脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

続「せいさく」ー脳活性化のテーマ

2010年01月09日 | 右脳の働き

獅子柚子の送り主からメールが届きました。
味の事には触れられていませんが、特筆すべきではなかったということですね。」
イエイエ。「すでに食べたので少々減っています」の表現がまずかったのですね。「少々」ではなく「たくさん」のほうが正確でした。
今日の伊豆高原。梅はわかるとして2010_0109_132300p1000320

パンにつけて、ゆず茶にして、ヨーグルトに入れて、ハムにつけていただきました。

砂糖は80%くらいに抑えてありますので甘すぎずヘルシーです。そして、種のペクチンのおかげでしょう、結構固めに仕上がっています。
激しく「ユズです!」と主張するのではなく、香りも苦みもほのかなところが何にでもマッチするのだと思いました。

サクラまでもが咲き初めて(城ケ崎サクラ)2010_0109_135700p1000321 2010_0109_135800p1000322

もうひとつメールのご紹介。
I市のO寺保健師さんのメールです。

「・・・略。昨年のクリスマスイブに、右脳教室があったので、スポンジは私が作り
生クリーム等を準備して、皆に作ってもらいました。
もちろん、右脳を使って作るんですよと言って…
スポンジがちょっと硬めに出来たのですが、皆、いきいきして
私もしたいと、男性もクリームをつけていました。(4チームで作成)
そしたら、自分たちの作品が一番と皆が言うんです。
どれをとっても甲乙付けられず、結果的には引き分け。
自分たちの作品を、ケータイで写真を撮っていました。
ケーキを作ったのは、初めてとの事で、とても盛り上がりました。
(私は前日作ったスポンジの出来が、今一で、しょぼくれていたのですが…)
みんなの喜ぶ姿で、ホッと胸をなでおろしました。略・・・」

ケーキの飾りつけは、確かに右脳(主体で、もちろん前頭葉はいつも関与しています)ですね!
その証拠が、「自分たちのが一番」といえるところです。
左脳主体の時は、客観的に評価ができるのです。
「これは正解、これは間違い」「これは100点、これは50点」というふうに。

写真がなかったので友人作2009_1224_163300p1000300

もちろん、ケーキ作りでもケーキコンクールの時などは評価が伴います。販売用に値段をつける時なども、デコレーション次第で高値になったりもするでしょう。

そう いうときには、客観的な評価はその通りということで納得するしかない。
左脳は納得するでしょう。

右脳が関与すると、
「評価されなくてもいいの!でも、私はこれのここが好き!」このような展開になるのです。

例えば、計算ドリルを競ったとします。漢字書き取りを競ったとします。
はっきり順番がつくでしょう。
右脳主体の製作であったとしても、誰が見ても「こちらがいい、こちらは劣る」というような結果につながることは、ボケ予防教室のテーマとしては不適切です。
センスや技術の差はありますから、客観的な優劣は付くのですが、材料や製作方法に工夫があれば、優劣は別として
「あなたの作品も素晴らしいけど、私は私の好みで作ったこの作品が好き!」と抱きしめるような結末が期待できます。それが望ましいのです。
考えてみれば、そんなときにこそ「また、やってみよう」と意欲がくすぐられると思いませんか?
遅ればせですが、クリスマス写真 2009_1213_093400p1000271 2009_1213_093300p1000270 ゆうかり工房のフェルト作品とKKくん9歳の作品

そういうエイジングライフ研究所の希望を聞いていろいろな手作りキットを開発してくれたのが、ゆうかり工房です。

今日我が庭に咲いていたバラ2010_0109_150300p1000325

もっと簡単に、喜びや意欲に直結するのがゲームでしょう。
岩月脳活性化デザイン研究所がいろいろと試行錯誤しながら高齢者(と子ども)向けのゲームを開発してくれています。
ケーキ作りに挑戦したり、ゲームに興ずることができる高齢者は恵まれていますね。
O寺さん、よかったですね。講演に伺った時、あの地区の高齢者の皆さんからは、意欲満々という印象を受けました。
今年も地域の皆さんと楽しんでください。


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