日経新聞、土曜特集で「花見に行きたいところ」のランキングが示されたのが3月初旬だったでしょうか。
東日本の第一位は身延山の枝垂桜ということで、ちょっと怪訝にも思いました。
以前、身延山に行ったときに、本堂横の樹齢数百年という枝垂桜を見たことがあって、「見事だったけど…でも一位?」
その時は花時ではなかったのですから、「これは一度は行ってみなくては」と心のノートに書き留めました。
最近はこの心のノートが問題で、『あれなんだったっけ?」の繰り返しで役に立たないことが多いのですが、今回は僥倖がありました。
その記事から、すぐに「身延山宿坊に泊まる割安チケット」のお知らせがメールで届きました。
1泊2食で5770円!由緒のある身延山久遠寺の塔頭寺院覚林坊ですよ!湯葉料理で有名です。
覚林坊の湯葉のおさしみ
毎年、女性旅を楽しむ友人を誘って予約しました。
4月3~4日。天気予報は直前まで無情にもずーと「雨」
曇りで到着した身延駅前には、何種類かの枝垂桜が。
身延山は日蓮宗の総本山。日蓮上人の墓所もあります。お堂も見事なら塔頭もたくさんありました。
そのうえ、しだれ桜がそこにもここにも。
早咲きのちりはじめのもの、まさに満開、蕾のもの。
色もさまざま。白に近い淡いピンクから濃いものまで。
この景色を見たときに、東日本第一位ということが納得できました。
もちろん大枝垂桜も見事
満開の日に行き合わせたということでしょう。学制服姿の身延山高校男子生徒たちによるお茶会もありましたよ。(無料!)
初日は小雨。雨にかすむ桜もすてきでした。
古びた屋根がすてき。塔頭樋之澤坊。
二日目は曇り。写経体験を。
休憩所も見ごたえがありました。
春の女旅でした。