この、おかしな国、日本!どうやって生きていくのが楽しいか?

あ~あ~こんな国に生まれちゃったよ・・・・

26日の「習近平・金正恩の北京会談」をずっと10本の記事で後追いした・・・

2018-03-28 19:11:49 | 日記



私は、昨日、27日は、テレビで、佐川宜寿(のぶひさ)への証人喚問を、始めの方だけ見ていたが、馬鹿らしくなって、やめた。警察と 検察を、安倍が押えているのに、「何か、捜査の対象になっておりますので、その件には、お答えできません」だ。

 この、馬鹿野郎たちを、まとめて、安倍晋三以下、どうやったら、誰が、捕まえことが出来るのだ。 よくも、こんな、茶番劇を、見せられて、みんな、我慢しているものだな、と、私は思った。

 私が、「北朝鮮の金正恩が、26日に北京を電撃、訪問した」を知ったのは、27日の 朝の3時過ぎだった。私は、体調が良くて元気な日は、朝の3時に、寝覚めて起きるようになった。まだ真っ暗だ。それでネットのニューズで知った。 以下の ロイターの 記事だった。

その前のブルームバーグの報道 が一番、早かったようだ。

 私は、これから長々と10本の新聞記事を載せます。まじめな人は、ずっと、丁寧に読んで、付き合ってください。 人間は、ひとつのことをコツコツとやる、まじめさが大事なんだ。  


(転載貼り付け始め)

1. 「 北朝鮮の金正恩氏、中国を訪問=通信社 」
2018年3/27(火) 3:02配信


[北京 26日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国を訪問したと、ブルームバーグ が26日、関係筋3人の情報として報じた。報道が確かであれば、北朝鮮の最高指導者の地位を継承した2011年以来、初の外遊となる。

 訪中の理由や旅程などの詳細は明らかになっていないという。ロイターは金氏の訪中を確認していない。これに先立ち、日本の複数メディアが、北朝鮮要人が特別列車で北京に到着したと報じている。

共同通信は関係筋の情報として、訪中は、悪化している中国との関係改善を図る狙いがあると伝えた。関係筋はロイターに対し、北朝鮮の要人が列車で中国遼寧省(りょうねいしょう)丹東(タントン)に到着したことを明らかにした。

同情報を巡り、中国外務省の報道官は定例記者会見で「把握していない」と応じている。

 韓国大統領府は声明で「関係諸国と緊密に連絡を取り、状況を注視している」とし現時点で、在北京北朝鮮大使館は電話に応じていない。また、北京では大通りの警備が強化され、天安門広場では旅行者が排除されるなど、厳重態勢が敷かれたという。

(転載貼り付け終わり)

このあと、私が、ネットから採集した記事を、どんどん、 2、3、4 ・・・と下の方に並べて載せてゆく。 2 の 日本語のブルームバーグの記事には、共同通信と日本テレビの 26日の報道が一番、早かったようで、この2社に拠(よ)ると、と書いている。

 私、は、この鴨緑江(おうりょくこう)の河口の丹東(タントン 旧名は、沈東。 日が沈む都市という意味) )に9年前に調査で行った。 鴨緑江の向こう側に、北朝鮮の兵士たちが見えた。 明かりは暗かった。2つ横断橋=鉄橋 が掛かっていて、一つは旧日本政府が作ったものだが、橋が朝鮮戦争の時の爆撃で真ん中で落ちていて「断橋(だんきょう)」と呼ばれている。 ここが、中国と北朝鮮の 国境の西の端(はし)である。

(転載貼り付け始め)

2「 北朝鮮の金委員長が中国を電撃訪問、期間や会談相手は不明-関係者 」
North Korean Leader Kim Jong Un Is Said to Be Visiting China

2018年3/27(火) 1:18配信   ブル-ムバーグ 

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が北京を電撃訪問した。関係者3人が明らかにした。

 2011年に最高権力者の座に就いて以来、金正恩氏の外遊( 注記。確か、このとき、権力者になた、お披露目で北京に行った) が伝えられたのはこれが初めて。 取り扱いに注意を要する情報であることから匿名を条件に語った関係者によると、滞在期間や会談相手など詳細は現時点で不明。

 共同通信は、北朝鮮の要人用とみられる列車が中朝国境の丹東を通過した可能性があると報道。日本テレビは、正恩氏の父、正日氏が2011年の死亡直前に北京を訪問した際に使用したものに似た列車が26日に北京に到着した映像を報じていた。

(転載貼り付け終わり)

 次の 3 の日経新聞の26日の夜の10時20分の記事が、共同通信 の記事である。かなり早かったことが分かる。

(転載貼り付け始め)

3「 北朝鮮要人が訪中か 北京の外交施設、厳戒  」
2018/3/26 22:20  日経新聞 

 【北京=永井央紀】北朝鮮の要人が乗ったとみられる列車が26日、中国の北京に到着した。

北京の釣魚台迎賓館(ちょうぎょだいげいひんかん)や人民大会堂など外交に使われる施設の周辺は厳重な警備がしかれた。要人について関係筋は「金正恩(キム・ジョンウン)委員長だ」としたが、外交筋では妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長の可能性も取り沙汰される。

 北京の釣魚台迎賓館を出る、要人を乗せたとみられる車列。門外では厳重な警備が敷かれていた=26日(共同)

 中朝関係筋によると列車は北朝鮮から中国遼寧省丹東を経由して北京に到着。その後、要人は車列で迎賓館へ向かったという。中国外務省の華春瑩報道官は26日の記者会見で、北朝鮮の政府関係者が週末に丹東に現れたのかという質問に「把握していない」と答えた。

 人民大会堂周辺には特別警察の車両が配備され、地元住民が「元首級を迎えるときの対応だ」と述べた。ただ、海外首脳が訪中した際に飾られる国旗はなく、秘密裏の訪中とみられる。

(転載貼り付け終わり)
以下の④の読売新聞の記事は、共同通信に少しだけ遅れて書かれている。

(転載貼り付け始め)

4 「 正恩氏本人乗った可能性も…北京に特別列車到着 」
2018年3/26(月) 23:37配信   読売新聞

 厳重に警戒される釣魚台周辺(26日午後9時30分、北京で)=安川純撮影

 【北京=東慶一郎、ソウル=中島健太郎】 中国・北京に26日、北朝鮮の要人が乗ったとみられる特別列車が到着し、北京市内では厳重な警備が敷かれている。

 北朝鮮要人の訪中が事実とすれば、4月の南北首脳会談、5月末までに予定される米朝首脳会談を前に、北朝鮮が悪化していた中国との関係改善に乗り出した可能性がある。

 韓国政府関係者は26日、中国を訪問したとみられる北朝鮮の要人が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、与正(ヨジョン)氏の可能性があり、正恩氏本人である見方も排除できないと語った。中国、北朝鮮メディアは26日夜までに、関連情報を伝えていない。

 北京市内では、中国高官が外国要人と会談する人民大会堂や、要人の宿泊する釣魚台国賓館周辺が厳重に警備されている。外交筋によると、警備態勢は各国首脳が集まる国際会議以上の厳重さで、26日に約20台の車列が両施設の間を行き来したという。

(転載貼り付け終わり)

 次の⑤ の時事通信の記事は、アメリカのホワイトハウスのシャー副報道官( 報道官は、サラ・サンダース女史)が、記者会見で、「確認できず」 と述べた。すなわち、ホワイトハウス(大統領官邸)は、金正恩の北京への秘密での訪問、習近平との会談を 知らなかった、ということである。 国務省=CIA からの情報が、26日の夜に届いて居ない、ということだ。

(転載貼り付け始め)

5「 米、金正恩氏訪中 確認できず 」

2018年3/27(火) 6:28配信  【ワシントン時事】 

シャー米大統領副報道官は、26日の記者会見で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長
が中国を訪れたとの一部米メディアの報道について、「確認できない。報道が必ずしも正しいかどうか分からない」と述べた。 

(転載貼り付け終わり)

次の ⑥の 韓国の中央日報 の記事が、 詳細を伝えている。

(転載貼り付け始め)

6 「金正恩委員長、中国北京を電撃訪問」
2018年03月27日07時55分 中央日報日本語

過去に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の中国訪問で専用列車として使用されたとみられる特別列車が26日午後、北京に到着したことが把握されたと、北京消息筋が明らかにした。

匿名を求めたこの消息筋は「かなり多くの北朝鮮代表団が北京に到着したようだ」とし「南北、朝米首脳会談を控えた時期であり、非常に注目される」と話した。 政府筋も特別列車の北京到着を確認し、「しかしこの列車に金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長や金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が乗っているかどうかはまだ確認されていない」と伝えた。

情報消息筋は「この特別列車は金日成(キム・イルソン)主席の直系家族、いわゆる白頭(ペクトゥ)血統でなければ利用するのが難しいという点、北京と丹東の厳重な警戒状況を勘案すると、乗っているのは金正恩委員長-金与正(キム・ヨジョン)副部長の兄妹のうち1人である可能性が高い」と伝えた。

これに関連し米ブルームバーグ通信は3人の消息筋を引用し、「金正恩委員長が北京を電撃訪問(surprise visit)した。2011年の執権後、初めての海外訪問と知られている」と報じた。ブルームバーグは金委員長がどれほど滞在するか、誰に会うかは確認するのが難しいと伝えた。

これに先立ち日本テレビは、特別列車がこの日午後3時ごろ北京市内に入る場面を撮影して報じた。日本テレビは「この列車は2011年に金正日総書記が訪中した当時の列車と非常に似ている」と伝えた。この列車の到着前後に北京駅と周辺線路一帯には普段より厳重な警備が敷かれた。

特に北京駅に降りた北朝鮮代表団は自動車に別れて乗り、迎賓館として使用される釣魚台に入った。その後、夕食会の時間に人民大会堂に向かい、午後10時30分ごろまた釣魚台に戻った。

人民大会堂の前では北朝鮮大使館の多くの車が目撃された。これに先立ち鴨緑江(アムノッカン)周辺の中朝境界付近にある丹東でも25日午後から北朝鮮と中国をつなぐ鉄道線路周辺に壁が設置されるなど普段より強化された警備態勢が目撃された。一部の報道によると、この日午後11時ごろ、爆弾感知車両1台が先に中朝境界線を通過した後、すぐに高位層を乗せたとみられる列車が中国領内に入った。

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNK」の消息筋は、「約1週間前から駅舎に壁が設置され、鴨緑江(アムノッカン おうりょくこう )を越えてきた列車が見えないようにしている」とし「その時から金正恩委員長が中国とロシアに行くという噂が広まっている」と伝えた。

中国外務省の華春螢(かしゅんえい)報道官は定例ブリーフィングで「北朝鮮高官が丹東に到着したのは事実か」という質問に対し「知っていることは何もない」と答えた。

過去の金正日総書記の訪中では日程を終えて北朝鮮に戻った後に中朝双方が国営メディアを通じて訪中の事実を確認するのが慣例だった。 2000年5月下旬に、金正日委員長は金大中(キム・デジュン)大統領との最初の南北首脳会談を2週後に控えて、中国を電撃訪問し、江沢民国家主席らと会談した。これは金日成主席の死去後に金正日総書記が北朝鮮最高指導者になって初めての訪中だった。

金正恩委員長の訪中については最近悪化した中朝関係を勘案すると可能性は低いという見解もある。しかし電撃的な南北首脳会談、米朝首脳会談合意など最近の一連の流れを勘案すると、金正恩委員長が世間の予想を覆す動きを見せる可能性も排除できないという見方もある。

(転載貼り付け終わり)

 この韓国の中央日報の記事から、分かったことは。 3月25日の午後11時に、丹東(タントン)の中朝国境を特別列車が超えた。よく26日の午後3時に北京駅に到着した。それを日本の日本テレビ(JNN)が撮影した。 

このあと、車で、国賓が泊まる 釣魚台迎賓館( 中国の最高幹部たちが住む、中南海=ちゅうなんかい=の近く)に入った。この夜、人民大会堂で、晩餐会の前に、習近平と金正恩の会談が行われたようだ。

あとに載せる新聞記事から、翌27日は、中関村(ちゅうかんそん。 ハイテクとITの中心地)にゆき、それと、北京市の南部の天壇公園(てんだんこうえん)を訪ねている。それから午後3時に北京駅から特別列車で、北朝鮮に帰っていった。

上の記事で、「 中国外務省の華春螢(かしゅんえい)報道官は定例ブリーフィングで「北朝鮮高官が丹東に到着したのは事実か」という質問に対し「知っていることは何もない」と答えた 」となっていて、 中国外交部(がいこうぶ。日本の外務省に相当する)は、習近平周辺から、何も知らされていなくて、ほったらかしであることが分かる。中国の外交部は力が無くて、対外問題でも、習近平が勝手に、自分で行っていることが分かる。

 そして、今日28日の朝、先ほど、 中国の国営放送局の 新華社(しんかしゃ)が、「習近平、金正恩会談」を正式に認めた。これと同時に、「北朝鮮の朝鮮中央放送なども、金委員長の訪中を報じた」 と書いてある。 この記事を、⑧とする。

(転載貼り付け始め)

8 「 中朝首脳>訪中の要人は金正恩氏 習近平主席と会談
2018年3/28(水) 8:40配信  毎日新聞


 中国国営通信新華社は28日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が25~28日に中国を非公式訪問し、習近平国家主席と会談したと報じた。

金正恩氏が最高指導者に就任した後に外国訪問が確認されるのは初めて。訪問は習主席の招きによるもので、金委員長の李雪主(リ・ソルジュ)夫人も同行したという。

 北朝鮮の朝鮮中央放送なども、金委員長の訪中を報じた。今回の訪中は、南北、米朝首脳会談を4~5月に控える中、核兵器やミサイルの開発を巡って冷却化している中朝関係を修復することを目指したものとみられる。

会談で金委員長は、「(祖父である)金日成(キム・イルソン)主席と(父親である)金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺訓に照らし、朝鮮半島の非核化の実現に力を尽くすのは、我々の変わらない立場だ。平和的な雰囲気を作ることで問題は解決できる」 と発言。非核化に向けて積極的に取り組む姿勢を表明した。

 北朝鮮は度重なる核実験や弾道ミサイル発射で国際的な制裁を受けており、中国との有効関係を確認して各種の援助を引き出したい思惑もある模様だ。

習主席は「我々は中朝の伝統的友誼を絶えず伝承していくべきだと何度も表明している。これは中朝両国が歴史と現実に基づき、国際・地域構造と中朝関係対局を踏まえて行った戦略的選択であり、唯一の正しい選択である。一時的なことによって変えてはならず、変わることはない」 などと述べた。

習指導部としては、中朝会談をきっかけにして、朝鮮半島問題への対処で調整役としての役割を確認し、首脳会談の実施を目指す米国に対抗したい思惑もあるとみられる。

(転載貼り付け終わり)

 これで、3月25日からの「習近平、金正恩の 北京会談」のすべての
流れが分かった。 

この会談で重要なのは、 金正恩が、「非(私は)核化(ひかくか)に向けて積極的に取り組む」と表明したことだ。 それに対して、習近平が、 「我々は、中朝の伝統的友誼を絶えず伝承していくべきだと何度も表明している。 これは中朝両国が歴史と現実に基づき、国際・地域構造と中朝関係対局を踏まえて行った戦略的選択であり、唯一の正しい選択である。一時的なことによって変えてはならず、変わることはない」と述べた、と報じられた。

習近平は、金正恩 に、 世界基準での、 非核化(ひかくか。denuclearization  デ(ィー)ニュークレアライゼイション )を厳しく、金正恩に要求した、ということだ。すなわち、北朝鮮が開発して持っている核兵器(弾道ロケットと 核弾頭) を、すべて、完全に自主的に破壊して、「後戻りの出来ない 国際社会が検証する 完全な核兵器の廃棄」を求めた、ということだ。 

 金正恩は、これに対して、明確な返事はしなかったはずだ。金正恩は、ちょっとやそっとのことでは、自分の核ミサイルを手放さない。手放したら、自分の終わりだと、よーく分かっている。核ミサイルを持っているから、自分は世界的な名士で、世界中が、自分に一目(いちもく)置いて、ひれ伏すのだと、ジュージュー分かっている。

今度の会談で、大事なことは、キム・ジョンウンにとっては、北京から招かれ、鄭重(ていちょう)に招待される形で、対等の立場で、習近平と会談が出来た、ということだ。このあと、おそらくモスクワにも招待されて、プーチンとも会談をするだろう。

3月22日(日本では23日)に、トランプの安全保障(=軍事)担当の補佐官が、ハーバート・マクマスター(陸軍中将。戦車隊長だった。中将=3つ星=のまま、公職を終わる。4つ星 four stars フォー・スターズ すなわち大将 に、最後にトランプ大統領にしてもらえないまま、解任された。 あのダグラズ・マッカーサーも4つ星将軍=陸軍大将のまま、トルーマン大統領にクビを切られて、終わったのだ) が、解任された。

 そして同時に、ジョン・ボルトン元(もと)国連大使 が、後任に付いた。 の人事に、世界中の訳知(わけし)り人間たちが、ゾゾゾ、と震え上がった。

このジョン・ボルトンは、「トランプ大統領と自分の意思一致で、必ず、北朝鮮への軍事オプションを実現する」と 決めている、超(ちょう) 軍事強硬派だ。 このことは、アメリカ政治を、本当に知っている人なら、全員知っている。

 このジョン・ボルトンという男の重要性については、私は、もう暫(しばら)くしたら、詳しく書きます。待っていてください。  

 だから、金正恩も、このジョン・ボルトンの登場に、心底、震え上がった。だから、急きょ25日に、急いで、中国からの招待に応じて、北京に行った。 何とかしないと、自分の終わりが、近い、と。

このあと、私は、以下に載せるコラムの記事を読んだ。 ほとんど発表と同時に読んだ。この文を書いている 遠藤誉 (えんどうほまれ)女史だ。筑波大学の教授をしておられた。

遠藤女史は、『チャイナ9(ナイン)』(今は、最高指導部は、「チャイナ・セブン」で7人になった)という彼女の本は、中国本の影響が、ものすごく出ている優れた本。私は、彼女と、そのうち会って、親しく話したいと思っている。 

 決して、中国問題の専門家ではなくて、中国語もほとんど出来ない、私でも、遠藤誉女史のような、日本の中国研究の泰斗(たいと)と、対等に、いろいろお話しできるだろう。

遠藤女史(1941年生だから、今、77歳)は、もう、20年の昔、盗作作家で有名だった、山崎豊子(やまざきとよこ)が、「大地の子」という大ヒット小説を書いたときに、日中の合いの子で、戦乱の中を苦労して生き延びた、子供を描いた、あの小説の、本当の原作は、『チャンズー』(中国語で何と書くのかな) という、遠藤誉(えんどうほまれ)女史の 自伝のような体験記だった。 山崎豊子が、ドロボウの事実を長年、認めないで、ずっと頑張ってたので、遠藤女史は、裁判で苦労なさった。 

 彼女は、日本人だが、幼児から中国で育った、頭の中は、ほとんど中国人と変わらない人だ。だから中国人の政治人間たちと、ツーカーである。  山口淑子(やまぐちよしこ。大鷹姓でもある。 名作映画「支邦(シナ)の夜」の李香蘭=りこうらん=)と同じ、脳の中が、日本人と中国人とで、融合しているというか、引き裂かれている人だ。

 理論では、ポリティカル・クレオール political Creole 、帝国と属国の混血者たち。両者をつなぐ人々。雅子妃もそうだ。自分のアイデンティティ で苦しんで、脳が割れたりする )あるいは、ダングリグ・マン dangling man 「2つの国民文化の間の 宙ぶらりん人間」 あるいは、ペンジュラム・スウイング・マン pendulum swing man と呼ばれるべき人々だ。

 私は、遠藤女史の、中国研究の レベルの高さを認める。彼女が、日本政府への中国情報の提供者のひとりであることもよく分かる。優れた情報だ。だが、ここには、一つ難点がある。

 私はもっと彼女の本を読むべきなのだ。だが、彼女には、筑波大学(福田信之 初代学長以来 )は、どうも統一教会 Moonie の勢力の力が強い、頭のてっぺんから、反共、反共産主義の信念の 闘士 が、集まっているところだ。遠藤女史にも、どうも、その口吻(こうふん)、口ぶりが、強く感じられる。この点は、公然と指摘し、批判しておかなければいけない。  

 だから、今も、まだ、CIAのエイジェント(アメリカの国家情報部員)で、強固な反共の宗教的な信念を持った、表面上は、ジャーナリストを名乗る者たちが(日本人の編集者たちを含めて)結集している、ニューズウイーク Newsweek 誌 に、こうして、コラムのページを持っているのだ。

以下の遠藤誉女史の文も、ニューズウイークでの文である。

 彼女は、勢い込んで、自分の能力の限りを尽くして、中国の政治情報を、誰よりも早く、掴(つか)んでいることを、赤裸々に書いていて、私は 以下の中の、

「 (金正恩が)来了――! 「来たよ!」という意味だ」 のあたりを読んでいて、感動しました。

(転載貼り付け始め) 

9 「 コラム  金正恩氏、北京電撃訪問を読み解く──中国政府高官との徹夜の闘い 」

2018年3月27日(火)08時58分  Newsweek  ニューズウイーク誌

遠藤誉 ( えんどうほまれ 東京福祉大学国際交流センター長)

3月26日、金正恩氏が北京を電撃訪問したことが分かった。筆者は一日中、中国政府高官とはホットラインで確認を行なっていたが、夜9時頃判明。最大の後ろ盾である中国とよりを戻した上で、米朝会談を有利に持っていく計算だ。

「来了(来たよ)!」――中国政府高官と夜まで続いた確認作業

今月の20日前後に、中国外交部も北朝鮮担当者および中共中央対外聯絡部が北京にある北朝鮮大使館の人と会っていた事実は把握していた。何かが起きるだろうと、必死でアンテナを張り巡らせた。26日、2011年に金正恩の父親、故金正日総書記が最後に訪中した時に乗っていたのと同じ種類の列車が北京に着いていた。中国版ツイッターの微博(ウェイボー)が列車の姿を伝えていた。金正日のその旅は、北朝鮮の改革開放を模索する最後の旅だった。

もしかして金正恩委員長が乗っているのではないかと、中国政府高官に緊急連絡し情報を得ようとしたが、箝口令が布かれているので、今の段階では一切何も言えないという回答が戻ってきた。それでも交通規制が外国の首脳級レベルだという情報だけはくれていた。

そのことで、何が起きているか、自分が何を言いたいかを察してくれと言わんばかりの具体的な知らせもくれた。筆者は、「金正恩は結局のところ中国が長年唱えてきた『双暫停(米朝双方が暫定的に停止し、対話の席に着け)』という戦略に従ったわけだから、ここで北京と仲直りしてもおかしくはない。

双暫停(そうざんてい)戦略を最初に教えてくれたのは、あなたではないか。それがようやく実ったのだから、次は金正恩が北京に挨拶に行くのが順当な流れだろう」と畳みかけた。

何度も往復書簡を「短信(ショートメッセージ)」で繰り返している内に、遂に決定的な二文字が携帯に飛び込んできた。

来了( 割り込み、際めて余計な、ルビ付け。ライラ と読むのかな )――! 「来たよ!」という意味だ。

この二文字が入ってきたのは26日の夜9時。北京時間の8時だ。急いでコラムを書こうと、相手に許可を得ようとしたが「まだダメだ」という。発表する段階ではないからだとのこと。金正恩なのか、それともその妹の金与正(キム・ヨジョン)なのかを確認するためのメッセージを出したが、それを最後にメッセージは途絶えた。寝てしまったのか。

個人的なことで恐縮だが、25日の夜は(私は)3時間しか寝ていない。そのまま徹夜をして公表の許可が出る時間まで待ったら、倒れてしまう。北京との時差は1時間なので、どうせ夜中はこれ以上変化を来さないだろうと諦めて、夜中の1時に就寝した。

朝6時に目覚めると、ブルームバーグが「金正恩が電撃訪中」という発表をしていることを知った。すぐさま北京にショートメッセージを出そうとしたが、北京はまだ朝5時。いくらなんでも失礼だろう。日本時間の7時まで待った。 「もう公表していいか?」 すると、
「まだ官方(政府側)は公表していないが......」という返事が来た。

いや、もういいだろう。筆者(私)は待ちきれずにキーボードを叩き始めた。
金正恩、電撃訪中の背景金正恩がこの段階で北京を電撃訪問したということは、明らかに習近平と中朝首脳会談を行うということになるはずだ。

4月に入れば南北首脳会談が、5月になれば米朝首脳会談が予定されている。米朝会談はティラーソン国務長官の更迭により手続き上少し延期されるかもしれないが、何れにせよ開かれるのは確実だろう。

しかしトランプ大統領は、対話路線のティラーソンを解任して、後任に「金正恩を除去することを優先せよ」と主張するポンペオ氏を当てている。またマクマスター米大統領補佐官(安全保障担当)を解任して戦争大好きの強硬派ボルドン氏を起用している。

これは即ち、米朝会談が決裂した場合は北朝鮮を先制攻撃するというシグナルをトランプが発していることになる。金正恩がこの人事を看過するわけがない。となれば頼りになるのは、何と言っても世界で唯一の軍事同盟国である中国だ。

中国とよりを戻すことにより、中国とロシアをしっかり味方に付けておいてから米朝首脳会談に臨む。もちろん南北首脳会談にしても、韓国は米韓軍事同盟を結んでいる。韓国を震え上がらせるには、何と言っても韓国が経済的に最も頼りにしている中国と緊密であることを韓国に見せつけるのがいい。

こうして韓国およびアメリカと首脳会談するときに、交渉を北朝鮮に有利に運ぶために、この段階では何としても中朝首脳会談を行い、中朝の蜜月を米韓に見せつけておくことが不可欠なのだ。

蚊帳(かや)の外に置かれる日本
 ロシアのプーチン大統領は、早くから金正恩の味方であることを公言して憚らない頼もしい味方である。昨年の7月5日には、「双暫停」に関して中露共同声明を出しているほどだ。となれば、中露、日米韓そして北朝鮮という六者会談の中で、北朝鮮が接近する国として唯一外されているのは日本だけということになる。

3月23日のコラム「日本外しを始めた北朝鮮――日朝首脳会談模索は最悪のタイミング」で書いたように、もし日本が拉致問題を重視して小泉元総理のように北朝鮮への電撃訪問を断行していれば、この流れは日本が主導することになり、安倍総理は今ごろノーベル平和賞を受賞する候補に挙げられていたことだろう。

 しかし安倍内閣には筆者の声は届かなかったようだ。ひたすら圧力を叫び続けてきた。今この段階に至ってから、急遽、日朝対話のオファーをするなど、あまりに外交戦略としては悪すぎるシナリオだ。

 ロシアは元スパイ暗殺疑惑によりイギリスと断交状態にあり、EUとも思わしくない関係になっている。こんな時に、これまで北朝鮮の味方として発言してきてあげていたプーチンとしては、文句なしに金正恩と蜜月関係を演じることだろう。

 その金正恩としては、これまで非難してきた関係国と仲良くなるわけだから、一つだけ敵国を創っておいて、国内の求心力を保っていなければならない。そこで六者会談のうちの日本だけをターゲットにして非難し続け、かつ「もし俺と会いたいのなら」と条件を付け、日本からは巨額の戦後賠償金をせしめる魂胆だろう。そのことは3月23日付けのコラムに書いた通りだ。

習近平と会うであろう、もう一つの理由
  なお、これまで習近平が、北朝鮮にとっての最大の敵国「米帝国主義国家」と新型大国関係などといって蜜月を演じてこようとしてきたことに金正恩は激怒し、絶対に習近平とは会わないという覚悟を貫いてきた。

 しかし今度は、自分自身が、その「最大の敵国、米帝国主義国家」の首脳と会うことを決意したのである。こうなると、「いやー、私も( あなたにも )会いますから」と、習近平に挨拶に赴かない訳にはいかない。したがって訪中の目的は習近平に会い、中朝首脳会談を行なうことにあるだろうと考えられる。

当然、その後、ロシアにも行き、プーチン大統領とも会うことになるのではないだろうか。

 背中に中国とロシアという大国を抱き、本来敵国であった韓国とアメリカの首脳と会談する。こうすれば北朝鮮に有利になり、トランプの強硬派人事に対抗することもできる。いざとなったら北朝鮮への先制攻撃という可能性に対抗するために、習近平に会い、プーチンに会うという金正恩の戦略と見る。

p.s.:なお、中国政府高官は、訪中したのが金正恩か金与正かに関する確かな回答はしていない。そこに未確認の要素はあるものの、先ず金与正を訪中させてから金正恩が訪中するという段階を踏む時間的余裕はない。その前提の範囲内で以上のコラムを書いた。

[執筆者]遠藤 誉(えんどうほまれ)
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『習近平vs.トランプ 世界を制するのは誰か』(飛鳥新社)『毛沢東 日本軍と共謀した男』(中文版も)『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』など多数。

(転載貼り付け終わり)

 そして、一つ前の 8 の新華社(しんかしゃ)の記事で、今回の極秘の 「習近平・金正恩 3月26日北京会談」の事実が、正式に公表された。 以下に最後に載せる 10 は、 

(転載貼り付け始め)

 10 「 金正恩が電撃訪中…習近平と初の首脳会談 」

2018年 3/27(火) 21:37配信   ハンギョレ新聞 

 金正恩・北朝鮮労働党委員長が25~27日に中国を訪問し、北京で習近平国家主席と会談したことがハンギョレによる取材の結果、確認された。左は金委員長が2月8日の朝鮮人民軍創建70周年記念閲兵式に参加した姿、右は今月20日に北京人民大会堂で全国人民代表大会(全人大)閉幕式を終えた習主席が手を振る姿

南北-朝米会談を控え、中国との関係復元に乗り出す 執権7年ぶり初の海外訪問…27日に北京を出発 夫人のリ・ソルチュ、妹のキム・ヨジョン第1副部長同行観測も
 金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長が中国を電撃訪問し、習近平・中国国家主席と初の首脳会談をした。

 25~27日の日程で中国を訪問した北朝鮮の高位級要人は金委員長だったことがハンギョレによる取材の結果、確認された。2011年北朝鮮の最高指導者になった金委員長は、7年ぶりに初の外国訪問地に中国を選択した。南北首脳会談と歴史的朝米首脳会談を控え、伝統の友邦である中国との関係復元に重きを置いて主要懸案を議論したと見られる。

 金委員長は26日夕方、習近平主席と首脳会談をするなど、中国共産党指導部に会ったことが分かった。中国のある著名な国際関係専門家は27日「金委員長は26日に北京に到着し、夕方には会談および宴会に参加し、釣魚台(国賓宿舎)18号室に泊まり、午後に帰国する」と伝えた。金委員長は、非核化や平和体制など南北、朝米首脳会談の議題と関連して習主席などと意見を調整したという。

 金委員長は25日夜、専用列車で北朝鮮と中国の境界隣接地域である新義州(シンウィジュ)と中国遼寧省の丹東(タンドン)駅を通過して中国を訪問した。専用列車が北京駅に到着する姿と、訪中団一行が黒塗りの乗用車10台余りに乗り込み、オートバイの護衛を受けながら北京市内を移動する光景は、一部の日本の放送メディアと社会関係網サービス(SNS)を通じて公開された。金委員長が留まった釣魚台18号室は、父親の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が北京訪問の際に泊まった所だ。

 金委員長が夫人のリ・ソルチュ氏、妹のキム・ヨジョン労働党第1副部長と共に同行したという観測もある。車列が27日、北京の大学と情報技術(IT)企業の密集地域である中関村と観光地の天壇公園で目撃され、台湾の<東森>放送は、金委員長は中関村を、リ・ソルチュ氏とキム副部長は天壇公園をそれぞれ訪問したと伝えた。金委員長はこの日午後3時(現地時間)頃、北京での日程を終え専用列車に搭乗し第3の場所に移動した。

 金委員長がまっすぐ帰国したか否かは確認されていない。韓国の情報当局は、専用列車が朝中界を通過した時から動きを追跡・分析してきた。

 金委員長の電撃訪中は、北朝鮮の核・ミサイル試験と中国の制裁で最悪の状態に陥った両国関係が急速に復元される信号だ。だが、突然の“変数”ではなく、金委員長が南北、朝米首脳会談を提案する時には朝中関係の復元まで念頭に置いて計画したことと分析されている。

 キム・ヨンチョル仁済大教授は「伝統的に北朝鮮は交渉力を高めるための豊富な経験を有している。そうした次元で朝米関係のためにも朝中関係を解いておくことが意味が大きい」として「北朝鮮の(過去の)外交に注目する必要がある。重要なことは、北朝鮮が一方には偏らないということ」と話した。今回の訪中が、朝米首脳会談を控えて対米交渉力を高める結果を持たらすだろうが、対北朝鮮強硬派であるジョン・ボルトン米ホワイトハウス国家安保補佐官の指名など最近の米国側の動きに対応して突然に推進したことではないとの解釈だ。

北京/キム・ウェヒョン特派員、キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

(転載貼り付け終わり)
 そして、今回の「3月26日習・金 北京会談」のことを、あとから考えたら(28日に)、以下のもう一本の、ハンギョレ新聞の予測が的確で、正しかったとこが分かる。

(転載貼り付け始め)

●[ニュース分析 米国に続き日中との首脳会談も浮上…大統領府「朝米会談前に調整」

登録:2018-03-19  ハンギョレ新聞

大統領府「韓米首脳で核心議題を協議 
南北会談の成果を米朝会談の土台に」 韓中日の早期会談・訪日も積極的に検討  
北朝鮮非核化や体制安全保障などを連携  南北米越えて中日ロの関心事も反映 
 対話路線に転じた日本、朝日会談など取り上げ 中国での「チャイナ・パッシング」の懸念の高まりを受け 

特使派遣など、朝中関係の改善を模索
 南北は4月末、第3回首脳会談を板門店の南側の平和の家で開くことで合意した。写真は1月9日、平昌冬季五輪への北朝鮮の参加問題などを協議するため、南北高官級会談が開かれた平和の家の様子=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 朝鮮半島情勢が南北間・朝米間の首脳会談の推進をきっかけに、巨大な連鎖対話の渦の中に吸い込まれている。韓米首脳会談が4月の南北首脳会談と5月の米朝首脳会談をつなぐ「飛び石」会談として取り上げられる一方、朝中、朝日、韓中、韓日、韓中日対話も探索される雰囲気だ。

 最近になって朝鮮半島周辺でこのように連鎖対話に向けた動きが始まったのは、北朝鮮核問題の解決が朝鮮半島における平和体制の構築と連動している事案であるためと言える。また、朝鮮半島の平和体制は、北東アジア冷戦の解体というさらに大きな構図から見ると、南北米などの3カ国以外にも中国や日本、ロシアなどにも関わる問題だ。周辺国との連鎖対話が避けられないのも、このためだ。チョ・ソンニョル国家安保戦略研究院責任研究委員は「北朝鮮が非核化の見返りとして望む体制の安全保障は、南北と米国だけでなく、中国やロシア、日本によって保障される案が有力だ」と話した。ここに南北や中国、日本など個別国家の外交・安保利益が相まって、連鎖会談の動きが加速化しているのが現状だ。

  朝鮮半島周辺国の連鎖首脳会談関連の発言//ハンギョレ新聞社

 大統領府では韓米首脳会談の推進に向けた動きが目立っている。時期は4月の南北首脳会談と5月の米朝首脳会談の間になるものと予想される。イム・ジョンソク大統領府秘書室長は16日、南北首脳会談準備委員会の初会議を終えた後、「南北首脳会談が行われてから、ある程度期間を置いて朝米首脳会談が開催されることになれば、韓国側としてはなるべく(韓米首脳の間に)核心的な議題を持って実務的にでも韓米首脳会談をした方がいいのではないかと思っている」と述べた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先に南北首脳会談をした後、その成果を持ってドナルド・トランプ米大統領と協議することで、(米国側が)朝米首脳会談に備えるようにする構図を明らかにしたのだ。

 大統領府は、日本や中国との首脳会談にも開かれた姿勢を示している。大統領府関係者は18日、記者団に「4月の南北首脳会談と5月の米朝首脳会談の開催日程が決まれば、その間に韓米首脳会談を入れて、その次に韓日、韓中首脳会談の日程が出るだろう」と話した。

これに先立ち、文大統領と日本の安倍晋三首相は16日、電話会談を行い、韓中日の3カ国首脳会談をできるだけ早い時期に開催するということで意見が一致し、文大統領の早期訪日も検討することにした。注目される部分は日本の劇的な変身である。安倍首相は先月、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のため訪韓し、文大統領に会った際、「韓米合同軍事演習を予定通りに実施すべき」として文大統領と対立したが、今月13日にソ・フン国家情報院長が東京の官邸を訪れた時は、「文在寅大統領のリーダーシップに敬意を表する」と賞撰した。

 日本では朝日首脳会談を進める可能性も取りざたされている。安倍首相は実際、16日に文大統領と電話会談を行った際、2002年9月の小泉純一郎元首相の「平壌(ピョンヤン)宣言」に触れ、朝日対話に対する期待感を示した。日本の変身は、対北朝鮮制裁を主張するだけでは、急速に進む朝鮮半島の対話局面で一人取り残されかねないという懸念によるものと見られる。

ややもすれば、日本人拉致被害者問題を外交舞台で取り上げることも難しくなるという不安感も大きい。実際、日本の河野太郎外相は17日、ワシントンでカン・ギョンファ外交部長官に「南北関係の進展によって日本人拉致被害者問題を含む日朝間の懸案も解決されることを期待している」とし、日本人拉致被害者問題を朝鮮半島情勢と連動させようと努めた。

 中国も最近の局面転換で朝中関係の改善を積極的に模索するものと見られている。現在、朝中関係は歴代最悪だ。血盟関係を掲げてきたにもかかわらず、2011年12月に金正恩(キム・ジョンウン)体制が発足してから、6年以上の間一度も首脳会談が開かれなかった。中国では最近、朝米が中国を経由せず直接疎通する局面が展開され、いわゆる「チャイナ・パッシング」への懸念が高まっているという。成均館大学のイ・ヒオク教授は「中国は最近、対話局面で役割が制限され、今後東アジアの版図をめぐる米国との競争で不利な立場に立たされかねないと懸念している」とし、「中国の対北朝鮮特使の派遣と朝中首脳会談、いずれも実現可能なカード」だと話した。特使団を送るなら中国が20日、全国人民代表大会(全人大)の閉幕後、これらの行事を北朝鮮に説明する形になる可能性が高い。
( パク・ビョンス先任記者、ノ・ジウォン、キム・ボヒョプ記者、東京/チョ・ギウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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さらに3本目のハンギョレ新聞の記事を載せます。この3本目の ハンギョレ新聞は、25日から慌ただしくなった状況を、正確に伝えている。25日の午後11時半の、特別列車の国境線通過。26日の午後3時の北京駅到着、 などである。

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●「朝中間の高官級要人の訪問情況 …国境地帯周辺を統制」
登録:2018-03-27 05:43  ハンギョレ新聞

消息筋「どちらの訪問なのかは確認できない」 
現地では「丹東駅に隠し幕、周辺を統制」  南北・朝米首脳会談控え朝中関係にも注目集まる

4月の南北首脳会談と5月の朝米首脳会談が予定された中、北朝鮮と中国の間に高官の訪問情況が捉えられた。
 朝鮮半島情勢に詳しい消息筋は26日、「朝中間に高官の訪問情況がある」とし「ただし、北朝鮮の要人が中国を訪れたのか、中国側の要人が北朝鮮を訪問した情況なのかは確認されていない」と伝えた。この消息筋は「南北および朝米首脳会談が予定されるなど、朝鮮半島情勢が早いテンポで進められている状況で、中国が朝鮮半島情勢に対する影響力の維持・確保を目指して動き出したものとみられる」と付け加えた。

 共同通信などの外国メディアは、北朝鮮の高官級人物が中国を訪問したものとみられると報道しているが、この消息筋は「どちらが訪問したのか、誰が訪問したのかは確認されていない」としながらも、「ただし、朝中間に重要な動きがありそうだ」と話した。朝中国境地帯の中国遼寧省丹東の消息筋は「先日から丹東駅周辺に隠し幕が設置されて、25日から駅周辺が統制された」と伝えた。

ある消息筋は「25日夕方9時頃から丹東駅周辺の警戒が強化され、誰か貴賓がくる可能性について話す人たちがいた」と伝えた。25日、丹東は北朝鮮と中国の両方が警戒が強化されていたという。また、26日、中国東北地域を通過する列車の多くが予定より遅れたというニュースも報じられた。

 これと関連し、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の訪中説が流れているが、この消息筋は「朝中両国のうち片方の高官が動いた情況はあるが、その人は金正恩ではないものとみられる」と話した。

 これに先立ち、共同通信は同日付で、中国指導部が外国主要人物を迎える北京釣魚台と人民大会堂の周辺で同日、厳重な警備態勢が取られたとして、警備の状況から要人は北朝鮮最高指導部の一員である可能性があると伝えた。ただし、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長なのかどうかなど詳細は明らかではないと伝えた。

 中国外交部の華春瑩 (かしゅうえん)報道官は、26日の定例記者会見で、北朝鮮の関係者が中国を訪問したかという質問に、「あなた(記者)が話している状況については知らない」と答えた。(北京、東京/キム・ウェヒョン、チョ・ギウォン特派員 )

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みんな、毎日、毎日、トランプ・ツウイッターを読みに行ってください・・・

2018-03-23 19:56:23 | 日記

私が、以下に載せるのは、トランプ米大統領が、自分で、直接、毎日、毎日、どんどん、書いて書いて、書きまくって、一切めげることなく、投稿している、ツウイッター Twitter の 文です。

 「ミシマドウ」を名乗る、これは、「三島堂」だと思いますが、この大変優れた英文の翻訳能力を持つ人が、私たちに、トランプの毎日のツウイッター文を、翻訳して、私たちに 伝えてくれています。大変、ありがたいことです。

https://twitter.com/mishimadou 

 皆さんも、このページを、毎日、読みに行ってください。それだけで、もう、アメリカ政治の 真実 と 現在進行形での、激しい闘いの様子が、分かります。


一件だけ、最新の新聞記事を載せましょう・・・

2018-03-04 19:53:31 | 日記

一件だけ、最新の新聞記事を載せましょう。

(転載貼り付け始め)

●「日経平均、一時600円超安 米の追加関税や円高を嫌気」

2018年3月2日 日本経済新聞

 3月2日の東京株式市場で、日経平均株価が大幅に3日続落した。下げ幅は一時630円を超えた。トランプ米大統領が、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動する方針を表明し、(前日のNYで)米ダウ工業株30種平均が大幅に下落した。投資家心理の悪化が東京市場にも波及した。

 午後1時時点の日経平均は、前日比604円18銭(2.78%)安の2万1120円29銭。取引時間中としては2月14日以来、約2週間ぶりの安値を付けた。東証1部の約9割の銘柄が下落している。日経平均は前日までの2日間に665円下げており、3日間の下げ幅は約1300円に達した。

 追加関税(ついかかんぜい)の影響が懸念され、新日鉄住金や日本軽金属ホールディングスは4%超下落した。「これまでより踏み込んだトランプ氏の発言で、保護貿易主義が強まるとの懸念が広がった」(三井住友アセットマネジメントの市川雅浩氏)といい、海運などの景気敏感株も売られた。外国為替市場で1ドル=105円台まで円高が進んだことも、輸出関連株の重荷になっている。

 株式市場では「米金利が再び上昇したり、円高が一段と進んだりすれば、日経平均は2万円程度まで下落する可能性がある」(東海東京調査センターの平川昇二氏)との声もあった。

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