この、おかしな国、日本!どうやって生きていくのが楽しいか?

あ~あ~こんな国に生まれちゃったよ・・・・

6.12米朝会談の真実・・・日本だけが敗北した・・・

2018-06-14 08:58:51 | 日記



 昨日の 米朝(トランプ、金正恩)の「歴史的」会談 に ついて、私が、最新で考えたことを書く。 ポイントフォームで書いて行く。

その前に、サマリー(梗概、あらまし)を書く。
 
「 アメリカ(トランプ)は、北朝鮮の核保有を、事実上認めた。このことは決定的である。自分たちのアメリカまでICBM(1万キロ飛ぶ)が届かないようにしさえすればいい。 他の国のことは知ったことではない。 

 中国とロシアもこの、新らしい現実 を認めた。ということは、国連安保理(あんぽり)の これまでの、北朝鮮制裁決議としての、北朝鮮への経済封鎖は、壊れた、消滅した、ということだ。 

 北朝鮮は今のまま韓国と一体化する。すなわち民族統一してゆく。敗北したのは、日本だ。 日本だけが真の敗北者だ。愚劣極まりない金正恩が、今後も、今のまま、のさばる東アジアの現状の中で、日本人は不愉快なまま生きてゆくことになる。

 今、すべての日本人の 有識者(専門家)が重苦しく 深刻に考え込んでいる。日本は大敗北した。真に憂えるべき事態の出現である。6.12会談は、日本にとって最悪のものだった。 

サマリー(梗概)終わり。

1.トランプ大統領は、 北朝鮮の 核保有(核武装)を、認めた。このことは決定的である。 トランプが、昨日、やったことは、確信犯的である。
北朝鮮の 「完全な非核化 complete denuclearization コンプリート・ディ-ニュークレアライゼイション」は、もう、ない。 北朝鮮は、これから先、今の金正恩体制のまま、 世界に向かって、堂々と公然と核保有国として振る舞う。 

 アメリカは、これを認めた。 これは決定的なことである。 トランプは、金正恩に、大きく譲歩した、などというものではない。 トランプは、金正恩にまんまと騙されたのである。

2.トランプの大きな敗北である。トランプ自身のガタガタと動揺して、疲れ切って、衰えた言動に、このことが如実に表れていた。 トランプは、すなわちアメリカは歴史的に敗北したのだ。

1989年のベルリンの壁崩壊(30年が経つ)以来の、ソビエト共産主義の崩壊に、続く、新しい、アメリカ帝国の政界支配の崩壊が、始まった。 「6.12シンガポール会談」は、その引き金を引いた。

 アメリカ帝国は、北朝鮮の核(かく)問題ひとつあえ、自分の力で、強力に上から押さえ込んで、解決することが出来なかった。ということは、とてもではないが、中国には、もう勝てない。アメリカは、東アジア全域から、撤退(ウイズドロー)して行く。

3.私たち日本人は、これから先、北朝鮮の 残虐な独裁体制の、強制収容所の国を承認せざるを得なくなったことで、愚劣で歪んだ、東アジア(極東)の現実を生きて行かなければ済まない。日本が、今度の「米朝 6.12合意書(共同声明)」の一番の、最大の敗北者である。最悪の事態だ。

 日本は、北朝鮮の「形だけの非核化」のためのカネだけ、出さされる。おそらく数兆円のカネを、出すことを、安倍晋三は、6月8日?にワシントンに呼びつけられた時に、約束させられた。

 安倍「トランプ大統領。北朝鮮に軍事行動を取る(爆撃する)と、何度も、私に、約束してくれましたよね?」 トランプ “ Did I say so ? “ 「オレは、そんな約束をしたかなあ? 言っていないぞ」 安部は、真っ青になった。 このあと、安部は、北朝鮮の非核化の費用を、韓国と分け合って負担する、というトランプの要求を、飲まされた。 その金額は、数兆円だろう。 菅(すが)官房長官が、今日、事実を認めて少しだけ発表したらしい。

4.韓国(人)は、この6.12会談を、互いに抱き合って喜んでいる。これで自分たちは、北朝鮮の同胞と一体化できて、やがて民族統一(まず、連邦制、コンフェデレイションへ)して、「世界の一等国になる」と思い上がっている。北朝鮮と合体することで、実質的に韓国も核保有国となった。日本は、韓国よりも「下(した)」の国になる。

 日本は、すでに、20年前に、経済大国(エコノミック・スーパーパウア)= 世界の5大国にひとつ から転落していたが、今回、北朝鮮・韓国が、軍事力で、2等国になった、日本は、その後塵を拝する3等国に転落した。

5.トランプは、6.12会談のあとの、午後5時からの記者会見で、「ロケット・エンジンの燃焼(ねんしょう)実験を、北朝鮮は、やめる、と言ったぞ。それは合意書に署名したあと、だったけどな 」と言った。

 このことは、1万キロ飛んでアメリカ本土にまで届くICBMは、保有しない。破壊する。あるいは、アメリカに引き渡す、ということだ。ということは、1千キロぐらいまで飛ぶ短距離弾頭(「ノドン」ミサイル)と。5千キロまで飛ぶIRBM(アイ・アールビー・エム)=中距離弾道ミサイルの 核兵器 は、今のまま、北朝鮮によって公然と保有される、ということだ。これでアメリカ(トランプ)は、満足した。 

「我々(すなわち、アメリカ国民)は、これでぐっすり眠れる」と、シンガポールからの帰りの飛行機の中から、トランプは、 twitter ツウィッターした。
トランプは、もうアメリカ国民のことしか、考えていない。 これを、アイソレイショニズム isolationism 「アメリカ国内問題優先(ゆうせん)主義」という。

 トランプが、「私(たち)は、25時間、寝ないで協議した」と、いかにも眠そうに、記者会見で言った。その中心的な内容は、このICBMを廃棄する、しないの、問題だったのだ。

 トランプにしてみれば、自分にまで届くICBMさえ廃棄して、くれれば、アメリカとしては、それ以上のことは望まない。 あとの短・中距離の核ミサイルについては、勝手にやってくれ。アメリカは、それらの破壊、取り上げ、廃棄、査察までは「形の上だけしか」求めない、ということだ。 

 これらの短・中距離ミサイルは、日本に届く。日本は、いざと言う時には、北朝鮮から狙われる。あるいは、脅される。 この事態は、深刻である。

6. 現在、世界中の メディアと新聞記者たちが、 「トランプは、金正恩に、譲歩しすぎた」と、一斉に書いている。 そして、「6.12合意書」への最大の批判は、「CVID(シー・ヴイ・アイ・ディ。すなわち、完全で、検証可能で、不可逆的な、核兵器の廃棄、破壊)の文言(もんごん)が、合意書に書かれなかった事実だ。 

 それと、非核化の廃棄の、検証(テスィフィケイション)作業のことも、「具体的なことは何も合意書に記載(決定)されていない」と、批判の嵐が、世界中で巻き起こっている。

 「具体性が何もない。具体的に何も決まっていない。これまでの北朝鮮との交渉(駆け引き)と同じだ。それよりもさらに悪くなっている」と 非難されている。 それらの論評、新聞記事が、どんどん書かれている。

 ついには、「真の勝者は、中国である」という評論文が、12日のワシントンポスト紙に載った。 

7.それと、 「いつまでに 非核化するのか、の期限(タイムリミット)が、全く、何も書かれていない」という点も、ものすごく重要である。重要な契約では、「当事者名と、日付と、金額の授受の明示と、それがいつ実行されるのか」が、書かれていない契約書は、無効である。

 トランプは、長年のビジネスマンとして契約・交渉をしてきたのに、この基本を、わざと今回、無視した。大きな欠陥を、後世に残した。致命的な誤り、失態、間違い と言うべきでである。 トランプは、このことを自覚していて、内心忸怩(じくじ)たるものがある。ふてぶてしい感じで、「アメリカとしては、これでいいんだ」と、居直った。 

6.12会談は、アメリカ帝国の衰退への、大きな歴史的な動きの始まりの合図となった。

 アメリカは、小国である、北朝鮮の核、ひとつ解決出来ない国となった。ということは、台頭する巨大中国との対決など、出来ない。

 世界中にこの力、すなわち、アメリカの衰退する力 は、伝播(でんぱ)してゆく。 それは、ただちに、イラン「核」問題に波及する。 アメリカは、形だ、イスラエルを徹底、擁護して、イランが すでに秘密裏に保つ 核兵器 を、これで、事実上、認めてしまう。

 ということは、アメリカは、イスラエルを守る、ということも出来なくなった。したくないのだ。ヨーロッパ諸国も、難民問題で、自分のことで、精一杯だ。「難民が入ってくるにのは、もう、これ以上我慢できない」だ。

 日本が、突如、置かれた立場は、中東(ミドルイースト)のイスラエルとそっくりである。6.12会談の、真の敗北者は、だから、日本とイスラエルである。

 在韓米軍(2万3千人)の 撤退がこれで決まった。それでも、まず、2万3千の米兵のうちの、半分の1万人の陸軍部隊だけを撤退させる。これは、マッカーサー将軍が率いていた、朝鮮戦争の時の「第5軍」である。 残りの、空軍基地2つと、釜山(プサン)の海軍基地だけは、しばらく残す。が、これも撤退し行く。

在日米軍の縮小、撤退の動きも、次第に出てくる。

 トランプは、記者会見で、アメリカの本音を、はっきりしゃべった。「米兵たちは、アメリカに帰れることを喜んでいる」と。 アメリカ人は、もう、、国に帰りたいのだ。

「誰が、好き好んで、外国を守るために軍人、兵士として、いつまでも駐留するものか」 これが、アメリカ国民の本音である。 外国のために、戦争なんかしたくない、という、アメリカ人の本音が、、突如、表面化した。このことに、私、驚いている。

「アメリカは、さあ、もう、国に帰ろう」 “ We go back home ! “ 「ウイ・ゴウ・バックホウム !」 の、 パット・ブキャナンの アイソレイショニズムが、ここで復活した。

「外国のことなんか、知ったことか。勝手にやるがいい」「アメリカは、もう、世界の警察官(ワールド・ポリス、 グローバル・コップ)は、やめたのだ。さあ、帰ろ、帰ろ」だ。 トランプの商売人(経営者)の、堅い決意の、標語では、「カネが掛かって仕方がない」 だ。
 
7.トランプは、記者のひとり から、「なぜ、軍事的な圧力を、北朝鮮に掛けながらする、強い交渉をしなかったのか」と尋ねられて、「ソウルには、2700万人の人が住んでいる。いや、もっと3,4千万人いる (ソウルの人口は、実際は9百40万人。韓国全体は5千2百万人の人口 )。

 ソウルは、38度線の国境のすぐ南だ。この人たちの生命が危険に晒(さら)されることを考えると、軍事的な対応は考えられない」「自分(トランプ)は、このことを心痛している」という、感じの返事をした。 今頃、何を言い出すのか、という白けきった感じが、記者会見場に広がった。

8.あまつさえ、トランプは、68年前の、朝鮮戦争 の ことを、中心にして話し出した。「6千人の 戦争での死者 の遺骨(リメインズ。 POW/ MIO 捕虜および交戦中の行方不明者、そうやって死んだ者たち )、の 遺族からの手紙をたくさんもらった」と言い出した。

 アメリカ国民にとっての、関心事は、朝鮮戦争の思い出(1950-51。米兵3万4千人が死んだ。中国兵は、17万人死んだ。韓国兵、北朝鮮兵の死者は、その数倍だろう)だ。 トランプの頭の中には、過去の亡霊があった。 今の東アジア情勢などは、このノスタルジーに較べたら、背景に引っ込む。政治家がこうなったときは、現実への対応力を失う。

 だから、金正恩の 粘り勝ちで、絶対に、言うことを聞かなかった、北朝鮮の幹部たちの勝ちだ。アメリカの負けだ。 アメリカ帝国の衰退への道筋がこれではっきりした。ただし、日本は、その道連れにされて、たくさんの犠牲と、費用を、これから出さされる。

9.トランプは、記者会見で、自分を故意に奮(ふる)い立たせるために、「あの、北朝鮮の ミサイルを発射している海辺は、いいリゾート地になるぞ。私は、そういうことはもの凄くよく分かるんだ。これからは、北朝鮮を経済支援するんだ 」と、不動産開発業者の習性を丸出しにして、嬉しそうに言った。  

「 CVID については、真剣に話し合った。が、・・・もう、時間が無かった」だと。ここが、真に傑作だ。

 そして、「キムジョンウンは、確かに独裁者だが、すばらしい若者だ。27歳という、あの歳で(実際は、34歳。トランプは、数字をしっかりと言えないぐらいに、頭が、混乱して、耄碌(もうろく)を開始している)、彼は、 very smart 「ヴェリー・スマート」 ものすごく頭が良い。よい指導者だ 。これから、何度でも合う 」 ” I ( ‘ll ) meet him many times .” と、何度も、キムジョンウンを 褒めた。

10.「日本の安倍首相の強い希望である、拉致(らち。誘拐 アブダクション)の問題も、議題に提起した・・・・合意書には、載せなかったが」と言った。 

 これで、事実上は、全く議題になっていないことが、分かった。 これで、日本の保守派の怒りと失望を、トランプは買った。 安倍首相は、同日、5時50分頃の、官邸の記者会見で、「トランプ大統領が、拉致問題を提起してくださって、感謝している」と言った。 

11. トランプは、「会談は、大成功。すばらしい話し合いだった。 歴史に残る会談だ」と、盛んに自画自賛した。が、世界は、そのように受け止めなかった。「会談は、成功」と書いた新聞はなかった。 ただし、「会談の(結果)を、世界中が 歓迎。 北朝鮮が完全な非核化を確約した。新しい米朝関係の始まり」 と書いた。

 私、は、トランプは、てっきり、始めからの計略で、金正恩を、出来上がる合意書で、縛って、もし、それらの一部でも、約束違反をしたら、それを口実に、厳しい制裁および、軍事攻撃に出る、という策略で、動いているのか、と、会談の初めのうちは、思った。 が、そうではなかった。

 トランプは、何が何でも合意を取り付ける、という、 徹底的に、自分たちが譲歩する、という決意で始めから、会談に臨んだのだ、と、分かった。アメリカの完敗である。

トランプは、こう決断することで、アメリカ国内に対して、実(じつ)を取った。

 私が、アメリカ国民の 空気、雰囲気の 急激な、変化に、感づいた(勘づいた)のは、6月1日である。 あれ、どうも、アメリカ人は、軍人たちを含めて、どんどん、やる気を失っている。 「誰が、外国のためなんかに、戦争するか。おれ達の知ったことか」という感覚に、豹変(ひょうへん)していた。 この、3月ぐらいからの、動きがあったのだ。 それを、私は、見誤った。

12.北朝鮮の処理は、アメリカに任せておけば、まだ、痩(や)せても枯(か)れても世界覇権国(せかいはけんこく。hegemonic state ヘジェモニック・ステイト)なのだから、 きちんとやってくれるだろう、と、思ったのが甘かった。 アメリカには、もう、それだけの国力と、外国のことに関わろうとする国民の意思がもう、消えていたのだ。

 それが、6.12会談に、表われた。 トランプは、この「もう、アメリカは帰ろう」アイソレイショニズム と ポピュリズム(民衆主義)を 代表して体現(たいげん)している

 人間だと、ばかり、私、が、大きく勘違いをしたまま、1年が過ぎていた。アメリカ国民は、もう、変わったのだ。 外国のことには、関わり(コミットメントする)たくないのだ。 

 日本国民も、若い人たちを含めて、外国のことに関わりたくない。外国旅行外では関心はない。外国に行って仕事をし、日本製品を売ることで、利益を出す、こと以外には、日本人は、、もう外側に出たくないのだ。 この強い傾向は、世界的なものだろう。 

 鎖国主義だ。まさしく、国内問題優先(自分たちのことが優先)だ。アイソレイショニズムとは、国内のことを優先、と言う政治思想であり、それは、America first ! 「アメリカ・ ファースト !」と同義、同じ意味なのだ、 

 アメリカ・ファーストの ファーストは、「それを優先する」という意味であって、「アメリカが一番、とか、アメリア第1主義」が、明らかに誤訳(ごやく)だから、やめなさい、と しつこく日本のメディアを叱ってきたのは、この私である。

13.アメリカ民主党(デモクラット) は、トランプを批判し、対抗する野党勢力である。彼らの関心は、北朝鮮の核兵器の処分の 外交問題にはない。 11月6日の中間選挙(ミッドタームエレクション)での、争点は、あくまで、アメリカ国内での、減税と 雇用、そして福祉と環境と 教育の問題だ。

 外交問題は、選挙の票にならない。これがアメリカ政治の性質、骨格だ。 トルーマン大統領が言ったとおり、“ All politics are local .” オール・ポリティックス・アー・ローカル」なのだ。 「すべて政治は、自分たちの身近の問題への関心だ」である。 

 アメリカ民主党の関心事は、外国の駐留から、帰って来た米兵たちが、出身地の州の基地に帰ってきて、それから除隊(ディスチャージ)したあと、職が見つからない、就職先がない、という問題だ。アメリカ国民にとっての共通の開心事は、この兵隊たちの再就職先が、なかなかない、という問題だ。 こういうことが、外国人である私たちに、分かり憎い。

 トランプは、11月の選挙で、自分の共和党が、上院では、100人のうち、53議席ぐらい取るから、大丈夫だ。下院は、接戦で、435議席のうち、今は、過半数の235議席(ぐらい)持っている。 民主党は200弱だ。 これが、過半数の218を割らなければいい、と、トランプは、厳しく考えているから、共和党が、何とか225議席と取れれば、いい、と計算している。

 それで、北朝鮮問題は、「アメリカに核兵器が飛んで来ないのであれば、それで、よし、とする。国民が、そのように望んでいる 」 と、決心したのだ。
だから、アメリカ本土 (グアムだけは、北朝鮮から4千キロ以内)に、飛んでくる、ICBMの脅威さえ、取り除ければ、あとは、アメリカ国民の開心事から外(はず)れる、と冷酷に計算したのだ。  

 北朝鮮から、 アメリカに向かって核兵器を撃つ、という、意思と能力のふたつのうち、「撃ってやる」という怒りと、「撃てる能力がある」の技術力のふたつを、奪い取れば、それで、いい、すなわち、解決だ、と トランプたちは、考えた。

「他の国々のことなんか、知ったことか」と、アイソレイショニズム(自国の国内が優先の思想)そのもので、トランプは、動いた。

14.2015年7月14日(3年前だ)の、アメリカ(オバマ政権)とヨーロッパが主体となって、イランの核開発 を押さえ込んだ、「イラン“核抜き” 合意」 から、トランプが、この5月8日に、アメリカは離脱(アバンダンメント)した。

 それまで、ヨーロッパ(EU)は、モゲリーニ外交委員(EU外相、女性)を表に立てて、 「寝た子を起こすな」の大人の戦略で、イランが、今の密かに核兵器の開発(濃縮ウラン、高濃度のプルトニウム造り)をしていて、ロケット=弾道(バリスティック)ミサイル(これが核爆弾の運搬、デリバリー・システムだ)の実験は、今も、続けている、ことを知っていて、それでも、無理やり具合意した。

 今回、これと同じことを、トランプは、北朝鮮とやってしまった。 イランを野放しにしたことを強く批判、非難しながら、トランプは、それと全く同じことを、北朝鮮に対して、やってしまった。 このことを自覚しているが故に、トランプは、今、苦しんでいる。

 自分が、北朝鮮ごときに、手玉に取れて、まんまと騙されたことに、気づいている。まさしく、二重基準(ダブル・スタンダード)だ。 「それでも、アメリカは、背に腹は代えられないのだ。もう、アメリカには、そんな力はないのだ。外国にお金(平和のための管理費用)を出せないと、もう、やってゆけない」」と、自分で自分に、盛んに、言い訳している。

 だから、6.12米朝会談と合意は、アメリカのトランプの負けだ。北朝鮮に言いようにやられてしまった。 トランプの、恥じるべき敗北だ。 そして、そのとばっちりで、日本が、真の敗戦国となった。 

 アメリカの属国をやり過ぎて、いいように、カネを毟(むし)られ続けて、国民も指導者層も、 「アメリカにしっかりと付いて居さえすれば、日本は、安泰だ。お金ぐらいは、言われたままに払うよ。貧乏には、もう、慣れているし。平和が何よりだ」という、属国奴隷根性のまま、脳をやられたまま、私たちは、生きて来た。 「帝国 ― 属国 」関係の苛烈さと残酷さ を 、ずっと書いて、暴いて、説明して、唱えてきたのは、この私だ。

 私は、「1億、号泣する」の、敗戦後に、己(おのれ)の 戦争賛美責任を、自覚して、自己処罰 をした、高村光太郎だっか、あの人の 気持ちが、今、痛切に分かる。

 この 愚かで哀れな国民のために、ひたすら警告を発し、注意を促(うなが)す、任務と使命が、まだ、私には残されてるから。



(新聞資料。 以下の毎日新聞の記事が、私の目にとまったうちでは一番、よかった)

● 「 米朝首脳会談 」北朝鮮、非核化を約束 声明に具体策盛らず 」

2018年6/12(火) 21:04配信 毎日新聞

共同声明に署名するトランプ米大統領(右)と、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=シンガポール南部セントーサ島で2018年6月12日、AP

 【シンガポール高本耕太、渋江千春】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日午前9時(日本時間同10時)過ぎから、シンガポール南部セントーサ島のカペラホテルで会談した。

 米朝首脳会談は史上初めて。両首脳は米国が北朝鮮に「安全の保証を提供」し、北朝鮮は「朝鮮半島の完全な非核化に対する揺るぎない約束を再確認」する共同声明に署名した。

 しかし、日米韓が求める北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」は言及されず、非核化協議のスタート地点に立ったとの位置付けにとどまった。

 会談後の記者会見でトランプ氏は「完全非核化には技術的に長い時間がかかる」と述べた。両国は今後も合意の履行のための協議を継続することになっており、来週にもポンペオ国務長官やボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が非核化の詳細について、北朝鮮側と協議するという。

 声明では米国と北朝鮮が「新たな関係を作る」と強調。休戦状態にある朝鮮戦争(1950~53年)の終結について「朝鮮半島の持続的で安定した平和体制の構築に向け努力する」と記された。また、朝鮮戦争で死去した米兵の遺骨収集で協力することも確認した。

 トランプ氏は記者会見で、非核化に向けた具体的なスケジュールや方策が定められなかったことについて「時間がなかった」と述べた。ただ、金委員長が会談で、ミサイルエンジンの実験施設を破壊すると約束したと説明。「これは大きなことだ」と指摘した。北朝鮮は弾道ミサイル発射実験の凍結については具体的な行動を米国側に伝えたことになる。

 一方で、トランプ氏は、北朝鮮との対話が継続する間は米韓合同軍事演習を中止するとも示唆し、演習の費用が高額となることと共に「(北朝鮮に対して)挑発的だ」と、その理由を説明した。ただ、制裁については当面維持する方針を示した。

 日本人拉致問題について、トランプ氏は「会談の中で提起した」と述べたが、共同声明には盛り込まれなかった。北朝鮮国内の人権問題についても、非核化に比べると短い時間だが協議はしたという。

 この日の首脳会談は、会談場でトランプ氏と金委員長が握手をするところから始まった。最初に通訳のみを交えたトランプ氏と金委員長による1対1の膝詰め形式で約40分行った後、拡大会合には米国はポンペオ氏やボルトン氏、北朝鮮は党副委員長の金英哲(キム・ヨンチョル)、李洙墉(リ・スヨン)の両氏、李容浩(リ・ヨンホ)外相らが加わった。

 両首脳は昼食後にホテルの敷地内を並んで歩くなど、友好ムードが演出された。共同声明の署名式でトランプ氏は「非常に重要で包括的な文書だ」と発言。金委員長は「過ぎ去った過去を覆い隠し、新しい出発を知らせる歴史的な文書に署名。世界は重大な変化を目にすることになる」と語っていた。

 トランプ氏は金委員長がホワイトハウスへの招待を受け入れたとも述べた。 ポンペオ氏は首脳会談後、結果について日本の河野太郎外相、韓国の康京和外相に電話で説明した。

 トランプ氏は12日午後6時半ごろ、帰国の途についた。一方、ロイター通信は、金委員長は同日午後9時、北朝鮮に向けて出発する見通しと伝えた。

   
(転載貼り付け終わり)

 続けて、以下は、ネット上の、「ヤフーの 意識調査」 である。12日の午後9時頃のものだ。 日本国民の多くが、「612会談を、 評価できない、と 67%」が、投票している。

(転載貼り付け始め)

ヤフーの意識調査

米朝首脳会談で、トランプ大統領と金正恩委員長が会談後、共同声明に署名。

米朝関係の正常化、朝鮮半島の平和体制保障、同半島の完全な非核化、朝鮮戦争の遺骸送還など4項目に合意したといいます。

あなたはこの会談の内容を評価しますか。

合計:41,483票 実施期間:2018/6/12(火)〜6/22(金)

大いに評価する  5,028票     12.1%

ある程度評価する 6,499票     15.7%

わからない    2,284票      5.5%

あまり評価できない   7,603票    18.3%

まったく評価できない   20,069票  48.4%

※統計に基づく世論調査ではありません。結果は予告なく削除することがあります。
「意識調査」のデータ利用について ・・・・

(転載貼り付け終わり)


北朝鮮爆撃は先に延びたようだ・・・

2018-06-07 08:19:36 | 日記



 6月12日のシンガポールでの米朝(トランプ、金正恩)会談に向かって、焦点か絞られている。 ここまで来ると、会談は行われるのだろう。金正恩は、もう、逃げられない。

 以下に、私は、ポイントフォームで、急いで最新の情報と分析をして、北朝鮮“核兵器の廃棄”問題について書いて行く。

1.米軍の 北朝鮮の核施設への 爆撃は、6月中にはなくなった。先に延びたようだ。
 その理由は、トランプ大統領が、6月1日、と3日の2回、「会談は、数回(several times だから、3回だろう)行う」、「1回目では、署名はしない(顔合わせだ)」と発言したからだ。 ということは、6月中の、米軍による、北朝鮮の北方の山岳地帯の核施設への爆撃(ボンバードメント)は、無くなった。

2.しかし、米軍は、「北朝鮮への最大の圧力を掛ける」方針に従って、いつでも、爆撃できる態勢を、今も、整えている。 マティス国防長官(軍の最高指揮官。最高司令官は、トランプ大統領)は、今もやる気である。 

3.このまま、北朝鮮の 見苦しい限りの、金正恩の独裁体制を、延命させたまま、かつ、核兵器の 一部を 隠し持たせたまま、それで、米朝会談の、平和的な合意が成立、で、万々歳、ということはない。 それは世界(=国際社会)が、許さない。

4.北朝鮮は、どうせ、完全な 非核化=デニュークレアライゼイション = 開発して持っているすべて核兵器を、すんなりと、自分で破壊、廃棄したり、米軍に渡して、アメリカに持ち出すことを、応じることはない。つまり、合意=米朝会談の 成立、成功、などというものは、無い、ということだ。

5.トランプは、それを重々、承知の上で、シンガポールで、金正恩に会う。それは、「こうやって、私の目の前に現れた限りは、お前を、もう、絶対に、逃がさないぞー」 という ことだ。 トランプは、そういう男だ。

6.2回目の会談は、おそらく、モンゴル国のウランバトールで開かれるだろう。7月になるだろう。 そして、3回目は、、もしかしたら、トランプ自身は、平壌(ピョンヤン)に自ら乗り込んでいって、それで、「無理矢理でも、会談の合意に達してみせる」 という、意気込みだろう。

 トランプという男は、こういうことを、平気でやる。3回目を、板門店(はんもんてん。パンムンジョン)でやる、などという、そういうチンケなことをする人間ではない。ピョンヤンまで自分で行って、そして、「北朝鮮の人々(people ピーポー)よ。これからは、私が、お前たちの王さまだ。面倒を見てやろう」と、大見得(おおみえ)を切って。

 まるで、歌舞伎役者のようなことをするのではないか。こうすることで、トランプは、中国と ロシアから、歴史的に、北朝鮮を取り上げて、「自分(アメリカ)のものにする」 という、とんでもない離れ業をやるだろう。 そうやって、金王朝(キムおうちょう)神話を崩壊させる。トランプという男は、こういう風に、誰も思いもしない、とんでもない離れ業(わざ)をやって見せて、世界中を、自分の主導権(イニシアティヴ)で引きずり回す、そういう人間なのだ。 絶対に、人の風下(かざしも)には立たない。

 唯一、女レポーターたちとの論戦、及び 売春婦たちとの過去の醜聞(スキャンダル)以外では、負けを知らない。 女という生き物に対しては、ひたすら従順に構えて、下手(したて)に出るのが、得策、上の策だ、とよくよく分かっている優れた頭脳の男だ。 トランプは、これまぜずっと、人生を連戦連勝してきた男だ。そして企業経営者として、お金(カネ)の苦労を、散々してきた。この人生の苦労の上に、トランプの並外れた、交渉師、寝業師(ねわざし)の 天才が、発揮される。 

 この男を、今、小ずるく騙(だま)くらかしたり、梳(す)かしたり、することの出来る人間は、地球上にいない。 ローマ法王や、黒人指導者たちでも、一撃で凹(へこ)ましてきた。私、こいつの頭の中の、「勢いよく飛躍する 精神」 ナポレオンや、偉大なるロレンツオ(イタリアのメデイチ家のロレンツオ・イル・マニフィーコ)が、体現したヴェルト・ガイスト ( Weld Geist 世界精神) が、手の取るように分かる。

 72年前に(第2次大戦が終わってすぐに)、ソビエト・ロシアが、モスクワから、ひとりの若者を、飛行機で運んできて、「これが、朝鮮民族の解放の英雄の金日成(きんにちせい)だ(偽せ者)」だと、して、作った、北朝鮮の 神話が、これで壊される。中国、ロシアの出る幕ではなくさせる。

 だから、第3回めの 会談の、前に、米軍による爆撃で、50カ所ぐらい、核施設を叩いて破壊して、(北朝鮮のまだ完成していない、しかし、完成間近のICBM=1万キロ、アメリカ本土まで飛ぶ、大陸間弾道核ミサイル=)のほとんどを、(どうも20基 あるらしい)を壊す。だから、アメリカは、まだ、北朝鮮の攻撃、反撃能力を、封止出来るので、怖くない。

今なら、アメリカは、爆撃して、北朝鮮の核兵器の多くを破壊できる。 

このあと、平壌にいて、心底、震え上がって、真っ青になった、金正恩を、帝都ワシントンにまで、呼びつけて、それが、第3回目の、会談、ということにするのではないか。

 その時、トランプは、前述した、「もう、お前を逃がさないないぞー」戦略に従って、「分かったか。それじゃ、残りの核兵器と核物質の全部、引き渡すか」と言うだろう。「中距離弾道ミサイル(日本に届く)も、それから、ドローンによる発射装置もだ」と言うだろう。

7.中国もロシアも、 国連(the UN安保理(あんぽり)の北朝鮮への、10回以上になる、世界の平和への脅威である、核開発への、制裁決議に、賛成している。だから、ここで、いい加減に、北朝鮮の肩を持つことは出来ない。 中国にとっても、北朝鮮の核兵器を取り除くことは、大事なことだ。 いい加減な、妥協は、中国にとっても、出来ることではない。

8.北朝鮮は、どうせ、完全な核放棄、核兵器の引き渡しは、絶対にしない。 したら、自分たちの命取りになる、と、死ぬほど分かっている。 のらりくらりと、数年かけて、アメリカの言い分と、自分たちの言い分を、「相互の段階的な、非核化」で、だらだらと、やることで、それで、実質的に、北朝鮮は、立派な核保有国だ、ということを、国際社会(=世界)に、認めさせる、という、ずる賢い、もう、25年も(1993年からずっと)やってきた、手をまだ、使い続けるつもりだ。 

 何という、狡猾な、いじけきった民族であることだろう。 本当に、自分たちでも認めているとおり、恨(はん)を、自分たちの根本に置いている民族だ。

 そして、韓国と、一体化して(即ち、民族統一)、「自分たちは、立派な、世界レベルの一等国だ」になろうとしている。 なんという、ズーズーしい、厚かましい民族であることか。

9.この事態を、日本の、とりわけ、本物の温厚な、保守派の人々が、黙って見過ごすことは出来ない。 韓国が、べったりと北朝鮮と抱き合って、それで、核兵器を隠し持ったまま、民族統一されると、日本の 安全が、本当に脅かされる。日本の本物の保守派 (ここには、安倍晋三のような、北朝鮮に、密かなシンパシーを持っているような人間たちは、除く)は、本気で、この事態を憂慮して、本気で、動き出すだろう。

 ただし、そのとき、「日本も核兵器を持つべきだ。だから、憲法改正だ」という、短慮(たんりょ)に走ることは、賢策(けんさく)ではない。核兵器を持ったからと言って、抑止力(よくしりょく。デターランス)以上のものにはならない。 弾道ミサイルを迎撃(げいげき)して完全に打ち落とすことはできないのだ。 

 それだけ技術は人類にはない。ということは、「日本も核兵器を持つぞ」という、考えも、「本当の恐ろしい、敵」の策略に嵌(は)まる、ことになる。 だから、ここは、日本の体制派、保守派の、温厚な金持ち、経営者たちが、真剣に考えるべきことだ。 

10.だから、北朝鮮に核兵器を、持たせたまま、このまま、ずるずると、私たちの東アジア(極東)の現状が、過ぎて行くことを認めてはならない。どうしても、何があっても、北朝鮮の核兵器は、すべて、取り上げなければ、いけない。

11.幸い、ジョン・ボルトン 国家安全保障担当大統領補佐官(ナショナル・セキュリティ・アドヴァイザ-)が、トランプのずぐ、横にいて、彼が、現在、NSC(エヌ・エス・シー、国家安全保障会議。大頭領直属)で、力を強めている。 NSCは、団結していて、「北朝鮮を爆撃して、問題を、速やかに解決すべきである」である。

 ジョン・ボルトンという人は、イエール大学のロースクールも、首席で出た人だが、労働者階級の出身だ(確か、父親は電気技師だ)。 彼は、これまでにも、国務省の高官に、何度かなって、そのたびに、強硬派としての意見を述べて、それで、クビになった。国務次官も、国連大使も、やった。 

彼は、これまでに何度も、議会に呼び出されて、「そろそろ、あなたは、自分の強硬な考えを変えて、皆の言うことを聞くようになりましたか?」  
“ Did you change your mind ?“
「ディッ・ジュー・チェインジ・ユア・マインド ?」 と審問 されても、たった、ひと言、 “ No , not at all . “ 「いや、私の考えは、変わりません」 「ノー、ノットアッツオール」 と 答えた。

 それで、毎回、高官の公職から解任され、外されてきた。それでも、ボルトンは、へこたれなかった。苦節30年の人だ。冷や飯食いに堪えて、あちこちの研究所を渡り歩いて、それで、新聞記事を書き続けて(シンディケイテッド・コラムニスト という)、レビにも出て、自説をずっと、しぶとく唱え続けた。 

 だから、ボルトンは、アメリカの本物の、オヤジたち、本当の賢いアメリカの男たちから、尊敬されている。 自分の保身(ほしん)と、出世ばかり考えている、卑しい本性をした、役人根性をした人間とは、ボルトンは、根本から違うのだ。 だから、この点を、トランプが気に入って、それで、ボルトンを呼び寄せて、意気投合したのだ。 

 トランプは、ボルトンを、2017年1月に、政権が発足したときから、最初から国務長官(ステイト・セクレタリー)にしたかったのだが、どうせ、議会で嫌われて、承認が下りない。だから、昔、キッシンジャーがニクソン政権の時に、この安保補佐官で、ベトナム戦争の戦後処理(和平会談)をずっとやったように、今、ボルトンが、北朝鮮、そのあとの、イランの核兵器の隠し持ち問題を、処理しようとしている。

 このボルトンが、トランプによって、3月22日に、安全保障補佐官に指名公表された時、北朝鮮は、心底、ゾッとした。ボルトンは、必ず、爆撃をする、と、北朝鮮は、分かっていたからだ。1994年にも、1996年にも、北朝鮮は、ボルトンを名指しで糾弾した。北朝鮮は、自分たちが、ずっと、国際社会を騙(だま)して、何度も、合意を破って、ここまで核兵器開発を、実に25年間(1993年から)やって来た。

 トランプは、「もう、それは繰り返さない。もう、アメリカは、過去の25年間の、ブッシュやクリントン政権のときにょうな、愚かな騙され方はしない」と、何度も公言している。だから、ボルトンが、出てきたのだ。

10. それに対して、どうも、ポンペイオ国務長官の動きが、怪しい。彼は、何と、密かに ヒラリーに会いに行って、教えを請うた、というのだ。 私は、この一点で、もう、ポンペイを信用していない。

 それに対して、ボルトンは、ネオコン(正確には、彼は、ここではない) 派の 中に潜り込んできている、ヒラリー派であり、統一教会 Moonie ムーニー の 、FBIや、CIAの幹部たちの中にもたくさんいる、危険な人間たちのことを、自分に近いところにいたので、すべて、知っている。それを、トランプに教えている。

 この事実自体が、極めて、危険な、秘密情報だから、私、は、あまり書きたくなかったのだ、もう、我慢しない、書く。ボルトン、頑張れ。

11.私は、今や、このように、「六月中の北朝鮮への爆撃は、先に延びた」と書いている。それでは、いつまで延びたのか、と言われたら、12月まで、と言っておく。 

 もし、それ以上、だらだら、ズルズルと、このまま、2年も、交渉、会談が永長引いて、あるいは、トランプが、いい加減な、決着で、形だけの「平和的合意」( peaceful settlement of conflict ピースフル・セツルメント・オブ・コンフリクト) をしてしまったら、それは、金正恩の勝ち、ということになる。 

 この愚劣な男が、このあとも、私たちの東アジア を引き釣り回す、ということになる。 もし、その事態を、アメリカ(トランプ)が、許すなら、それは、アメリカ帝国の弱体化、衰退(すいたい、decline デクライン)の決定的な証拠となる。

 アメリカは、今なら、出来る、北朝鮮問題の、外科手術(サージカル・オペレイション)による解決を、先延ばしにすることで、だらしない、図体だけがでかくて、腕力が無くなっている、ただの大男、ということになる。そういう歴史的な判定を受けることになる。

12.中国の習近平も、極めて狡(ずる)いのである。 あんなに、ニコニコして、馬鹿らしいほどに、北朝鮮を優遇している。その前は、ずっと、北朝鮮の核実験と、傍若無人の振る舞いに、怒っていたくせに。 

 本当は、北朝鮮の核兵器 問題は、中国が、片づけるべきことなのだ。 自分の問題なのだ。それを、アメリカにやらせよう、というのは、何と言う、横柄な、悪賢い、考えと態度であることか。これを、「孫子(そんし)の兵法(へいほう)」即ち、「(自分は戦わないで、人にやらせることでことで、敵と) 戦わずして、勝つ」ということであるとすれば、中国というのは、底知れない、悪意の「赤い帝国」ということになる。

13.もし、トランプが、いい加減な、解決で、ズルズルとこの問題を、先延ばしすすりょうだと、トランプ自身の政権の安定が損なわれる。 そして、前述したとおり、一番の被害者、一番の危険に、以後、晒(さら)されるのは、日本だ、ということになる。

 この恐るべき事態を、日本人は、全員、本気で考えた方がいい。このあと、長く、日本のどれほどの災難が押し寄せるかに、真剣にならなければいけない。
私は、今の日本政府の、河野外相と 小野寺防衛相の、 「日本としては、北朝鮮に、今後も最大限の圧力(=最高度の経済制裁、貿易禁止=エンバーゴー=)をかけ続ける」という日本政府の方針を支持する。

14.それに対して、「このまま、北朝鮮の金正恩の体制 を、トランプは認めて、会平和的な合意で、会談が成功することを、自分は支持する 」と、言う人に対しては、私、は、「自分が、正気で、それを言っているか、を、よーく、考え直した方が良い」と言う。そして、「そのあと、これから、東アジアが、どういうことになるのか、自分の頭で考えているのか」と、厳しく詰問(きつもん)する。 

15.何となく「平和がなにより、戦争反対」で、「米朝会談の成功」を希望している、日本のリベラル派、反(はん)安部派の人たちも、この大事な一点は、真剣に考えた方が良い。 ただ単に、自分の精神は、根っからの反米(はんべい)だ、で、それで、北朝鮮の今の金正恩のやり方を、何となく、支持する、共感する、というのは、本気で、ン替え直した方がいい。 

 あの残虐な 独裁体制で、収容所国家で、飢えている2000万人の北朝鮮の国民を、このままの状態で、狂気である キムジョンウンたちに任せておいていい、と、考えるとしたら、それは、自分たち自身が、愚か者だ、ということになる、と、今こそ、ハッと気づいて、分かるべきなのだ。 そのあと大きな危機と危難が私たちの日本に襲いかかるのだ、ということを、理解すべきだ。 ここで一本だけ、ニューズ記事を載せる。

(転載貼り付け始め)

「 北朝鮮ペース、警戒の声=トランプ氏の交渉長期化示唆で 」

時事通信 2018年6月3日  

 6月1日、ホワイトハウスで、北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長(左)と共に記念撮影に応じるトランプ米大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領が12日に開く史上初の米朝首脳会談を前に、短期間での非核化要求から長期的な交渉容認に立場を転換したことに懸念が高まっている。トランプ氏は「交渉の達人」を自任するが、米メディアからは、過去の米政権同様、非核化交渉を長引かせる北朝鮮の術中にはまり、失敗に終わりかねないと冷ややかな視線を向けられている。

 トランプ氏は1日、金正恩朝鮮労働党委員長の最側近、金英哲党副委員長とホワイトハウスで会談した後、米朝会談を予定通り開催すると発表。記者団に「(首脳会談は)プロセスの始まりだ」と述べ、会談の複数回実施など交渉の長期化を示唆。北朝鮮の主張する「段階的な非核化」を受け入れる構えを見せた。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は2日、方針転換について、北朝鮮との非核化交渉に臨み、失敗に終わったクリントン、ブッシュ(子)両政権の二の舞いになる恐れがあると指摘した。過去の交渉で北朝鮮は、米国を延々と続く交渉に引き込み、エネルギー支援などの見返りを「持ち逃げ」し、結局は核開発を続けてきた経緯がある。

 米国の求める「完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化(CVID)」受け入れを正恩氏が確約していない段階で、トランプ氏が融和的な姿勢に転じたことについて、「首脳会談の成功を示す基準を変更した」(CNNテレビ)との受け止めも出ている。トランプ氏は首脳会談を「知り合いになるための機会」のようなものだとハードルを下げており、非核化進展の見通しは既に不透明感が増している。

 一方、ワシントン・ポスト紙は、トランプ氏が金英哲氏との会談で笑顔を見せたり、記念撮影したりした厚遇ぶりを批判的に報じた。クリントン元大統領が、拘束された米国人記者を解放するために2009年に平壌を訪問し、故金正日総書記と会談した際に笑顔を見せなかったことと対比。「(非核化で)譲歩を引き出す前に、北朝鮮に宣伝戦の勝利を与えた」という元対北朝鮮交渉担当者らの見方を伝えた。(2018/06/03-16:03)

(転載貼り付け終わり)

16.  さらに、思いつくままに、書くが、アメリカ国内は、北朝鮮への軍事行動での、問題処理に、おいて、国論(こくろん)の分裂はない。このことは、日本のメディアは、全く、触れない。誰も、調べていない、というよりも、知らないのだ。

 トランプと、激しく敵対していて、トランプから、「お前たち、潰(つぶ)れ掛かっている failing NYT ニューヨークタイムズ紙、やCNN は、 フェイク・ニューズ fake news ウソつきニューズだ」と、言われている アメリカのリベラル派(ということに大きくはなる) でさえ、北朝鮮爆撃に反対していないのである。本当だ。

 今のアメリカ民主党は、まだ、ヒラリー派の勢力が残存いて、それに対して、エリザベス・ウオーレン上院議員(マサチューセッツ州選出)が、どうも仲がよくない。話が合わない。

 だから、ウオーレン女史が、次の2020年の大統領選挙に、民主党候補として、出るはずなのだが、今のままでは、民主党内がまとまらない。だから、ウォーレンは、諦(あきら)め気味で、それなら、党内をまとめることが出来るのは、ジョー・バイデン前副大統領(デラウエア州という金融避難地の小さな州の選出。今は、上院議員に戻っている)しかいない。

 だから、バイデンが、高齢なのに、人格者だということで、大統領候補者になるだろう、仕方がないな、となっている。トランプは、バイデンが相手なら、2020年の大統領選挙は勝てる(再選される)と、踏んでいる。

 そして、ジョー・バイデンは、北朝鮮問題では、トランプと話が合っているのである。バイデンは、リベラル派であるが、外交問題では、タカ派 ( hawk ホーク)である。 バイデンは、はっきりと、北朝鮮爆撃に賛成なのだ。 このことを、日本のメディアは、書かない。知らないのか、アホなのか。 つまり、アメリカ国内は、北朝鮮問題で、国論は一致しているのだ。

 大手の労働組合でも、この問題では騒がない。 ただし、緊要な、アメリカ国民の、アジェンダagenda としては、取り上げたくない。だから、11月6日の 中間選挙(ミッドターム・エレクション)で、民主党が、トランプ共和党と国内問題で争う、という形になっている。

 今のアメリカで、北朝鮮での戦争反対、と言っているのは、アメリカの学校教職員組合 School Teachers Union スクールティーチャーズ・ユニオン、である。日本で言えば、日教組(にっきょうそ)である。それと、PTA(ピー・ティ・エイ) 教育委員会 が反対している。こういう小さな組織だけが、戦争反対なのだ。 

 ただし、全米の教育委員会が、、アメリカの子供たちの、学校での、核兵器が襲いかかってきたら、頭を丸めて、机の下に隠れなさい、の訓練と、核シェルターの建設と管理を握っている。だから、無視できない。だが、この学校教師の組合以外で、北朝鮮への爆撃に、公然と反対している勢力は、アメリカには、いない。 まさか、そんな、と 思うだろうが、これが、真実だ。 

日本だって、リベラル派や反(はん)安部派の人たちだって、今の北朝鮮の体制を、大いに認める、という人たちは、いない。 

17. 北朝鮮の核兵器(ニュークレア・ウエポン)保有問題は、アメリカ国家にとっての、primary agenda 「プライマリー・アジェンダ 」という。 このプライマリー・アジェンダ、というのは、「国家の存亡に関わる、重大事態だから、何を置いても、必ず、対処しなければいけない、第1番目の主要な問題」という意味だ。

 国家、国民に、危機が迫った、と判断されたら、アメリカは、自動的に、このプライマリー・アジェンダが、発動される。

 それは、“ It’ s automatic .” 「イッツ・オウトマティック」と呼ばれていて、「自動的に発動する」。誰が大統領であるかには、関わらない。トランプであっても、他の誰であっても、アメリカを攻撃する可能性のある核兵器を持つ国が、出現したら、それは、プライマリー・アジェンダ なのである。 

その危険と危難を、アメリカ政府は、必ず除去する。繰り返し言うが、このことは、誰が大統領であるかに関わらない。プライマリー・アジェンダ ということは、セカンダリー・アジェンダ 「2の次の、存亡の危機ではない問題」すなわち、貿易交渉などの、経済問題の外国との外交問題が、セカンダリー・アジェンダである。 自国を狙ってくる、核兵器の問題は、それでは済まないのだ。このことを、日本人は、分かるべきだ。

18.トランプは、突如、5月24日に、「会談は中止する」 “ The Meeting will not take place . “ と 声明を出して、手紙を公表して、北朝鮮に明言した。 すると、その9時間後に、北朝鮮が、狼狽(うろた)えて、「いや、会談をやってください」と、譲歩してきた。 この経緯(いきさつ)については、たくさんの記事がるから、私は、説明しない。

 だが、トランプが、懸念を持ち、怒ったのは、中国の動きである。 中国が、妙に、金正恩の肩を持とうとして、横やりを入れてきた、と、トランプは、不機嫌になった。 北朝鮮の高官どもの、あれこれの発言ではない。 

 だから、トランプは、「中国、黙れ。邪魔するな」という
感じ、 “ Don’t get  in the way . “ 「ドン・ゲット・イン・ザ・ウエイ」、= “ Don’t meddle , interfere .” と、中国を叱ったのだ。 
これで、このあと、中国が黙った。そして、12日の会談へと北朝鮮を追い込んでいった。

 トランプは、 必ず、会談の時に、言うだろう。 “ Do you agree me , we must have nuclear free Korean Peninsula ? “ 「ジューユー ・アグリー・ミー ウイ・マスト・ハヴ・ニュークレア・フリー・コーリアン・ペニンシュラ ? 」 「 金正恩よ、君も、朝鮮半島を、非核化 しなければいけないと、思うよな、私と、同じ考えだろ?」と柔らかく聞く。

 キムジョンウンは、屹度(きっと)何も答えない。トランプに言質(げんち)を与えないように、細心の注意で、極力、何も言わないはずだ。

 それで、トランプが、「もし、君が、非核化に応じてくれるなら、私は、君の今の体制を求めるよ」 と言う。  “ If you support the agenda , we support your government .”

「イフ。ユー サポート・ザ・アジェンダ・ウイ・サポート・ユア・ガヴァンメント 」と。

 トランプは、決して、 「私は、君に 要求する。 ただちに 核ミサイル を、解体するか、私たちに引き渡せ」 “ I demand you  must dismantle and handover   all missiles right away . “  「アイ・デマンド・ユーマスト・ディスマントル・アント・ハンドオウヴァー・オール・ミサイルズ ・ライトアウェイ 」
とは言わない。言えば、交渉は、すぐに決裂する。 金正恩は、席を蹴って出て行くだろう。

 そうはさせないと、トランプは、始めから堅く、決めている。「もう、逃がさないぞー」戦略である。

 金正恩は、暫く黙ったあと、 通訳を介して、 こう言うだろう。 「いいでしょう。徐々に、相互に、段階的に、核兵器を廃棄しましょう」  “ OK , I graduatedly  , simultaneously handover misssiles . “ 「オウケイ・アイ・グラジュエイテッドリィ・ハンドオヴァー・ミサイルズ」 と。  

グラジュエイテッドリー・サイマルテイニアスリー 「相互に、徐々に、段階的なやり方で」とは、 = in a graduated  simultaneous manner  「イン・ナ・グラジュエイテッド・サイマルテイニアス・マナー」 ということである。

 金正恩は、この「段階的に、核兵器を廃絶する」ということに、賭けている。この段階的な非核化(ひかくか。ディーニュークレアライゼイション)で、トランプを、騙(だま)くらかして、 自分の核保有と、さらには、経済制裁の解除と、国際社会で、自分が、名誉ある地位に就こうと考えている。何という、厚かましい男で、デブのカリアゲであることか。それが、世界で通用すると思っている。

このあと、トランプは、「そうか。やっぱり、君は、すぐには、核兵器を全部、私たちに渡す、とうことには同意しないんだね」 “ You mean you don’t agree with me , “
「ユーミーン・ユードン・アグリー・ミー」 と。
これで、このあと、トランプは、「それじゃ、また、会おう。必ずな」 と言って、会談を終わりにするだろう。 次回は、どこで会うかは、また、スタッフ(国務省)が、北朝鮮側と協議して決める。

 すでに、会談の事前の、事務方の交渉として、 「議題 agenda の リスト lists 」は、揃って提出されている。 アメリカ側は、「まず、20基有ると推測される、ICBMをすべて、アメリカ側に引き渡せ」と要求しているだろう。
 そのリストの 、項目の、逐一について、12日の会談で、協議することはないだろう。  どうせ、金正恩は、言うことを聞かない。

 剰(あまつさ)え、現在の時点(6月7日)で、漏れ伝わってくる、金正恩からのトランプへの、例の手紙(親書)の「経済制裁の解除と、経済支援の項目 リスト 」には、 「ウオンサム(元山)でカジノを開きたい」という項目があったという。何と、人を食った態度だろう。北朝鮮は、全く、国際社会の、言うことを聞く気は無いのだ。

19.アメリカ、そして国際社会(=世界)が、北朝鮮に要求しているのは、今では、みんな知るようになった、CVID シー・ヴイ・アイ・ディ) である。
この 「(C)コンプリート・(V)ベリファイアブル・(I) イリバーシブル・(D」ディーニュークレアライゼイション」 というのは、 「完全で、検証可能、すなわち、ヴェリファイ=本物かどうか検査する、 

 そして、不可逆(かぎゃく)的、すなわち、後(あと)戻りの出来ない、リヴァーシブル・コート、裏返しても着れるコートの、リヴァーシブルで、あとあと、ひっくり返すことができない、イヤだ、、やらない、と言えない、 核兵器の dismantlement  ディスマントルメント 、即ち、外側から、引き剥がして行くような解体作業」のことだ。

 この CVID を、北朝鮮が受け入れなければ、どうせ、国際社会(=世界)が、許さない。と、私、は、ずっと考えている。

20.だが、事態は、刻々と、私の、この1年間の 予想を超えて、奇妙な方向進みつつある、とも、考えられる。 世の中は、きれいな方向には向かわないで、いよいよ、ぐちゃぐちゃの、どうしようもない、方向に向かうのである、穢(きたな)らしい現実が、次々と、私たちに押し寄せるものなのだ、 という 考えがある。 この世は、もともと、魔物と 怨霊が住む世界なのかも知れない。

私が、唯一、危惧するのは、この ぐちゃぐちゃの事態に私たちの東アジアが、進んで行く、こと

 

 

 現状は、こうだと、それで構わない。私は、何十年も、堪えに堪えて、ただひたすら、日本国民の利益となるように、自分の言論と、知識、思想が、世界基準( ワールド・ヴァリューズ world values )のものの、日本国内への、供給、供与となっていれば、それでいい、と覚悟を決めている。 

 だから、北朝鮮の核兵器の 廃棄の問題と、今の金正恩体制を打ち倒して、もっと穏やかな体制に作り替えるべきだ、という私の理論の骨格は、わずかにも変更はない。

私は、今のまま、突き進む。