友栄（小田原）

国道一号線素沿いにある老舗の鰻屋。
鰻重にランクを付けずに統一したものを出しているところなんか、職人のこだわりを感じる。
すっぽん鍋も予約すれば作っていただけるとか。
鰻重以外の一品料理にも結構なバリエーションがあり、隣に座られていた若いご夫婦は珍味三品盛りやぴいなっつ豆腐などを召し上がっていた。


「鰻重」（2100円）
注文してから待つこと30分ほど。
綺麗な重箱、肝吸い、おしんこうが出てきた。
お店で鰻を食べるのはこれが初めてで、わくわくしていた。

まず、山椒が上品で美味しい。スーパーで売っているものとは大違いの味だ。
これ、こっそりと家に持ち帰りたい。


そして鰻。
箸を入れると、スっと切ることができるほどに柔らかい。
皮がゴムみたいで嫌だなんて思えないほどだ。皮なんて全然気にならない。

タレはとても上品。
クドくなく、あっさりしすぎることもない。
下のご飯は軽い盛りで、女性には調度良い量に仕上がっている。

これは旨い！
と、もう一切れの鰻に手をつけると・・・　　ん　　？


皮が固い

それこそゴムのようだ。


なんで同じ重箱のなかにこんなにも違う仕上がりの鰻が入れられていたのか。
片方だけ焼きすぎてしまったのだろうか。


ものすごく美味しくて感激していたのに、少しがっかりであった。



神奈川県小田原市風祭157
0465-23-1011
木曜・第三金定休