夜いち!やじさかなプラスⅡ

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杉浦法相、死刑ゼロで退任へ

2006-09-26 20:34:44 | 政治

杉浦法相、死刑署名ゼロ退任 当局と最後まで攻防 朝日新聞 2006年 9月26日 (火) 09:44

杉浦法相が死刑執行命令書に署名を拒否したまま26日の任期を終える見通しとなった。法相の判断で死刑を執行しないのは、93年に後藤田法相が死刑執行を再開して以来初めて。
世界的には死刑廃止の傾向が強まり、日本では犯罪被害者の意向を反映した厳罰化が進んでいる。
93年の執行再開以来、5カ月以内に退任して判断を求められなかったとされる4人を除けば、「法相の判断」として執行しなかった例はない。
一方、毎年の執行数は1~3人程度と減ってきており、9月15日現在で未執行の確定者は89人に達している。
杉浦法相は昨年10月の就任会見で死刑執行について「私はサインしない」と明言し「心の問題、哲学の問題」と説明。1時間後に撤回したが、周囲には「本音が出た」と漏らしていた。
法務省の事務当局は法相との攻防を任期最終盤まで続けた。「ほかの大臣だったらここまでしない」。法務族の中心人物で弁護士という、法務行政を知り尽くしているはずの人物に「人が人を殺せるのか」と疑問を投げかけられては、制度の根幹が揺らぎ、今後の執行に大きなマイナスになるとの危機感があった。

二人以上殺していないと死刑にならないという判例を覆す判決が奈良地裁で出されました。

事件の残虐性に関係なく、一律に死刑を回避してきた既存の判決に比較すれば画期的であると思います。

しかし、本音で大臣の仕事を全うした杉浦法相、それならば大臣を断ればよかったことで、大臣の椅子に座り続けたことに「大喝!」を三つです。 


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