衆院補選、自民全敗

東京15区、島根１区、長崎３区で行われた補欠選挙で自民党は全敗（？）し、立憲民主党が３勝しました。

とはいうものの、自民で立候補したのは島根１区だけで、東京と長崎では裏金問題の逆風で独自の候補者を立てませんでした。

この３選挙区は補選前は３区とも自民党議員が勝っていましたから、大まかにいえば自民が全敗という事になるんでしょうね。

これまで１度も負けたことのない鳥取で負けたのは計算外だったのかもしれません。

岸田自民は、鳥取は勝てるだろうという奢った姿勢で臨んだのに負けてしまい、２度も応援に出かけた岸田首相の指導力が問われています。

首相周辺は、敗退が濃厚な情勢で２度目の応援演説に出かけるという岸田さんを止めたそうですが、その応援にも関わらずやっぱり負けてしまいました。

さすがに自民党の岩盤のような地盤も、裏金問題を初めとする岸田さんの「やるやる」と発言しても、何にもしない岸田さんを見限ったのでしょう。

この結果に拍手を送りたいですね。

これで衆院の早期解散はできなくなったと言われています。

秋の自民党総裁選に出る気満々の岸田さんもかなりの痛手を食らいました。

この結果を受けて、茂木幹事長が次の総裁を狙って辞任するんではないかと憶測されているようです。

まあ一度下野して、野党連合の失策をアゲツラッテ、安倍さんが第２時安倍内閣を立ち上げた時のように挽回するのもいいかもね。

なんせ世界情勢が難しい時だし、円安で日本経済はズタズタだから案外早く自民が立ちあがる日が来るかもしれません。

若しくは、じいちゃんは嫌いだけど人気がある石破さんや一気に若返って小泉進次郎君でも総裁になれば、与党に留まることができるかもね。

しかし、石破さんは党内では全く支持されず、小泉さんは若すぎると反対されるでしょう。

全国の有権者の皆さん、一度世襲政治家を全部落選させて、若くて生きのいい政治家を国会に送ってみませんか？

そしたら、自民党内閣でも少しはこれまでと違う政治が行われるかもしれません。

それから昨日鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地で行われた航空ショーで自民党総務会長の森山さんが「我が国の軍備の実情をご覧いただき、隊員がいかに努力をしているか正しく知っていただければ素晴らしいことだと考えている」と挨拶したそうで、この人現行の日本国憲法第９条がどんな条文かを分かってないらしい。

９条では「戦力不保持を掲げている」のに、森山さんという自民党議員は「自衛隊＝軍隊」というまだ成立してない改憲後の認識しかないんだろう。

本当にアホじゃなかろうか。

森山さんは世襲議員じゃないけど高卒の叩き上げで、やっぱりどっかオカシイ人なんだろうと思うのです（政治家になろうなんて人は、普通の神経の持ち主じゃないんでしょう。それに現行憲法を理解してない～ごめんなさいね）

後で指摘されて「不適切なので訂正したい」と述べたものの、自衛官の皆さんにもとても失礼な血迷った議員？（失礼）の発言でした。

※内容の一部に新聞記事を引用しました。