北口からさあ、歩き始めます。もちろんネットで調べましたが歩くのが一番のようです。普通なら中央通りを日本橋から三越前まで歩くのですが、ちょっとだけ道を変えて行ってみることにしました。日銀前を通ります。
日銀は工事中でしたが、道を隔てて重厚な石造りの建物が迫ってきます。

考えたら、たった1ブロック先なら何度も通っていますが、この道は歩いたことがなく、全く初めてなのです。

「館本井三」右から書かれています。ということは、はるか戦前に建てられたはず。ウィキぺデイアで調べたところ、いろいろ面白いことがわかりました。
関東大震災で壊れたものを1929年に再建。現在の耐震基準の2倍の強度といわれています。建築様式は新古典主義様式。レンガ造りの三菱一号館と全く違うところが面白い。GHQが置かれたところだったんですね。
このビルの中央通りに面した方からなら、三井記念美術館がありますから何度も行ったことがありますが、この向きからみるのは初めてです。
三井といえば、越後屋。三越もこの通りに面した入口はこんなにおしゃれでした!

東京駅到着が12:16で映画の開演が12:40ですから、ゆっくり写真を撮ってる時間はなかったのですが、日本じゃないような雰囲気に惹かれてついついシャッターをおしてしまいました。
TOHOシネマズ日本橋があるコレド宝町が見えてきました。

映画を見終わったら、今度は高島屋で友人と待ち合わせです。日本橋を通って銀座方面に地下鉄一駅分を歩きます。

高島屋もなかなか重厚感があります。

出会った友人が「今日は壺中居の細川さんの展覧会に行きたいのでつきあってね」といいました。
壺中居!まあ、懐かしい…学生時代に両親と一緒に一度だけ行ったことがあります…

そのとき、「壺中居」の由来と店の看板は会津八一書と教わりました。その看板を階段踊り場に見つけました。まあ、よく覚えているものですね。
今日の展覧会は細川護熙展。政治家という色合いはとても薄く、芸術家ですね。陶芸と書。茶碗はとても整っています(100万円くらいです)。香合とかぐい飲みの方が楽しいような。書は茶掛けになるような作品が多く、軽やかでした。会場に細川さんがいらっしゃって、穏やかに歓談なさっていました。

その後、高校同期の毛利隆雄さんの「古稀&バーテンダー50周年祝賀会」出席のために帝国ホテルへいきました。このパーティ出席に合わせて、いろんな予定をくっつけたのが今度の東京への旅。
宴会場ロビーに「池坊(花戦さ)」と「帝国ホテル」がコラボした作品が迎えてくれたのには驚きました。古典的な印象を強く表現しながら、花はすべて洋花の蘭。金屏風の前に違和感なく見事です。
伝統というものは、新しいものをどのように加えていくのかが継続の要なのでしょうね。

毛利隆雄さんのパーティは、帝国ホテルの一番広い宴会場で開催されました。

王さんと毛利さん。私の息子たちと一緒に。

息子のところで。お利口モカちゃん。

5月に加わった新しい家族に会うことも大きな目的でした。ティカッププードル ってホントに小さいです。かわいいりんちゃん!

翌日は井ノ頭線沿線の旅。午前中、一人暮らしの友人を訪ね、午後から浜田山で入院中の友人のお見舞いをしました。

渋谷駅の岡本太郎「明日の神話 550×3300cmの大きなものです。
「太陽の塔」とこの「明日の神話」が岡本太郎の代表作といわれているそうです。「明日の神話」は1969年に制作された作品だそうですが、私が結婚のため東京を離れたのが大阪万博開催の1970年でした。「ああ、あの頃」と自分のライフイベントと絡めて考えると、急に過去が身近になりますね。
メキシコで行方不明になっていた作品が見つけられ渋谷駅に設置されたのは2008年。つい最近のようですがもう10年近くになるのですね。時のたつのは早いけど、今回の2日間の東京での時間は変化に富んで充実していました。

 


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