鳩居堂4階が幕田さんの展覧会。その下3階で中山光晨 明粋書画展が開催されていました。幕田さんのお嬢さんご夫婦のDUO展です。書がMr. 画がMrs.です。
書と絵画が引き立てあって、一体化している今回の展覧会の中でも象徴的な作品だと思いました。
作風が多彩で見る楽しみがあります。
去年のNHK朝の連続テレビ「朝が来た」から広岡朝子の言葉「九転十起」
私たち同窓女子組は、期せずしてこの作品の前で涙が。母親の心情にあふれた言葉でした。
画像にしてみました。
このような思いで育てられた息子さんたちは、書の道に進む覚悟を持っているようで、頼もしく今後もまっすぐに成長して行って欲しいものと思いました。
幕田さんも、未だ毎年12月31日、夜7時ごろから6時間以上もかけて「蘭亭序」の臨書をされるそうですが、心路君もまた小学4年生から「蘭亭序」(ここから全文を見てください。一点一画正確に写し取るのです。臨書の時は間違えは許されません)の臨書に挑戦し続けていると聞きました。その作品も展示されていましたが、これが中学2年生ですよ!全文は28行もあります。
いつも思うことですが、私たちの脳は「人並み」に何かをすることは、使いさえすれば、つまり努力さえすれば可能なように用意されているようです。
ただ、「人並み」でない状態まで到達しようとすると、努力だけでは無理ではないでしょうか?
もちろんどんなに優れた才能を持って生まれてきても、磨かなければ光ることはできないということも一面の真実でしょう。
明粋さんのお気に入りを尋ねたら、「この雀」と言われました。4年生の心人君の「蘭亭序」臨書作品とともにパチリ。
心人君。今はまだまだ人生のスタートライン。これからどんなコースが繰り広げられるか楽しみにしています。
ご夫妻のDUO展ですが、この息子さんたちの臨書2作品と、下の3作品が並んで展示されている一画はまた別の魅力を感じました。
若い人たちががんばっているのを見せていただくのは、本当にいい気持ちになりますね。
戸畑高校同期生の書家、幕田魁心さんの書展が銀座鳩居堂で開催中です。同級生と連れ立って鑑賞へ。
幕田さんは去年フランス政府からアンクラジュマンピュブリックフランス社会功労奨励王冠付勲章を授与されました。その記念展です。
勲章!内容も素晴らしいと思いますが、さすが文化の国フランスの勲章!色合いもおしゃれです。
作品の数々に圧倒されました。と書きましたが、「圧倒」というのとは違いますね。一番近い言葉を探してみました。
「ワクワク」かな。「ドキドキ」かな。
「はな」で思い浮かぶイメージを書にしてみたそうです。「100まいくらいあるかな」とこともなく言います。湧き出るイメージと具現化する能力と。幕田さん素晴らしい。
「どれが一番好きですか?」とたずねるのなら、日本人でもフランス人でも、通用するやりとりになります。まさに右脳の世界!
優しい日本的情緒。縦22センチ
大胆なイメージの世界ー龍虎。縦180センチ
イグアスの滝。飛沫をいろはのかな文字で表現しています。
最後に記念写真。
女子はこのあとおしゃべりタイムでした。いい新年会でした。
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