5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

蛇は夏の季語

2012-07-26 21:56:50 | 自然
数日前のMTさんのフォトツイート、「この2~3日、朝刊を取りに行くと 蛙がポストの横で迎えてくれます。」、門柱の岩ブロックの隙間にちょこなんと載った小さなアマガエルがこちらを向いて写っている写真。面白い画面構成である。

翌日はこんなツイートが現れた、「まさか蛙を食べなかったろーなー?」、写真には昨日のブロックの間に小さなシマヘビが嵌まりこんでいる。アマガエルは見えない。

子供の頃住んでいた家では、青大将が眼の前にドタリと落ちてくるようなこともあったが、ちかごろはめったにヘビを見ることがなくなって長いから、こんな小さなシマヘビ一匹の写真を見てもちょっとヒヤリとする。

世界中で2700種以上もいるというヘビの仲間、多くが熱帯地方のもので、日本には10種類程度が棲息している。気温の上がった最近の環境はヘビには快適なのだろうか。青大将やシマヘビはネズミなどの小動物を食餌にしているから、人間の身近にいても悪くはないのだが、あまり気持ちのいいものではない。

フランスの作家、J・ルナールは、その「博物誌」で、ヘビは「長すぎる」とコメントしているが、たしかに「長すぎる」からヘビが嫌いだという人は多かろうと「季語集」の坪内稔典は書いている。

「蛇逃げて我を見し眼の草に残る」 高浜虚子

「撫子の花にあはれや蛇の衣」 正岡子規


「蛇」は夏の季語だ。

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