神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

マーガレットが咲きました

2017年05月13日 19時04分18秒 | 近所
留守がちのお向かいの家の玄関前にプランタを置かせてもらって、花を植えている。

先月はピンクの八重咲のチューリップが咲いたが、現在はマーガレットが咲いている。

この家は、週に一度だけ阪急沿線に嫁いでおられる娘さんが帰宅される。娘さんといっても、もう50歳近い方だ。

この娘さん一家は山陰地方に会社を作って、そちらに大きな家を建てられているので、ほとんどこちらに来られることはない。

10年あまり前までは、この娘さんと娘さんのお祖母様が暮らしておられた。

お祖母さんは息子さん一家が山陰にひっこされてからも一人で暮らしておられたが、この娘さんが山陰地方の小学校でいじめに遭ってからは川西のこのお向かいの家に引き取られて二人暮らしされていた。

私の娘も、兵庫県の私立中・高校に通っていたので、この現在地で義母と一緒に暮らしていた。

お向かい同士、似た組み合わせだったので、お祖母さん同士は仲良しだった。

そんなこんなで、今でも両家はお付き合いがある。

一昨年は、家の中の不用品の始末をしてほしいと頼まれて、夫が片づけてあげた。

その際、ふすまや障子も夫が張り替えてあげた。

夫は実費だけいただいたが、その年の秋は、山陰地方から立派な柿やクリなど送っていただいた。

その余波として、私も玄関前にお花を植えたりしている。

嫁ぎ先から帰宅した娘さんに喜んでもらうという目的と、我が家からも眺められるので、自分のためにも。

娘さんは小学校時代にいじめに遭った後遺症か、拒食症ぎみで、病的なほど痩せていられる。

それでも、関西の私鉄の重役のお宅の息子さんとご縁があり、嫁がれたのはよかったと思う。

現在ご夫婦で喫茶店をしておられるが、その疲れをいやすために週一回こちらに帰ってこられるのだ。

わたしの植えた花で、すこしでも心をいやしてもらえたらとおもう。

  拒食症わずらふ人の細さかな笑わぬ女性(ひと)は花見て笑ふ  biko

  チューリップきれいですねと言ひくれし人の笑顔に笑顔を返す  biko

  チューリップ笑つたあとに笑ふのはマーガレットといふお花なり  biko

  鬱病を患ひし吾(あ)は他人事と思へぬ向かひの娘さんを  biko

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