ZOZOスキンズマッチ
スキンズマッチが米国内で話題のワケ
日本で開催される初の米PGAツアー、
このイベントが米国ゴルフ界でちょっとした話題になっている。
今年は4月にマスターズで歴史的勝利を挙げて世界中を沸かせたウッズだが、
その後は振るわず、プレーオフ初戦のノーザントラストで腰痛を訴えて
棄権すると、昨年、復活優勝を遂げた最終戦のツアー選手権への進出を
逃した。
そして、ウッズが8月末に左ヒザの手術をしていたことを公表したからだ。
米国内では7月ごろくらいから「ウッズが日本で大きなイベントを行う」と
いううわさはあったが、ウッズが8月末に左ヒザの手術をこの手術を発表した
ことで、この大会への出 場が既に発表されていた ZOZOチャンピオンシップ
への参戦すら危ぶむ声が出ていた。
今回は、以前の手術で軟骨が小さなダメージを受けたことを解消する処置だった
という。
ウッズ本人は、9月末にチャリティイベントでテレビ出演し、「もう歩けているし、
先週ドクターから練習開始のゴーサインが出て、9ホールのプレーもした。まだ
痛みはあるが、トレーニングを始めている、完全復帰だ。10月の日本行きをとても
楽しみにしている」と話し、13年ぶりの日本でのプレーに、意欲を見せている。
このスキンズマッチへの出場が決まったことで、ウッズのヒザは快方へ向かっている、
とファンはひと安心したようだ。
「ザ・チャレンジ:ジャパン・スキンズ」というタイトルのイベントが、
ZOZOチャンピオンシップの開幕直前、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、
ジェイソン・デイと松山英樹という4人でのマッチプレーが、10月21日(月)に
千葉県のアコー ディア・ゴルフ習志野CCで開催された。
戦は、ホールに設定された賞金を奪い合う(タイの場合、賞金は次のホールに
持ち越し)このマッチの賞金総額は35万ドル(約3600万円)の争奪戦
「The Challenge: Japan Skins (ザ・チャレンジ:ジャパン・スキンズ)」
が行われ、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、ジェイソン・デイ、松山英樹、
が戦った。
日本初開催となるPGAツアーの開幕に先立つ月曜日、タイガー・ウッズ、
ロリー・マキロイ、ジェイソン・デイ、松山英樹の4選手による18ホールの
スキンズマッチ「MGM Resorts The Challenge: Japan Skins」が、
GOLFTV(米ディスカバリー社)の主催で行われ、スタートは日本時間13時、
米国の東海岸は24時、西海岸は21時で、ゴルフチャンネルでの視聴が可能な
米国内は、日曜日夜のアメリカンフットボール中継が終わったばかりとあって、
多くの視聴者が見込まれる。全世界(一部地域を除く)に生中継された。
発表されたこのマッチの賞金総額は35万ドル。
各ホールに設定された賞金を、そのホールで最も良いスコアを出した選手が
得るというルール。同スコアで複数人が並んだ場合、賞金は次のホールに持ち
越される。
会場には2048人のギャラリーが訪れて、最後はナイター決戦となったイベントに
熱狂した。
18ホールを終えて、もっとも多くの賞金を獲得したのは6スキンを得たジェイソン・
デイ「最後の方で良いパットを決められたし、ショートゲームがよくなってきた。
一週間を始めるにはよいスタートだった」と満面の笑み。一方で、これが「5、
6回目」という、スキンズマッチ出場のウッズは、今回も未勝利記録を更新する
結果となり、「少しコースのことを知ることができた」と苦笑い。
また、松山は「きょうはこういう3人と一緒にできて楽しかった。ただ、1スキン
しか取れなくてすごく残念」と悔しそうに振り返ったようだ。
試合の結果は
、
優勝 ジェイソン・デイ 8スキン 21万ドル
2T タイガー・ウッズ 5スキン 6万ドル
2T ロリー・マキロイ 4スキン 6万ドル
4位 松山英樹 1スキン 2万ドル
なお、ギャラリーの中には、渋野日向子や有村智恵、さらに前週アマチュア優勝を
果たしたばかりの、古江彩佳らの姿も見られ、ロープ際から世界トップの選手たちの
プレーに見入っていたが、本番ZOZOチャンピョンシップまで、あと3日後の開催だ。