この、おかしな国、日本!どうやって生きていくのが楽しいか?

あ~あ~こんな国に生まれちゃったよ・・・・

森友事件は終わった。誰も捕まらない。安倍政権が倒れて、昭恵と逃げるだけのことだ…

2017-03-24 03:01:28 | 日記

森友(もりとも)事件(本当は国家犯罪)は、今日で終わった。誰も捕まらない。誰も 泣き叫ぶ者 がいない。 これは、フェイク・ドラマだ。このあと、4月中に、安倍の首が飛んで(首相を辞任して)、昭恵とふたりで、上手に逃げるだけだ。 この夫婦は、仮面夫婦ではなくて、本当は、本物の政治活動家の夫婦なの

 昨日の 籠池泰典(やすのり)ではない、泰博(かごいけやすひろ。自分で、「ひろ」と参議院でも衆議院でも言った)の国会での証言を、私は、ぐったり横になったまま、だらっとテレビで見ていた。 

 何があろうが、人間は、自分の本職(ほんしょく)、本分(ほんぶん)、生業(せいじょう)に打ち込まなければいけないのだ。くだらない、やらせの政治劇なんかに、付き合って方がアホだ。

 森友事件は、今日で終わった。 誰も捕まらない。警察は全く動かない。誰も泣き叫んでいる人がいない。被害者がいない。 被害者は、バカな国民だ。この政治ドラマを、わくわく、ドキドキしながら、まるで推理小説を読んでいるかのように、「次は、誰が国会に呼ばれるんだろう。おもしれえなあ 」と、楽しんでいる。バカたちだ。

 保守派の、大人(おとな)の人間たちは、「世の中は、いつも、こういうお金が動いているんだよ。政治家と役人(官僚)たちは、いつも、こういうことばっかりやっている」と知っている。だから、黙って見ている。
 
 それでも、安倍晋三の政権(内閣)は、飛ぶ。4月の終わりには安倍内閣は辞任で終わる。そのあとも自民党政治が続く。あのひょっとこヅラの麻生太郎が、もう、自分が総理(首相)になったような顔を為て、嬉しそうに、首相席に座っている。その横で、岸田文雄(きしだふみお)外相が、これまた、嬉しそうに、麻生と話している。

 安倍晋三は、さっさと外遊(がいゆう)中で逃げている。「あんたは、どっか、外国にでも行ってろ。おれ達がやるから」と言われたのだ。 首相夫人昭恵(あきえ)という女が、どんなに本性(ほんしょう)からの極悪人であるか、も分かった。うしろの方に、昭恵が、今日の夜9時半に フェイスブックに載せた文を転載する。

 これで、自分の国会への証人喚問から逃れた。 まわりにがっしり防御壁が出来ている。この女は、現役の政治「活動家」なのだ。旦那よりも腹のすわった、原理運動、統一教会の活動家だ。

 来週から、官僚たちが国会に呼ばれる。ただし参考人招致(さんこうにんしょうち)だ。証人としての尋問(じんもん)ではない。偽証罪で刑事告訴されない。迫田英典(さこだひでのり)国税庁長官( 事件時の 財務省理財局長)と、竹内国際局長 と、近畿財務局の( 美並義人=みなみよしと=の名前が出ない)大阪航空局(国交省、公明党の牙城)の担当者、大阪府議たち・・・このうちの 頭の数人を呼んで、それで終わりにするだろう。

 籠池は、「このとき(2016年9月5日)100万円を『安倍晋三からです』と昭恵から受け取った」と今日、証言した。安倍昭恵付(つ)きの、経産省から出向の秘書官が、書いたFAXは、「これ以上の補助金の申請は無理です」という内容だ。

 この女たち(もう女官がいる)を含めて、昭恵も、安倍晋三も、「100万円なんて渡していない。籠池と昭恵が、二人きりになったことはない」と、言い張って、言い張って、それで、「どっちがウソをついているのか」を、明日から、テレビがわんわん、言い合って、それで、盛り上がって、それで、・・・終わりだ。

 籠池泰博(かごいけやすひろ)とオバハンも、本物のワルだ。 この夫婦、家族を、少しでも肩を持つ者は、まんまと騙(だま)される。菅野完(すがのまもる)君、気をつけなさい。 君も嵌められるぞ。「ほんま、気いつけや、まんま、はめられて、いてもうたるわ」か。

 籠池一家は、すでに、大きく、うしろから自民党とすでに、話が出来ている。「刑事起訴(捕まる)されないようにして、うまく済ますから。自分の身を守りなさい」となっている。その間(あいだ)に立つ「日本会議」の大幹部たちはたくさんいる。籠池は、この男たちに、「あとのことは、よろしゅう頼みます」と、数日前(3月18日頃)に言ったろう。

籠池一家は、全てを失う、というのはウソだ。「小学校が開設 出来なかったら、借金が、17,8億円残ると思います」と、今日の喚問(尋問)で言った。だが、その様子は、平然としていた。そんまなもの、ちっともこわくはない、という「活動家」の根性なのか。いや違う。「刑務所に行かなくてもいいようにする。そのかわり、本当の大きな話はするな、絶対にするな」という 自民党との手打ちが出来たからだ。 この男は、やはり、本性は、生来のゴロツキ右翼の極道者の、活動家なのだ。

籠池は、証言で、「(私の知らないところで)政治的な関与があった」とか、
売買代金が、8.3億円も一気に減額されて、大幅に安くなったのを知って、「神風が吹いた」「ビックリした」とは言った。しかし、このことで、誰の力かは、言わなかった。この段階でも、まだ、「安倍晋三先生を尊敬しています」と庇(かば)い続けた。

 籠池は、ひたすら、松井一郎ひとりの首を取りに行くような、素(そ)振りを見せた。しかし、あれは演技だ。松井一郎・大阪府知事を、国会に喚問することは自民党はしない、そんなことは国家体制上、出来ない。

 出来ないと分かっていて、籠池は、松井一郎を標的にする振りをした。二人だけで会ったこともない、と言うのに。 秦(はた)なりあき、という最近死んだ、大阪府議会の大物(維新の会の幹部だ)の名前を、「たいへん世話になった」と名前を出した。これも死人に口なし、だ。 あとは、小物の 府議や、参議院議員たちの名を出した。こいつらは雑魚(ざこ)だ。国会に呼ばれない。第一、大きなお金は受け取っていない。

 大きなお金とは何か。大きなお金は、どう動いたのか。 すべては、このことが明らかにならなければ、話にならない。 すべては、2016年(昨年)の3月に、起きている。
ここで、7.5億円の分配が、政治家と官僚たちの間で、決まったのだ。

 私たちは、その前年の、2015年9月のことにばっかり、気をそらされている。この9月3日(迫田が安倍に進言。首相動静)、安倍が、翌日、国会答弁をほったらかして大阪へ。ここで、近畿財務局の美並た、国交省大阪航空局の幹部と、打ち合わせをして、「スキーム」(これで、後述するが山賊わけ、で安倍の取り分が4億円と決まったのだ)を 確認した。 

「籠池くんの件を、ひとつ、よろしく頼む」「分かりました」と、親分と子分の堅めをした。その翌日5日に、昭恵が、名誉校長で、塚本幼稚園で講演して、そのあと、例の100万円を、籠池に渡したのだ。

 この2015年9月よりも、2016年の3月と6月の方が、重要なのだ。 この3月●日に、籠池は、近畿財務局に呼び出されて、「あんたが借りている国の土地(小学校をすでに建設中)から、新たに生活ゴミ(ではない。危険な産業廃棄物、産廃=さんぱい=だ、とした)が見つかったぞ」と、言われた。「はーはー、そうですか」と、籠池は、そこに集まっていた、建設会社の幹部たちの言われるままに、「それなら、国に、その分の、除去費用の、減額を、お願いせな、あかんよなあ、籠池君」と、いうような案配(あんばい)だ。 そして、6月に、正式に国との売買契約(国有地の払い下げ、受け取り)をした。

 すでに、この他に、「汚染土壌だ。その除去費(これを、ふざけたことに、「有益費」と行政語で呼ぶらしい)を貰わなあかんわ」で、1.3億円は、補助金として、受け取っている。

それ以外に、大阪府から、6200万円、それ以外にも、なんとか、かんとかの、小学校建築費としての、7.4億円の金は全額、貰える、ようになっていた。

 籠池は、「安倍晋三記念小学院の 設立の寄付金のお願い」を、ずっと、日本会議系のネットワークを使って、3年以上やっている。だが、そこから、3億も5億も、集まるわけがないのだ。一人、3万円、5万円が限度だ。右翼たちといえどもカネはない。

 だから、籠池は、「自分は、国有地と小学校の建築費で、合計、21億円、タダで貰えるのやさかい、ここは、うまく、安倍首相と昭恵夫人にお願いして、『あんじょう、たのみまっせ』で、しおらしくしていた方がいい」と、よくよく分かっている。

 だから、その2016年(去年)の3月の、建築業者の談合(だんごう)の場に呼ばれて、そこで、「8.3億円の、減額を、国にお願いして、あんたが、払えばいいんは、200万円や」となった。

 実際に国に土地の払い下げの代金として、払わなければいけない、1.34億円との、差額1.3億円の補助金(前述した、汚染土壌除去費の名目。土地は、汚染などしていない。元々、住宅街だった。伊丹空港の騒音対策で、国がすべて買い上げた)を国から受け取って、すぐにそれを返す、形で、支払いとした。 これが錬金術だ。

 この「8,3億円の値引き」の業者の談合の席で、中道組(なかみちぐみ)の役員から紹介されたのが、酒井(さかい)弁護士だ。 この弁護士は、大阪府への小学校の認可の申請を取り下げます(3月11日)で、籠池をハメたこと、籠池にバレて、それで、さっさと辞任して、いなくなった。この弁護士も、参考人招致せよ、と野党は言うだろうが、「小物ですから」とどうせ、自民党は出させないだろう。

 藤原工業(小学校を建設中)と三栄建設(汚染土壌の除去工事)が、「スキーム」を実行している。 「スキーム(計画表)」とは、15億円、ということになっている小学校の建築費を、実際は、半分の7.5億円で建つ。残りの7.5億円を、安倍晋三以下で、政治家と官僚たちが分け合ったのだ。 これが、生(なま)の政治だ。

「山賊わけ」という。まず、会社の会長が、机の上に置いている、一億円ずつ入った紙袋の、半分を、がばっと取る。そして、「残りは、お前たちで分けろ」と、言う。役員たちは、その年の、頑張った自分の報酬として、一億円ずつの現金を受け取って、会議室の隅に、それぞれ置く。それから会議を開く。 

 これと同じことをやっただろう。だから、安倍晋三が、4億円を受け取ったはずだ。残りを、迫田(現、国税庁長官)と美並と大阪航空局(公明党)の誰々、とで、現金を分け合った。

 その細かい計算の実務をやったのは、土建屋の事務職たちだ。実際に建築費が倍の15億円かかる、ように、細かく細かく書類を作る。そして、「現金で抜く」のだ。これが、本当の、生の政治の世界だ。

 こうやって、毎回、毎回、全国で、毎日、毎日、こういうナマの政治が行われている。たとえば、キレイにキレイに出来るはずの、公立小学校の、建物の建て替えとかの工事でも、「3億予算がおりるそうだ」で、これにみんなで集(たか)って、裏金(うらがね)を分け合う。これが、現実の世界だ。毎日、毎日、これを全国でやっているのだ。

 もう何十年もやっている。何百年もやっている、と言うべきだろう。 このことを、世の中の、本当の大人(おとな)たちは、知っている。だから、みんな、薄ら笑いをしながら、見ている。

 自民党を支えて、作ってきた、オヤジたち、経営者、資産家たちは、全員このことを知っている。 「世の中は、そういうものだぞ、〇〇(息子の名)、よーく、見ておけよ」と、言って、自分の跡継ぎを、教育するのが、立派な経営者、資産家、というものだろう。

 貧乏人のサラリーマン家庭に育って、貧乏人の正義感、貧乏人の善人さま、「正義は勝つ」を言って生きている者たちは、かわいそうだが、ずっと、そうやって、ごまめの歯ぎしり、貧乏人の僻(ひが)み根性で、 それでも、あるべき人間社会、実現すべき、本当の正義を希求(ききゅう)し続ける。 

 これはこれで、ずっと居てくれないと、本当に、この世は闇だ、になる。穢(きたな)らしく、汚れまくった者たちばっかりだと、世の中(社会、天か国家)が保(も)たない。

 だから、もう、森友事件は、終わりなのだ。籠池が、あの証人喚問の場で、打ち震えて、ぐらぐらに、崩れ落ちそうにながら、「私は、本当のことを話します。私は、21億円の土地と小学校をタダで貰えるはずでしたが、もう、何もありません。

 あとは、逮捕されて牢屋(刑務所)に入るだけです。安倍晋三首相たちは、皆で、10億円近くの金を、業者たちも含めて、分け合いました。それが、全体の計画です」と、本当に本当のことを証言しなかったのだから、籠池と 安倍晋三の勝ちだ。 自民党の勝利だ。

 ただし、安倍晋三と、昭恵は、内閣を潰(つぶ)して、辞任して、逃げなければいけない。それで、数年、何喰わぬ顔をして生きて、これからも、日本会議=勝共連合=統一教会 Moonies の 政治活動を続けるのだろう。 この勢力が、打撃を受けるのも、今が、限度だ。 「峠は越したね。籠池は、私たちの言うことをきいた」と、今頃は、言い合っている。

 官僚の誰も捕まらない。誰も警察の取り調べを受けない。現に、この事件が、2月8日(木村真=きむらまこと=豊中市議が、「国有地の売却価格を公表せよ。異常だ」と情報公開請求した)に発覚、あるいは勃発し、良く9日に、朝日新聞が、バーンと大きな記事にした(ここれが偉かった)。

 そのあと、財務省は、「交渉中の(面会、陳情の)議事録は、ずべて廃棄しました」と決断して言い出した。 この2月8日から、2ヶ月になるが、警察は、一切、動こうとしない。

 警察に、捜査権と逮捕編がある。そして、警察とメディア(新聞、テレビ)を上から押さえる権力は、首相にある。首相は安倍晋三である。 警察が、汚職(ワイロの罪)で、公務員(政治家、役人)と、建設会社の幹部と担当者たちを逮捕して、一斉に家宅捜査して書類を押収して、担当者をぎゅーぎゅーと取り調べれば、いくらでも真実は出てくる。

 それを、もう2ヶ月全くやろうとしない。これだよ。だから、ずっと安倍晋三寄りの汚(よご)れた人間たちが、ずっと平然としていたはずだ。証拠は出ないよ、ホコリぐらいのものだ。「まあ、安倍ちゃんには、さっさと政権を放り投げて、逃げてもらわないとな」と言うことだ。

「あとは、おれたちで、やるからさ。心機一転、新しい内閣で、5月から、新しい大臣になれる者たちが、喜んで、ああ楽しいなあ」だ。 バカを見るのはいつも、貧乏な国民だ。

 ここが、アメリカのトランプたちの出現とは、根本からちがう。日本人は、韓国人と全くおなじ、惨(みじ)めで、情けない、本当の知恵のない哀(あわ)れな国民だ。指導者あっちが、悪すぎる。

 野党の態度を見てみなさい。この人たちは、最初から、「どうせ、攻めきれない」と、分かっている。正直で真面目だけが取り柄の、女の議員たちを前面に出して、闘いにもならない闘いをやってきた。 民進党のワルの蓮舫(れんほう)と、ブタ野郎の野田佳彦は、出てきもしない。幕引きの根回しばっかりやっているのだ。

 共産党も小池晃(こいけあきら)が、2月24,5日の安倍晋三への追求で、「おうちに帰って、よーく(昭恵夫人と)話してきてください。あした、また続きをやりますから」 と、言ったのが、一番、気が利いていた。
民進党では、玉木雄一郎(たまきゆういちろう)数人だけが、本気だった。

 あとの議員たちは、「どうせ自民党が勝つんだ。安倍政権が倒れるだけで、きれいに元に戻るよ」というシラケた顔をしている。政治の世界は、こんなものだよ。

 ああ、馬鹿らしくなってきた。 みんな、自分の生業(せいぎょう)、職業に、さっさと戻りなさい。こんな、インチキ劇場(テレビ政治劇業)に、いいように騙されているわけにはゆかない。私は、極めて不愉快だ。 

だが、私、副島隆彦の目が黒いうちは、この、現世のワルどもが、ちょっと頭のよくない国民を上手に騙して、いいように扱うのを、勝手にはさせない。  
私が、真実の真実 を書くことだけは出来る。 


デイヴィット・ロックフェラーが死去しました・・・

2017-03-21 10:32:27 | 日記





 先ほど、私に連絡があって、David Rockefeller デイヴィッド・ロックフェラー(101歳)が死去した。以下に載せるNY Times の記事のとおりだ。見出しは、「101歳で死去」 Dies at 101 「ダイズ・アッッ・ハンドレッド・ワン」とだけある。



(転載貼り付け始め)

 Dies at 101

MARCH 20, 2017   The New York Times   By JONATHAN KANDELL

https://www.nytimes.com/2017/03/20/business/david-rockefeller-dead-chase-manhattan-banker.html?_r=1

David Rockefeller, the banker and philanthropist with the fabled family name who controlled Chase Manhattan bank for more than a decade and wielded vast influence around the world even longer as he spread the gospel of American capitalism, died on Monday morning at his home in Pocantico Hills, N.Y. He was 101.

A family spokesman, Fraser P. Seitel, confirmed the death.・・・・

(転載貼り付け終わり)







  私は、ただただ感慨深い。今は多くのことを書かない。

 自分の親分である David Rockefeller を、日本の支配階級(エスタブリッシュメント)の人たちは、隠語で「ダビデ大王」と呼ぶが、私も10年ぐらい前から、そう呼ぶようになった。

 







 

  

 私、「ダビデ大王は、来年、死ぬだろう。そして世界は新しい時代に入る」と書いて来たとおりだ。私の予言(プレディクト)は当たった。 さあ、これからの世界はどうなるか。ロックフェラーとトランプの関係は。安倍政権は、いつまでもつか。世界の金融・経済はどうなるか。 


安倍総理よ、東芝の赤字をインフラ輸出の第一弾とし、トランプに恩を売れ・・・

2017-03-17 11:35:46 | 日記





1.ウェスティングハウスって何?

(質問者)今日は巷の話題になっている、東芝がアメリカで建設している新型原発の赤字の問題について、相田さんに話を聞きます。相田さん、最初に伺いますが、ウェスティングハウスとは、一体どのような会社なのですか。総合電気メーカーの代表のGE(ゼネラル・エレクトリック社)のライバルとか言われる割には、イギリスや日本の会社にホイホイ売られていくみたいですが?

(相田)ウェスティングハウスは、時代によって会社の形態が全く変わっています。設立当初の20世紀始めから1970年代にかけては、アメリカを代表する総合電気メーカーでした。GEのライバルだったのがこの時代です。日本とも縁が深く、三菱重工と三菱電気の両方に技術を教えていたのが、ウェスティングハウスなのです。三菱グループの先生がウェスティングハウスといえます。しかし70年代半ばから収益が低下したため、メーカーから放送メディア業界への移転などを模索するうちに、事業を次々と売却することとなり、80年代半ばに総合企業では無くなってしまいました。今のどこかの会社みたいですね(笑)。同時期にGEではジャック・ウェルチという天才経営者が現れて、業績を飛躍的に伸ばしたのとは対照的です。

今では会社がバラバラになり、ウェスティングハウスという名前の付く、事業の異なる会社が幾つもあるため、区別がややこしいです。東芝が買収したのは原子力技術を開発する会社で、ウェスティングハウス・エレクトリック・カンパニーと言います。私は今までWHと略していましたが、正式な略称はWECだそうです。三菱重工ではW社と呼ぶそうです。ちなみに、軍用(空母)の原子炉の製造とメンテナンスをやるウェスティングハウスは、別会社で、ノースロップ・グラマンの傘下にあるみたいです。東芝のWECは民間原子力専門です。東芝に買われる前は、イギリスの核燃料会社(BNFL)というところが買収していました。

(質問者)そのWECという会社は、具体的にどんな仕事をやっているのですか?

(相田)ホームページで見たところでは、原子炉の開発以外に、原発ので使う様々な部品、ポンプとか安全装置とかの新たな開発や、原子炉を制御するシステムやソフトウエア等、大変手広くやってみたいです。原発以外にも放射線を扱う装置や技術ならば、何でも対応できるようですね。ただし、原発を丸ごと作ったり、たくさんの製品を大量に売りさばくのではなく、ユーザー毎に製品の内容を細かくカスタマイズして、部品は他社から買って組み合わせて売るといった、一品物の商売が主体のように思います。普通の物作りメーカーではないですね。どちらかといえば、コンサル(相談)が主体の、例えばグーグルに近い商売なのではないでしょうか。

(質問者)グーグルですか?ちょっと違う気もするのですが‥‥。いずれにしてもWECって余りパッとした会社でないみたいですが、東芝が何千億円も払って買う価値があったのですか?

(相田)6千億円も出すべきかはわかりませんが、それなりの価値はあったと考えられています。簡単に言えばブランド料です。何じゃそれは、とい思われるかももしれませんが、WECは軽水炉の産みの親(の末裔)であり、原子炉に関する知識とノウハウの蓄積が尋常ではありません。アメリカではPWR(加圧水型軽水炉)の設計仕様や、ASME(アメリカ機械学会)による圧力容器規格等の、軽水炉に関する詳細な技術書類が作成、公開されて、世界中の会社や技術者達が参考にしていますが、これらの基礎となるデータを、実験等で決定したのがウェスティングハウスです。その際の膨大なデータが、非公開のノウハウまで含めて、全てアーカイブとしてWECに引継がれています。その「知識」の価値が非常に高いと考えられています。

(質問者)要するに頭が良いから素晴らしいと?

(相田)単に知識だけではないのです。スリーマイル島原発事故の後、80年代以降ではアメリカの原発の建設はストップしたのですが、WECはその後も新規な技術を組み合わせた改良型の軽水炉の開発を、政府予算の補助等を受けながら地道に継続していたのです。それがAP600というもので、1992年にアメリカの原子力規制委員会(NRC)から型式が承認され、1998年にNRCから最終設計承認(FDA)を取得しました。要するに政府から「図面上はきちんとした軽水炉ができた、安全ですよ」、と認められたということです。WECは更に、電気出力を600メガワットから1000メガワットに増加したAP1000の開発も実施して、2006年にFDAを取得しました。ちょうど東芝がWECを買収した時期ですね。

 このAP1000という原子炉は安全性も高く、軽水炉の弱点だった電源が失われた際のメルトダウンが起きないとWECが主張したので、非常に注目されていました。日本や中国のコピー原子炉でなくて、本家本元のWECの技術者達が、20年の時間を掛けて熟成させた原子炉のため「それは素晴らしいだろう、ぜひ使いたい」、という国や電力会社が大勢現れたのです。


2.AP1000の特徴とは?

(質問者)そのAP1000とは、どのような装置なんですか。

(相田)AP1000というのは、最新型の第3世代プラス型と呼ばれる原発の一つです。第3世代プラス炉とは、さっきも言いましたが、電源が無くなっても福島第1原発のようなメルトダウンが起きない、受動的安全性(静的安全性ともいう)を持っている原子炉です。スリーマイル島原発事故より前に作られた原発が第2世代型で、80年代以降に開発されて作られたのが第3世代型です。日本のABWR(改良型沸騰水炉)とか、韓国で開発されたSystem80+というPWRが第3世代型ですが、これらは電源が落ちてポンプが止まるとメルトダウンしてしまいます。この性質を能動的安全性(動的安全性)と言います。人間がポンプを動かさないと事故が防げません、という意味ですね。第3世代プラス炉になると、ほっといても何事も無く止まります、という話です。

 どうやって受動的安全性を実現するかですが、色々あるみたいですけど、AP1000では建屋の上部に大量の水を溜めておいて、いざ電源が止まっても、バルブが機械的に開いて冷却水が自動的に下に落ちてくるように工夫してるそうです。冷却は72時間は連続するのでその間に炉心を安全状態まで冷やすことが出来る、と言ってます。コロンブスの玉というか、当たり前そうでも、なるほど、と思いますよね。

 ちなみにAP1000と同じ第3世代プラス型の原子炉に、ヨーロッパで開発されたEPR(欧州型加圧水型原子炉)というのがありますよね?こちらも当然ながら、受動的安全性を持っているのですか、EPRの圧力容器の下には穴が開けてあって、炉心が溶けた際の燃料が穴に落ちて安全に閉じ込められるという、コアキャッチャーという構造が作られているのですね。第3世代プラス型とはいえ、EPRではメルトダウンするかもしれないと、想定してる訳です。しかしAP1000にはコアキャッチャーはありません。何があっても絶対に燃料が溶けない、と自信を持っているのです、WECは。何ともすごいですね。元祖の意地でしょうかね。

(質問者)確かに性能は高そうですが、そうすると、作るのもお金がかかるのではないですか?

(相田)それがWECは、従来の原発よりもAP1000は安く作れる、と言っていたのです。根拠をいくつか上げてますが、一つはAP1000はこれまでの原発よりも部品の数が大幅に少ないから材料費が安い、ということです。どれくらいの物量が減らせるかなんですが、東芝が前に発表した資料によると、安全系バルブが50%,、安全系配管が80%、ポンプが30%、ケーブルが80%、建屋体積が45% も、以前よりも減らせるというのです。本当だとすればすごいですよね。にわかに信じられませんが、WECの設計技術をもってすればこれ位出来る、ということなんでしょう。

 そして、もう一つのコストの削減方法は、モジュール構造の採用です。

(質問者)何ですか、それ?

(相田)今まで原発を作る時には、部品を別々に現場に持って行って、現場で組み合わせたり溶接したりしてたのが、AP1000の場合は違うんです。今回は、工場の中である程度の一まとまりの部品を事前に組み立てた物、これをモジュールと言うらしいけど、モジュールにしてから現場まで運ぶみたいです。そして、モジュールをブロック細工を積むように置いてから、ブロックの間だけを現地で溶接したりして、原発にするらしい。私も見た訳じゃ無いから詳しくはわからないけど。

 昔は家を建てる時には、基礎の上に大工さんが柱をたくさん立ててから、柱を繋いで、壁を付けて、とか、何日もかけてやってたよね。でも最近では、基礎をコンクリートで固めた後で、トラックに一つ部屋を大きな箱みたいに載せて、何回か運んで来て、箱を積むだけで1日で家ができちゃったりしたのを、見ないかい?多分、あんな感じで作るんだと思うんだけど。

(質問者)いや?、自分の家はタワマンて訳じゃないけど、都会の大きめのマンションの中なんで、一軒家を建ててる処とか、最近見たこと無いんですよね。でも、相田さんの言いたいことは、何となくわかりますよ。

(相田)‥‥そりゃ良かったね。とにかく、最初に工場の中である程度の部品でモジュールを作ってから、現地に持って行くことが大事みたいだよ。

(質問者)でも、わざわざそんな事する理由とかありますか?工場でも現地でも、組み立てる手間は結局同じでしょう?

(相田)それがさ、今回のAP1000の建設では、2箇所のサイトで2基ずつ、合計で4基の原子炉を並行して作るんだ。そのサイトの場所も割と近いんだよ。そうすると、サイトの中間地点くらいに組立工場を作っておくと‥‥

(質問者)ああ、わかりました。4基の原子炉があるなら、同じモジュールを4個まとめて同時にその工場で作ってしまうんですね。場所も同じで作業員も同じだから、違う現場でいちいち組み立るよりは‥‥

(相田)組立作業の手間は大幅に省けるよね。一度に多くの原子炉を作る時には‥‥

(質問者)モジュール構造の真価が出ますよね。う~ん、頭いいですよね、これ考えた人。これならコストが減りますよね。

(相田)当然モジュールにするには、事前に部品のレイアウトをよく考えておかなくてはならないし、レイアウトにこだわりすぎて、組み立た後で原子炉がちゃんと動かなかったらこれまた大変だから、バランスを考えた高度な原子炉の設計技術が必要だよね。流石は元祖PWRだけの事はある。

 とにかく私が最初に、東芝がまとめたAP1000の解説資料を読んだ時には、凄い、と圧倒された記憶があるよ。今でも下のサイトでパワポの資料が読めるけど、こんな資料を使ったプレゼンは、非の打ち所がない完璧な内容だと思うよ。今までとは次元の違う原発だと誰もが信じるだろう。
www.jsm.or.jp/branch/news/H26/pdf/Westinghouse.pdf

(質問者)確かに、東芝が買収した当時は、選択と集中の勝利、とか、三菱重工が逃した魚は大きかった、とか、東芝を褒める記事をやたらとニュース記事で見かけた記憶が、僕もあります。それが、何でこんなことになっちゃったんでしょうか。

(相田)全くだよな‥‥。


3.AP1000の最重要部品を作った会社とは?

(質問者)ところで、AP1000の部品は何処で作ってるんですか?WECは原子炉は作れないんですよね?全部東芝なんですか?

(相田)部品ごとに違っていて、中心の炉内構造物はWECが担当して作るらしい。WECもある程度の物は作れるし、信頼できる他のメーカーに外注とかするんだろう。それを覆う圧力容器(Pressure Vessel)の製造は、我らが日本製鋼所室蘭工場の担当だ。その外側の原子炉格納容器を作ったのは、石川島播磨重工(IHI)だ。IHIは東芝が原発を作る時の機器製造を、毎回サポートすることで知られているよね。東芝の担当は原子炉本体以外の、蒸気タービンと発電機が今回は主らしい。東芝はPWRの製造経験がないから、最初は見て勉強するんだろうね。

(質問者)東芝とIHIと日本製鋼所ですか。そろって三井系列の会社ですよね。WECの原子炉を作るのに、三井グループが勢ぞろいするとは、何とも皮肉ですよね。その結果が思い切りズッコケるとは‥‥三菱はどう思うでしょうかね?

(相田)悔しさと、ザマーミロが、合わさってるんじゃないか。

(質問者)やっぱりそう思います?それはそうと、PWRといえば、BWRには付いていない蒸気発生器(steam generater, SG)は、どこの会社が作ったのですか?東芝もIHIもBWRの製造経験しかないから、SGは作れないですよね?

(相田)いい質問だ。そのヒントはAP1000の構造を見ればわかるよ。AP1000の構造図にはSGが2個しかないだろう?でもWECが開発したオリジナルのPWRには、SGが4基以上ある筈だ。三菱重工の原子炉がそうだろう?

(質問者)確かにAP1000のSGは2個だけですね、それも普通より大きめのが。そうすると、これはWECの技術ではないと?

(相田)PWR原発のオリジナルはWECだけど、アメリカには他にもPWRを作っていた会社があったよね。一つはバブコック&ウィルコックス、あのスリーマイル島原発を作った会社で有名な。そしてもう一つのPWRのメーカーが‥‥

(質問者)コンバッション・エンジニアリング(CE)です。確か韓国のSystem80+が、CEの技術を元にしてるんですよね。そういえばCE製のSGはWEC製よりも大きいと聞きました。三菱重工がアメリカの原発修理でトラブったのが、作った経験が無いCE製の大型SGの修理をやったせいだ、と記事で見ました。じゃあ、AP1000のSGはCEの技術だと‥‥

(相田)その通り。構造図の端に、CEの技術を活用したと小さく書かれている。色々あってCEもWECに吸収されてしまったんだよね、以前に。AP1000のコストを下げるために、SGを大型化して部品点数を減らしたみたいだ。

(質問者)待って下さい。CEはもうとっくに無くなってますから、そのSGを作れる会社といったら、日本でもアメリカでもなく、もしかして‥‥

(相田)そう、韓国の斗山(ドゥーサン)だ。韓国の三菱重工と言われている重工メーカーだ。SGの素材のパイプ(インコネルというニッケル合金)は住友金属が作ってるけどね。

(質問者)ああ、とうとう韓国までAP1000に加わってるんですよね。確かに三菱重工がいなかったら、あとは韓国しかないですよね。アレバとシーメンスには流石に頼れないし‥‥


4.福島事故のせいで工事が遅れたの?

(質問者)さて、ここからが問題の、建設工事で大赤字が出た理由についてなんですが‥‥

(相田)あちこちニュースで盛り上がってるけど、まだはっきりしない処もある。日本の話を混ぜるとわかりにくいので、取り敢えずアメリカでの出来事だけを、時系列にまとめてみたよ。


 2006 東芝がWECを買収、同年NRCよりAP1000の設計認証(FDA)
 2008 WECがジョージア州ボーグル、サウスカロライナ州VCサマー原発の
    受注(合計4基)、同年、施工においてショーと契約
 2009 ~ 2011 この期間にNRCより設計認証の度重なる変更。WECは対応に追われる。
 2009 8月にNRCよりボーグルの初期サイト許可(Early Site Permit)発行、限定条件での工事に着工
 2011 9月 ショーが東芝にWEの持株20%引取りを要求
 2011 12月 NRCによる最終設計承認
2012 NRCによりボーグル(2月)、VCサマー(3月)原発の建設運転認可(COL、予定より1年遅れ)
2012 7月 CB&Iによりショーは買収
2012 秋 ショーによるWE持株20%の買取オプション、東芝に売却
2012 11月 ボーグル原発の追加費用(9億ドル)に関してWECと電力会社間で訴訟
2013 3月 ボーグル3号機、基礎工事を正式開始、6月格納容器組立開始(14ケ月遅れ)
2015 12月 WECがS&Wを買収、S&Wの建設工事をフルアー社に変更
2016 10月 フルアーより工事の修正見積もりがWECに報告され、7000億円の赤字が表面化


(相田)これを見ると、WECを買収してから08年に4基のAP1000を受注するまでは、平和に進んでみたいだね。雲行きが怪しくなるのは受注の後からで、NRC(米国原子力規制委員会)が、AP1000の設計認証についての修正をWECに要求し始めるんだ。9.11テロ事件をきっかけに、旅客機が衝突しても建屋が壊れないようにしろ、とかの安全性を高める要求が繰り返し来たらしい。別に設計を直すだけならいいけれど、問題はAP1000の設計が完成しないと、受注した原発の正式な工事着工が出来ないことなんだ。COL(Combined Construction and Operating License、建設運転一括許可)というんだけど、新しい原発のを建設して運転してもよろしいです、という許可が、AP1000の設計認証が終わらないともらえないんだ。なぜなら、COLを発行するのも設計認証するのも同じNRCだからなんだ。設計認証が終って最初のCOLが貰えたのが、結局2012年初頭で、予定より1年遅れたらしい。

(質問者)NRCって、日本の原子力規制委員会のモデルになった組織ですよね。福島事故の後に出来た。

(相田) 日本の方は、技術の話はそっちのけで、電力会社や研究機関のアラ探ししてるようにしか思えないけどね。田中委員長が「もんじゅの運営組織として原子力機構はふさわしくない」とか偉そうに言ってたけど、アンタが原研(今の原子力機構の前身の組織)の所長だったくせに、今更何言ってるんだ、と私は呆れたよ。自分が所長だった組織にダメ出ししたりして、昔の自分の管理責任を責めてるだけじゃん、アホかこのオッサン、とか思ったけどね。

(質問者)はいはい、わかりました。田中委員長のあの発言には裏の事情があるみたいですけどね。話がそれたので戻しますが、NRCは06年に一度AP1000の設計認可を出してるんですよね。それで安心したWECが、発電所の建設を受注した後から、いやもう一度設計認証をやり直そう、ってNRCから待ったが掛かったということですね。WECからすると、受注した後から言わなくても、てな感じで、同情の余地もありそうですね。

(相田)仕方ないからWECも言われるまま、粛々と設計を直したみたいだけど、工事が遅れた分は、赤字になって跳ね返って来るんだよね。それでCOLが出た1年後に、正式な工事が始まって基礎のコンクリートを大量に流し込むことになる。ただしこの時点でスケジュールは14ケ月の遅れに広がっている(Wikipediaによる)。2009年の夏から、NRCから安全と許された範囲の工事を少しずつやってたみたいだけど、焼け石に水だったようだ。ようやく正式工事に入れたものの、2015年10月になると完成予定の遅れは、当初予定の3年後まで更に増えていたんだ。

〔完成予定時期の遅れ(2015年10月時点)〕
ボーグル3号 2016(当初予定) → 2019(6月)
ボーグル4号 2017(当初予定) → 2020(6月)
VCサマー2号 2016(当初予定) → 2019(8月)
VCサマー3号 2018(当初予定) → 2020(8月)

(質問者)やればやるほど完成予定日が伸びてゆくんですね‥‥。それと、新聞の記事とかに、福島原発事故の影響でNRCが規制を強化したことが、工事着工が遅れた原因だと、盛んに書いてますが、そうなんですか?

(相田)毎日新聞なんかが、福島事故のせいでAP1000の工事が更に遅れた、とか書いてるので、私もそうかなと考えたんだけど、2011年の11月にNRCは最終設計を承認してるんだよね。震災から2年くらい遅れてたら影響あるかな、と思えるけど、年内に設計認証が出てるということは、福島はあまり関係なかったんじゃないか、という気がするな。詳しくはわからないけど。

(質問者)何でも福島事故のせいにしたがる、いつもの左翼バイアスが働いてるんでしょうかね、マスコミの皆さん方。


5、赤字が膨らむ訳

(質問者)正式工事の開始時点で遅れが14ケ月だったのが、それから2年工事を続けた後で更に3年の遅れになるということは、工事がよっぽど下手だったんでしょうか?

(相田)そう言わざるを得ないだろうな。NRCの認証の遅れよりも工事の不手際の方が、遅れへの影響が大きいんじゃないか。そもそも発電所の建設工事の方は、WECだけではなくて、建設工事の専門会社を別に連れて来て、協力して対応しているんだ。コンソーシアムというんだけど、今回の工事でWECとコンソーシアムを組んだのが、ストーン&ウェブスター(S&W)という会社だ。

(質問者)出ましたね。問題の核心が。

(相田)実はS&Wはショーという建設会社の子会社で、ショーが後ろでS&Wをフォローしながら建設を進める仕組みだった。ショーという会社は東芝がWECを買収した時に、株の20%を一緒に買ったんだよね。知ってると思うけど。WECとS&Wがコンソーシアムを組んで、東芝とショーがそれをバックアップするという体制だった。08年に4基のプラントを受注した時にはね。

(質問者)でもさっきの時系列では、12年にショーは持っているWECの株を東芝に売っちゃったんですよね、ストックオプションとかいう約束で。

(相田)そうなんだ。時系列で見てもわかるけど、どうもショーの対応が腰が引けている感じなんだな。もともとショーの創業は1987で、最初はちっちゃな配管屋だったのが買収を繰り返しながら成長して、2000年に老舗のエンジニアリング会社のS&Wを買収したことで知名度を上げたらしい。S&Wの方が実績は遥かに上だったのが、原発建設が下火になって経営破綻した処を上手くショーが買収したみたいだ。だから、ショーそのものは原発の建設をやった経験は無かったんだよね。

 ブルームバーグの記事によると、NRCの検査官の中にもショーの施工技術に疑いを持つ人がいたらしい。検査官がWECの工場を視察した際に、ショーによる格納容器の据付が悪く、300トンの鋼材が落下しそうになっていたり、溶接が不適切だったのを見つけて、州政府に報告している。そもそも震災があったとはいえ、COLが出る以前の2011年9月に、ショーは持株を東芝に買い取るように要請してるんだよな。当時の東芝の佐々木社長が、この段階でどういうことだ、と激怒したらしけど、怒る気持ちはわかるな。福島事故が起こる前に、自分の会社の技術だと、とても完成までおぼつかないと覚悟してたんじゃないか、ショーは。

(質問者)東芝が組んだ相手が悪すぎたと。他に何ともならなかったんでしょうか?

(相田)東電があんなじゃ無かったら、アドバイスもらったり、東電系列の施工会社の連中を大勢アメリカに連れて行ったりとか、協力が得られたかもしれないけど 、そんな状況じゃないしな。東電と東芝のタッグは強力だから、いざという時の助けになる筈だったのが‥‥東芝には間が悪すぎるとしか、言いようがないな。

それで、色々あったんだろうけど、正式な工事が始まる前の2012年の9月に、今度はショーがシカゴ・ブリッジ&アイアン(CB&I)という、別の大手の建設会社に買収されてしまい、ほぼ同時期に、WECの持株20%を東芝にオプションで売却するんだよね。CB&Iの意向かもしれないけど、今度は全く遠慮がない。工事が始まる前にショーは白旗あげたようなものだよね。

(質問者)この頃には、日本でも東芝の不正経理の問題が騒がれ出しましたよね。東芝も現地の状況まで、きちんと目が行き届かなかったように思えますね。

(相田)こんな感じんで、正式工場が始まった後でも、日本でもアメリカ現地でもゴタゴタしている中で時間が過ぎて、2015年の12月に、WECがS&Wをショーの親会社になったCB&Iから買収する。建設工程の遅れによる赤字を、施工側と電力会社のどちらが被るか、訴訟合戦になりつつあったのを、東芝が嫌がり電力会社側の要望を飲んだ、とか言われているが、詳しい事情は不明だ。コンソーシアムの相手そのものを買収する訳だから、これからは事実上WECだけで原発4基の建設責任を負うことになる。ところがこの時の契約の中に、電力会社側の「固定価格オプション」という「爆弾」があるのをWECが見逃してしまったのが、決定的だったんだな。

 ここでCB&Iという会社とショーとの関係なども、詳しい話が全くわからない。相当に凄いことが隠れていそうだけど、これからの東芝の説明を待つしかない。

 ここから東芝も、現地の作業効率を上げようと、日本から原発建設の経験者達を指導員でアメリカに送ったり、色々やったようだ。だけども、あまりスピードが上がらない。S&W任せだと埒があかないと思ったのか、新たにフルアーという会社に建設担当を替えて、費用を再見積もりさせていたところ、去年の10月にフルアーから出てきた金額が、何と7000億円の追加費用だったという。

(質問者)なんか、俄かには信じられない展開ですよね。東芝がアタフタしてる間に、アメリカ側が密かに作戦を立てながら、罠に堕ちるのを待ち構えていたような感じがします。WEC側にも裏切り者とかいそうですよね、憶測ですけど。

(相田)わからない事が多すぎるけど、何があってもおかしくないと思えるよね。


6.モジュール構造の弱点

(相田)ついでにいうと、施工会社だけではなく、AP1000の設計自体にも工事が遅れる原因があったらしい。それがどうも、ウォール・ストリート・ジャーナルやフィナンシャル・タイムズ等のアメリカの記事によると、モジュール構造のせいらしい。

(質問者)あのコスト削減の切り札になる筈だった、モジュール構造ですか?

(相田)そうだ。どういう事かというと、今回は4基のAP1000を同時に作るため、モジュールを4個まとめて工場で作ることになる。ところが同じモジュール4個が完成した後で、不具合がある事がわかったらしいんだ。そうするとモジュール4個を全部修理する必要が出てくる。修理出来ればまだいいが、部品を溶接でガチガチに付けてたりしたら、修理も効かなくて、モジュール4個を全部作り直す事もあり得るよね。これまでの作り方だと、1個の部品を交換して済む話が、モジュール構造では4倍以上の手間ひまがかかってしまうことが、実際に作り始めてから、ようやくわかったみたいなんだ。

(質問者)確かに、言われてみればその通りですけど、何だか間抜けですよね。

(相田)結局モジュール構造というのはもろ刃の剣で、ある程度製品を作った実績がないと、使ってはいけない技術だったんだね。完全に設計図面と作り方が決まってしまった後なら、ドンドン行けるけど、今回みたいな初物の場合は、想定外の不具合とかも出てくる訳で、逆にコストばかりが増えてしまう。やっぱり、最初から原発4基をまとめて作るのは、無理があったんだ。まずは少々赤字が出ても 、まずは1台だけきちんと作ってみて、技術的な問題を洗い出すべきだったと思う。そうしたら、ショーの技術が使い物にならなくても、ダメージが小さくて済んだ筈だよね。


7.日本はこの失敗を生かせ

(質問者)こうなる前に東芝はどうすれば良かったんでしょうか?

(相田)さっきも言ったように、最初からAP1000を4基も作らずに、まずは受注を1つだけにして、きちんと完成させるべきだったと思う。そしたら赤字の額も単純にいうと1/4で済むから、半導体とか医療機器とかの稼ぎ頭を売却しなくても、東芝は何とかなったんじゃない?建設相手としてショーがヘタレで使えないのも、早めにわかるしさ。それで問題点を色々とあぶりだして、解決策を打った後なら、受注数を増やしても大丈夫だよね。極めてハッピーな結末だよ。

 でも、最初に6000億円でWECを買収してしまい、数千億円の「のれん」を背負っちゃった。なので、初っぱなから華々しく受注を増やさないと、「のれん」を損失として計上しなければならなくなる。それを東芝は怖れたんだろう。ただし技術的な方法としては邪道だったということだよね。技術は正直だよ。

(質問者)今回の事件の全体について、相田さんはどう思います?

(相田)まだわからない事が多いんだけど、経済事件としては、21世紀前半の歴史に残る出来事だと思える。東芝が倒産すると決まった訳ではないけど、以前の山一証券や長銀の倒産の時よりも、展開があまりにもドラマチック過ぎるよね。

 でもこうなるのは、当たり前といえばそれまでだよな。新型の原発を試作機も作らずに、いきなり実機に持って行けば、トラブルが色々起きるのは、当然想定すべきだよ。だから、今回の失敗は実に貴重な、有益な経験とデータが取れたと、前向きに考えるべきだと思うよ、つらいけどさ。

(質問者)でも、東芝の普通の社員の人達は、とてもそんな風には達観できないんじゃないですか?結局のところは、東芝がアメリカにいいようにやられて、金を奪われた、という事で終わるんでしょうか?

(相田)事実としては そうだけど、見方を換えれば、日本のお金を使って最新型の原発4基をアメリカにプレゼントした、とも言えるよね。安倍総理がこの間トランプとゴルフをしながら約束したみたいだけど、アメリカのインフラ事業に日本は全面的に協力するんだろ?そのお金を、貴重な日本の年金資金を使う前に、東芝のお金で前払いしましたよ、と言う訳さ。現地の建設業者達も色々経験させたし、次はもう少し上手くやれますよ、とか付け加えてもいいだろ?

 東芝の赤字だろうが何だろうが、日本の金をアメリカのインフラ建設に使ったのは事実さ。これから安倍がトランプと交渉する時の、貴重なカードの一つにはなるよね。交渉の仕方にもよるけど。

 その意味では、東芝と日本政府は4基のAP1000を責任を持って、きちんと完成させるべきだと思う。今更WECを破産申請するべきだ、との意見も出てるみたいだけど、そしたらアメリカの電力会社が、待ってましたと契約不履行で裁判を起こして、大金を巻き上げられて終わりだよ。今更契約を覆すのは不可能だし、原発も作りかけのままでほったらかしで、怨みだけが残されて最悪だ。

 半導体とかその他のまだまだ使える技術や人材は、会社の名前が変わってもまだまだやれる、と前向きに考えるべきだ。それしかない。

 次に総理がアメリカに行くときは、世耕経済産業大臣と、名前は知らないけど外務大臣と3 人連れて、向こうはトランプとイヴァンカとその旦那の3人が出て来て、みんなで今度はカジノで遊びながら、東芝を差し出すから頼むよ、とか、安倍が念押しして来ればいいんじゃないか?掛ける金は公費はマズイから、自分持ちで百万円までとかさ?

(質問者)オチがそれですか‥‥‥


菅野完(すがのまもる)が国税庁長官 迫田英典(さこだひでのり)に大手をかけた・・・

2017-03-16 13:32:23 | 日記





私が、ここに貼った、1ページの画像の中の写真の人物が何者か、は、あとの方で説明します。あっと驚く、事態です。今や、国税庁のトップ が、森友=籠池 事件 =安倍晋三 と深く関わっているのだから。国税庁 (何と、霞ヶ関の財務省ビルの5階に入っている)にまで、犯罪捜査が向かっているのだ。 

 この、経営者と自営業者たちが、頭を痛める税務申告(のうぜいしんこく)の時期に、何をか況(いわ)んや! だ。全く、国税庁よ、お前たち自身が、犯罪者の巣窟なのか!

 私、から、“徴税テロ”を実行している タックス・テロリスト Tax terrorist だと、言われるはずだ。



 森友(もりとも)学園事件は、いよいよ安倍政権(安倍内閣)の、倒壊、崩壊へとつながりつつある。安倍晋三を本丸(ほんまる)とする、 日本会議=勝共連合=統一教会の日本のネットワークへの、大きな打撃となりつつある。

それでも、大新聞の政治部は、自分たちが、安倍晋三とベタベタ為すぎて、官房機密費(領収証なし)を貰って、汚れまくっているものだから、安倍晋三を、支えている今も正面から記事にしない。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00352502.html

こいつらは、まだ安倍政権は、「一強」の強力な政権であって、ちょっとぐらいの、対艦ミサイルや、魚雷を浴びたぐらいでは、大破、沈没することはない、と高をくくっている。
それも、どんどん怪しくなってきた。 メディアと 警察 を首相の睨(にら)みの力で、押さえることが出来ているから、こんな、高波警報ぐらいでは、持ち堪(もちこ)えてみせる、大丈夫だ、という感じだ。 そうはゆくものか。

うまい具合に、絶妙なタイミングで、3月6日に、また、日本海に北朝鮮の4発のミサイルが打ち込まれた。「これで安倍政権は安泰だ。森友問題は終わったな」と、安倍派のシンパの言論人たちは考えているようだ。「これで、国民は、安倍政権の強い政治指導力で、自分たちを守ってほしいと、思う。だから安倍政権はさらに長期政権だ」 と、バカなことを言っている。彼らも、相当に、Moonies ムーニー=統一教会の ばい菌が、脳に入っている。テレビ、新聞、雑誌の記者たちまでも、すっかり汚染されている。このことが、日本国の重大な危機である。

このあとも、この勢力は、鉄壁(てっぺき)の防御陣(ぼうぎょじん)で、空母・安倍を中心とする機動部隊(タスク・フォース、連合艦隊)を守り抜くつもりのようだ。ずるずる、このあと、出来れば9月まで、安倍晋三と、おかしな奇妙な宗教団体の話が、国民の間で、ぐずぐずと話されつつけることが、却(かえ)って、よい国民教育になる。だから、私は、
すぐに、この「安倍一強」が崩れない方がいいと、思っている。

 事態は、昨日、3月15日、また、新しい段階に突入した。 ここでは、「ドアホ理事長」(名古屋なら、タワケ理事長)と呼ばれている、籠池泰典(かごいけやすのり)と、「豪快な大阪のオバハン」(諄子、じょんこ)夫妻、そして家族が、団結して、ついに、自分たちを守るための、大きな反撃に出た。

これに、ヤフー・ニューズの赤澤竜哉(あかざわりゅうや)氏と、我らが菅野完(すがのまもる)氏が、独立ジャーナリスト (腐った、組織ジャーナリストではない)の立場から、「より大きな真実を追及する」の立場から、籠池一家と信頼を築いて、家の中にまで入り込んで、仲良く鍋をつつきながら、籠池一家の言い分を、よくよく聞いて、それを、メディア向けの 情報記事として、公表する、という素晴らしい仕事をし始めた。

どうも、テレビ各局は、大きなシナリオ(筋書き)として、「ケッタイナ籠池一家が、起こした、国有地詐取事件として」そろそろ、幕引きをして、「お茶の間の関心も薄れただろうから」と、大きな観点からは、安倍政権の延命を助ける、という動きに出ていた。それが、赤澤・菅野の独立ジャーナリストの 「大きな真実を国民に伝える」というジャーナリストの本来の使命感で、突出した。 そして、籠池一家としては、このテレビ・新聞どもが、公然たるメディア・スクラム で作り上げ、でっちあげの虚構の、「おかしな一家」への「仕上げ」を 許さない、という態度に出た。

この様子が、昨日の 午後2時半からの、東京の 西麻布の、菅野氏の鉄筋アパート前での、
各社詰めかけの、合同取材(囲み)の場での、菅野(すがの)氏の見事(みごと)な受け答えと、戦略が、公然と、メディア(大テレビ局各社)に42分間にわたって、放映された。

それが、冒頭にも載せた、以下の FNN(フジテレビ)の放送のネットでの映像だ。
これを見て下さい。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00352502.html

この菅野完(すがのまもる)の、テレビ各社インタビューでは、菅野が、まるで、籠池の代理、代わりとして、話している。籠池一家が出てきて、報道陣の前で、おかしな行動を取って、奇矯な言動に出て、それを笑いものにすることを、狙っていた報道各社は、これで、その「安倍まもり」の作戦を、菅野にみごとに打ち破られた。菅野は、最後は、「籠池さんは、自分が、この件で関係した現職の閣僚の名前も公表しますよ」と言った。それで、今日(16日)から新たに大騒ぎなのだ。それでも、大新聞は、報道を封殺した。警察もまだ動かない。 

菅野完は、「このふたりを、なんで、あなたたち(メディア、マスコミ)は、取材しないのか。このふたりが、小学校の設置認可を承認して、国有地の払い下げの承認をした(ハンコをついた)、公人で、公務員で、責任者だ。このふたりへの独占インタヴューをしてきたテレビ局、新聞社とは、籠池さんは、独占インタヴューに応じる、と、いわはっています」と言った。 それは、迫田英典(さこだひでのり)財務省理財(りざい)局長(当時)と、松井一郎大阪府知事である。 迫田は、なんと、現在は、国税庁長官である。日本の税金官僚のトップだ。2015年9月3日に、安倍首相に官邸に報告しに行っている。そして、翌日、4日、安倍は、他の国会の仕事をほったらかして、大阪に行き、読売テレビ(東京では日テレ)の「ミヤネ屋」の番組に出て、そのあと、「かき(牡蠣)鉄」というお店(公明党の幹部で、国交大臣だった、の長男が経営者。りそな銀行の支店長をしていた。ここから、籠池は、その後、21億円の融資を、その払い下げ国有地・学校を担保に受けたようだ)で、
近畿財務局(財務省の。出先)の美並(みなみ)・・・局長 と、 大阪航空局(国交省の出先。旧伊丹空港の騒音対策の補償と、騒音地の買い上げ)の担当者と、会っている。
「籠池氏の件をよろしく頼む」と安倍が首相権限で、この役人たちに言うのが仕事だ。
このあと、安倍は、急いで夕刻には東京に戻っている。

だから、籠池に、ここで、14億円の国有地と、校舎の建築費7.5億円で、合計21億円を、“タダで、上手に、やってあげる”件の、スキーム(お膳立て。書類上の仕掛け。汚染土壌だ、とか、産業廃棄物が埋まっている、とかで、8・3億円の値引き、とか、6億円の援助金=補助金を出す、とかの、手続き作り)を、作ったのだ。

どうやら、おそらく、安倍晋三たちは、公表15億円となっている、小学校の校舎の建築費と、実際の7.5億円との、差額の 7.5億円を、ワイロ(贈収賄=ぞうしゅうわい=罪を構成する)のカネとして、皆で、ひとり一億円ずつ、分け合ったのだろう。この証拠が出たら、安倍晋三たちは、「首相を辞任します。議員も辞めます」では済まない。政治家を辞めても逃げ切れない。有罪判決を受けて牢屋(刑務所)に入らなければいけない。

だから菅野が、「(安倍晋三の内閣が吹き飛ぶよりも)内閣が2つぐらい吹き飛ぶような内容だ」と言った。 

こういう国有地の払い下げでの、汚職(疑獄。ぎごく)は、数百件どころか、数千件も行われてきた。今回、こういう「面倒を見てくれ。よろしく頼む」の一件で、土建屋(建設会社)の幹部たちを含めて、みんな、国民の「上の方の者たち」は、知っている。それが、ナマの泥臭い、本当の政治だ。自民党政治だ。「政治というものは、こういうものだ」と、知っている。人生経験がある程度ある者なら、このことを、うっすらと気づいている。

だから、私、は現実の政治というのは、このように、「だいたい40億円ぐらいの資金を、猫糞(ネコババ)しあうのが、ナマの政治というものだ」と教えておきます。 このほかに、許認可事業とか、景気対策での地方への資金の配分とかで、政治家と官僚たちが、自分の子分の、それぞれの経営者・資産家たちに、その資金を分け合うのだ、と知るべきだ。「私も、出来たら、そういう仲間に入りたい」と一般大衆は、思うだろう。だけど、どうせ、入れてもらえない。だから、ごまめの歯ぎしりとか、貧乏人のひがみ根性と言われて、お仕舞い、にされる。

福島の原発事故のあと、福島の親分衆(商工会とか農協の幹部たち)には、一人頭、2億、3億円のお金が、降りている。こいつらは外車ディーラー屋がたくさん出来て、「復興事業」に集(たか)っている連中と、外車を買って乗り回している。 除染事業という、あの、無意味極まりない、漫才を通り越す、数千億円の無駄使いを現地で見つめているだけで、げんなりする。 福島の貧乏人=一般大衆には、何もおりない。ひとり見舞金50万円ぐらいだ。 それ以外に、500万円とか、5千万円とか、苦情を言って、東電の窓口に、ゴネにいった者たちには、はした金が下りただろう。

こういう真実を無視して、「放射能、コワイ、コワイ」のバカなことばっかり言っているな! そのオマエの、幼稚な脳(まるで、小学生並み)が、問題なのだ。特に、知能の足りない、恐怖心ばっかりが先に立つ、生来知能が低い「放射脳、コワイ、コワイ」のバカ女たちが問題なのだ。権力者の思う通りに動かされて(「北朝鮮のミサイルがコワイ、コワイ」もそうだ)、国民の側がいつも屈服させられる。私は、いつも、いつもこういうことで不愉快だ。

安倍晋三たち、日本会議=勝共連合=統一教会 Moonies =幸福の科学 、カルト・オブ・ヤスクニ の狂った宗教勢力の、ばい菌、害毒、恐ろしい毒蛇たちを、人類は、駆除しなければいけないのだ。そのために、プーチン(ロシア)と、習近平(中国)と、トランプ(アメリカ)の、3巨頭の団結がある。私、の理論の飛躍が、スゴすぎて、とても理解できない、ついて行けない、という人たちが、多いようだ。それならそれでいい。どうせ時間が経(た)てば、あまり頭の良くない人間たちでも、生来の真面目ささえあれば、そのうち分かるようになるだろう。

安倍首相の名前も もうすぐ出て来るだろう。あちこち、ぐるぐる回って(籠池は貧乏だから元々持っていない)、自分たちで国のカネを、錬金術(れんきんじゅつ。アルケミストリー)でひねり出した、そのカネを、一億円ずつ、山分けして、迫田英典から、受け取ってことまでバレるだろう。 

私が、一番、始めに載せた 画像写真の、男が、迫田英典だ。この男は、何と、2015年3月の「籠池(森友)への 20億円の国有地の払い下げ錬金術」を実行した直後(ちょくご)に、理財局長から、国税庁長官に出世した。

おい、国税庁!  この迫田の顔写真は、今では、もう、ネット上にはない。すべて、新聞記事からも消されている。だから、この顔写真は、菅野完(すがのまもる)が、
上記の FNNその他の、動画での画面以外では、公表されていないものだ。みんな、指名手配書(WANTED! )の顔写真のようなこの顔を、よーく見なさい。

こいつが、じりじり、ぐずぐずとであれ、国会に証人喚問(しょうにんかんもん)されなければ済まないのだ。だが、その時は、安倍政権は倒れているだろうから、財務省としては自分たちの幹部のひとりを組織をあげて庇(かば)い続けるだろう。逃げ切れるかな?

このワイロ男の よごれ官僚が、“徴税テロ”を実行している、日本の税金官僚=タックス・テロリストの頭目なのだから、国税庁よ、ホントに元気が出ないだろ。それで、、今の自営業者と経営者たちが、晋三がドキドキして、頭を痛めている、まさしく 納税申告(しんこく)の、この時期に、本当に、深刻(しんこく)な話だな。

安倍晋三 と 迫田英典 よ、汝(なんじ)の時は数えられたり、だ。

このほかに、客観的な事実関係を知りたい人は、以下の「リテラ」誌のサイトで記事を読んでください。
http://lite-ra.com/2017/03/post-2995.html


ドナルド・トランプというポピュリスト運動(半官僚の民衆叛乱)から出てきた、希代の大統領が何をやるか・・・

2017-03-03 15:52:09 | 日記





ドナルド・トランプというポピュリスト運動(反官僚の民衆叛乱)から出てきた、希代の大統領が何をやるか、やらかすか。心配で仕方が無い人たちが、今も日本にもたくさんいる。自分たちには理解できない種類の人間だからだ。これまでの自分の経験と知識では、とても対応できない野獣のような人間だ。 

 私、だけが、日本では自信をもって、「この金髪ゴリラは、こういう男であり、こういう信念(人生観)で動く。だから、これから、こういうことをする」とはっきりと説明できる。

「ど穢(ぎたな)いまでの、トランプ・マジック(魔術)で 世界経済は、おそらくこのあと少しは良くなる。「インチキ、秘密のアッコちゃん経済政策 の、秘密の株つり上げ」を、NYの自分のお仲間の、どきたない大物経営者、博奕うち、企業乗っ取り屋たちが談合して、トランプ当選の前から、さっさと秘密で(笑い)実行した。これで、爆上(ばくあ)げで330兆円(3兆ドル)儲かった。と、トランプ自身が、自慢げに、3月1日の演説でしゃべった。 世界中の投資家たちにとっては、儲かったから良いことだ。素直に喜ぶべきことだ。

「トランプのやることは、不可解だ。信用ならない。あいつは危険な人間だ」などと、言っている者たちは、負け組だ。人の足を引っ張ることしか知らない負け犬だ。このほか、あれこれ、たくさん私は話すことが山ほどはある。

 この特異な人物であり、本当に先見(せんけん)の能力のある極悪人の、金髪ゴリラだからこそ、いろいろ世界の、一番上の、裏のことも全部分かるのだ。しかもこいつが、米大統領という公式権力( こん棒、腕力、破壊力)まで手に入れてしまった。世界は完全に、この男に、振り回されている。

 これから先の予想が付かない。だからコワイ。従来の支配者たち( establishment 、エシタブリッシュメント) は、今も、「トランプを殺したい。早く暗殺してくれ 」と思っている。日本でも、だ。だから専門家、有識者、インテリどもが、偉そうな金融分析、経済評論文を書けなくなって、みんな困り果てている。それでトランプの悪口と、悲観的な予測ばっかりが溢(あふ)れている。「トランプさんって、大丈夫なの」と、一般国民も心配している。それよりも、自分の心配をした方がいいのではないか。

 私、は、世界の政治勢力としては、トランプ支持でトランプ派だ。だから、トランプたち、とんでもない博奕うちで、大物汚れ実業家たちだから、だからこそ、 トランプが、大戦争( ラージ・ウォー、WW3、第三次世界大戦)をしないで、世界民衆のために、なんとか世界を維持するのなら、それに賛成する、という立場だ。 

「アメリカは、もうカネがない。外国を助ける余裕はないんだ。大借金だらけで首が回らない。だから、諸外国は自分のことは自分でやってくれ。オレは、アメリカ国内の立て直しで手一杯だ。自国内の問題に対応することで、精一杯だ(これが、アイソレーショニズム。=国内問題優先主義。外国になるべく関わりたくない) 」が、トランプの本心の、一番重要で、すべての出発点だ。 アメリカ・ファースト! とは、「アメリカ国民のことが一番大事(ファースト)。外国のことは、セカンド」という意味だ。みんな、そろそろ分かりなさい。

3月1日の演説でも、「私は世界の代表ではない。私はアメリカ合衆国の代表だ」と、トランプは言った。

 それに対して、従来のままの延長で、「まだまだ、お札と国債を刷り続けるべきだ。この緩和マネーで、国家帳簿の帳尻を合わせるしかないんだ」と、ヘリコプター・マネー(ヘリマネ)派の 、従来の インタゲ(インフレ目標値政策)論者どもは、言っている。

それを、最近は、クリストファー・シムズというノーベル賞学者が言い出している。

 それを、アデア・ターナーという英国の金融官僚が援護射撃して、これを、極(ごく)悪人のジョージ・ソロスが、吹聴して回っている。1月6日に、来日して、安倍晋三に、ソロスが、ターナーを連れて来て、「ヘリマネ(じゃぶじゃぶマネー)をもっとやれ」とご進講に来た。これに、浜田宏一(はまだこういち)も、「毒を食らわば皿(さら)まで」で、さっさと追随したそうだ。この者たちは、すべて、ヒラリー派だ。

 このシカゴ大学系の マネタリスト( その中の一派が、合理的期待形成仮説派=合理的な経済の予測は出来る派)の、極(ごく)悪人の「主流派」経済学者たちは、まだまだ、じゃぶじゃぶマネーをやって、行くところまで、行く気だ。その果てに何があるのか。この「 前人未踏の (イスカンダル星を目指す) 宇宙戦艦ヤマトの 波動砲(はどうほう)の人たち」は、あーあーあーで、・・・・あるいはやっぱり大戦争 かな。こいつらは、フェイク・マネー(ニセのお金)だ。人類を大きくだます者たちだ。

 それに較べれば、トランプたち、どぎたない大物実業家たちが、世界首都(ニューヨーク)で連合して談合でやっている、インチキくさい経済活動の方が、ずっと、リアル・マネー(本物のお金)を、動かしている。さあ、どっちが勝つのか、だ。は、これから先の 世界の金融と経済の動きを、大きく読み破ったぞ。