小布施町では、正常な方が正常のままでいられるために「脳のリフレッシュ教室」と名付けられた認知症予防教室が町内各地区にあります。
2002年の山王島地区を皮切りに、毎年1地区ずつ立ち上げてきました。
2012年にその山王島地区の10周年のお祝い茶話会がありました。小布施便りとして書きましたからお読みください。
その後2013年北部教室、2014年東部教室と10周年お祝いが続き、今年は大島公会堂での大島・飯田地区合同の会でした。
もともとは2地区合同でスタートしたのですが、集まりやすいので、各地区での教室開催になったそうです。
交流会でも、大島地区と飯田地区は雰囲気が違います。
エイジングライフ研究所では、昨今のように統合する前の中学校区に一つ教室があるといいと指導しています。交通の問題もあるし、地区の持っている特長にも差があるものです。もちろん小学校校区に一つならもっといいですよね。
「脳の健康」を考えて教室参加している仲間たちですから、こうして集まれば仲の良いこと!
話し声も笑い声もたえません。全体が静かになって「高槻さんの話を聞きましょう」という体勢にはなりません。
みんな実に楽しそう。
在宅介護支援センタースタッフも溶け込んでいること!
上手にゲームを楽しませてくださったI村さんは、ほんとにレク指導がうまいですね。自分も結構楽しんでるみたいですけど。
もちろん、教室生誰も引っ込み思案にならないのが10年間の積み重ねだなと感動しました。
小布施町は、集まりがあると自家製お漬物や果物、たまには煮物やお菓子などがテーブルに並びます。
一番最初に教室が始まった山王島でも同じシーンが繰り広げられ、私はI井会長に尋ねました。
「お料理を持ってくることは負担になりませんか?」
「どうせ家にあるものだし、気にすることはなかろう」とごく簡単に答えられました。
そこで、持ち回りの当番にあたっている方にも聞きました。
「会長さんのいうとおり。昔風の煮物を作っても家人は大して喜ばないけどここに持ってきたら皆さん大喜びしてくれるでしょ。みんなに喜んでもらったり褒められたりするとうれしいので、テレビや雑誌の料理情報にも気を付けるようになりました」
実際、この集まりでも「これどうやって作るの?」「ニラ入りでしょ?」等と声を掛け合っていました。仲間がいるっていいですねえ。
皆さんおしゃれで、表情豊か。若々しいのは、冒頭の写真で証明済み。次の10年に向けて進んでください!