kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

大河ドラマ「光る君へ」(へ)

2024-03-16 13:59:35 | 光る君へ

 

 

第10回 月夜の陰謀

 

紅海老茶

蘇芳

真紅

濃紅

 

これは日本伝統の色の名前、赤系の一部だけですが

 

「蘇芳 #9e3d3f」

他の赤より黒みがかった赤

 

まひろの赤い着物の色ですが

蘇芳という色に近いのかな?

蘇芳という名前もすてきですし

 

きれいなシーンでした

横たわったまひろの着物の色が

周りの色に引き立てられてた

 

そうですか~まひろと道長

 

あの廃屋での逢瀬の前にふたりには

手紙のやりとりがあった

 

道長より

(おもふにはしのぶることぞまけにける

いろにはいでじとおもひしものを)

 

思ふには忍ぶることぞ負けにける

色には出でじと思ひしものを

 

詠み人知らず(古今和歌集・恋一)

 

意味は

愛しく思う心にはこらえる心が負けてしまいました

恋心は表に出すまいと思っていたのですが

 

 

 

まひろより

陶淵明の「帰去来の辞」を引用して

 

既に自ら心を以って形の役と為す

なんぞ惆悵(ちゅうちょう)として独り悲しまん

 

意味

今まで自分で心を身のしもべにしてきたが

もうくよくよと一人悩むものか

 

 

道長

 

(しぬるいのちいきもやするとこころみに

たまのおばかりあはむといはなむ)

 

死ぬる命生きもやすると試みに

玉の緒ばかり逢はむと言はなむ

 

藤原興風(古今和歌集・恋二より)

 

意味

あなたに逢えず死にそうなこの命が

もしかしたら息を吹き返すかもしれない

だから試しに「少しだけなら逢っていい」と

言ってほしい

 

 

まひろ

 

已往(*いおう)の諫められざるを悟り

来者の追ふべきを知る

 

意味

過去は訂正できないと悟り

未来を追い求めるべきと知った

 

*已往:ある時から前=過去

来者:未来

 

 

道長

 

(いのちやはなにぞはつゆのあだものを

あふにしかへばおしからなくに)

 

命やは何ぞ露のあだものを

逢ふにし換へば惜しからなくに

 

紀友則(古今和歌集・恋二巻末より)

 

意味

命がなんなのか所詮は露のような儚いもの

引きかえにあなたに逢えるなら

死んでもちっとも惜しくない

 

 

 

まひろ

 

実に途に迷ふこと其れ未だ遠からず

今の是にして昨の非なるを覚る

 

意味

みちを誤ったがまだ引き返せる

今が正しく昨日までが間違いだったと

気が付いたのだ

 

 

道長は漢詩しか返してこないまひろの真意が分からず

藤原行成に相談した

すると

 

和歌は、人の心を見るもの聞くものに託して言葉で表す

一方

漢詩は、「詩経」によると志を言葉に表している

 

道長は、さすが行成だ、少し分かった、と

そして今度は漢詩を送る

 

「我 亦 欲 相 見 君 」

あなたにふたたび逢いたい

 

 

ふたりは逢い、気持ちを打ち明けた

でもまひろは好きだけど、未来も見ている

衝動的に動く人物ではないんですね、まひろは

道長は…どうするのだろうか

 

 

寛和二年六月二十三日

寛和の変

 

この名がついて歴史に残る出来事が起きていたとは

全く知りませんでした

 

藤原兼家は家族皆を巻き込んで発起した

 

ことは上手く運んだようだが、その

父兼家のしたたかさ

帝や朝廷だけでなく、家族をも欺く

道隆も道兼も父の捨て石ではないですか

 

父兼家は、三男道長の力量、才能を見出していたのか

たまたま、三番目にお鉢が回って来たのか

 

学校の勉強を私はあまりせず

道長はワンマンで紫式部に物語を書くよう

命じた人物としか知らなかったのですが…

 

おっとりしてええ子を父が汚していったのか

 

千年も前のことなんぞとあなどれません

 

探求のNHKです、仕掛けてきますぞ!

 

 

 

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