八正道

お釈迦様の言葉とのことですが、常に、これら八つの言葉で
示される正しい道を進むように心がけたいと思います。

私の健康法 その1

2007-05-19 03:41:57 | Weblog

 私はこれから数回に分けて、私が毎日実行している健康法(肉体的、精神的)について投稿します。

 その中で、これまでのメモから医師など専門学者のことばも示す予定です。

 投稿は「八千頌般若経」の読書録と並行して行います。

 1.腹式呼吸(深呼吸・丹田呼吸)

 私は、毎日、午前中に2回、午後に1回、腹式呼吸を行っています。

(1) 行い方

  初めに、口から息を吐きながら、お腹をへこませ、息を長く最後まで吐きだす。

  吸う息を短く、はく息を長くすることを心がけて、次の3ステップを繰り返します。

     ・ステップ1 : 鼻から息を吸い込み、

              お腹をふくらませる。(約3秒間)

    ・ステップ2 : 息を止める。     (約5秒間)

    ・ステップ3 : 口から息をだしながら、

              お腹をへこませる。 (約8秒間)

  午前中の場合は、これらステップ1,2,3を次のようにして行います。

  ステップ1(約3秒間)で いち、にいっ、さん と数える。

  ステップ2(約5秒間)で、いち、にいっ、さん、しい、こ゛お と数える。

  ステップ(約8秒間)3で、いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、ろく、なな、はち と数える。

 (注:この3,5,8という数字は幸せの数字であると聞きましたので採用しています)

  午後の場合は、1(ひとおぉつぅー)から10(とおぉおー) までを10回以上繰り返し数えます。

  つまり、ステップ1(約3秒間)で、「ひとおぉ」、

  ステップ2(約5秒間)で、息を止め、

  ステップ3(約8秒間)で、「つぅー」というふうに

 唱えるかもしくは、場合によっては暗誦します。

  これを「ふたぁ」・「 」・「つぅー」 , 「みぃっ」・「 」・「つぅー」 , 「よぉっ」・「 」・「つぅー」  というふうに続けて、「とおぉ」・「 」・「おー」まで数えおわったら、再び 「ひとおぉ」「」「つぅ」 から、「とおぉ」「」「おー」まで数えるのです。

 これを10回以上繰り返します。

 このようにして、数かぞえに集中することによって、邪念を一切取り除くことができるのです。

 しかも、次項(2)で示すような効果が得られるというわけです。

 (2)効果

  ・ 腹式呼吸の効果については、新潟大学大学院・安保徹教授(国際的にも名高いといれる免疫学者)が次のように説明されています。(「がんも自分で治せる 安保徹の免疫学入門」・別冊宝島908号・2003,12.1発行による)

 腹式呼吸をすると、副交感神経が活性化し、免疫力もアップする。さらに、腹式呼吸をすると血行がよくなり、血液の中に存在しているNK細胞の働きが活潑となり、がん細胞を消滅させてしまう。

(同教授によりますと、健康な人の体内でも、毎日100万個ほどのがん細胞が生まれているとのことです)

 また、同教授は「よく笑うこともまた副交感神経を活性化する」とも述べておられます。

  ・ 私は午後行う腹式呼吸を、

    時々、次のように役立てています。

  つまり、不安や悩み事が生じたとき、これを心の中から打ち消してしまうための強力な手段として次のような手法をとります。

  「すべてのことは 夢・まぼろし・かげろうのごときものだ。水に浮かぶ泡のようなもの、蜃気楼のようなもの、水面に映るお月さんのようなものだ。

そんな実体のないものについて、あれやこれやと思い悩むことよりも、深呼吸をしながらか数をかぞえることに集中したほうが、健康のためにも良い」と考えて、この腹式呼吸を行います。

 このようにして不安や悩み事が心の中から削除され、その後で冷静に第三者的に、心配事の対処方法について考えることができます。その上、健康にも役立つことは間違いないと確信しています。

 また、榊原記念病院顧問で心療内科医の菊池長徳氏は呼吸を整えることによる効果として次のように述べられているということです。(07,5.12付け朝日新聞による)

  「座禅をして呼吸が整うと、皮膚温が上がり血流がよくなる。

   吸うと交感神経が、はくと副交感神経が刺激され、緊張と弛緩のバランスがとれる。

   不安や緊張が和らぎ、血圧も安定します」

 ・ 一般的に、自然界で生きる野生動物たちは病気せず、人間だけが病気をする、といわれています。

 その理由については、次のように説明されると何かの書物で読んだことがあります。

野生動物たちは腹式呼吸をしているから、病に対する免疫力が高い。一方人間は、腹式呼吸でなく胸式呼吸をするようになった。このため、交感神経の働きが強く、副交感神経の働きが弱くなったため、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなったのである、と。

  参考:   交感神経と副交感神経は、それぞれ相反する方向に働く。

        ひと言でいえば、次ぎのとおりである。

        交感神経  : 興奮させる

        副交感神経 : リラックスさせる

   (上記、別冊宝島908号・2003,12.1発行による)


5 コメント

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こんにちは (karupapa21sei)
2007-05-19 08:06:17
こんにちは
偶然、ブログを知りました。
当方もブログ・HPがあり、見て頂ければ幸いです。


禅友に贈る書Blog
http://blogs.yahoo.co.jp/karupapa21sei

禅友に贈る書ホームページURL
?http://www.karupapa.net/?
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Unknown (Unknown)
2007-05-19 22:12:02
出来立てのBlog専用ランキングサイトです。
是非ご利用下さい。
m(__)m
http://blog.rank7.in/
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よろしくお願いします (zazen256)
2007-05-20 03:51:49
 コメントありがとうございました。
早速karupapa21sei様のブログを拝読しました。
「己事究明」とは私が時々黙誦している句の一つです。
 私は「己事究明」と黙誦したあと、「常に、愛と光と感謝の気持ちを持っているか、誠心誠意を尽くして行動しているか、”自ら省みて、なおくんば 一千万人といえども われゆかん”、という心境に徹しているか、坐禅に集中する時間を確保しているか」と心の中で反省言葉を黙誦しています。この坐禅は何故か中々、する時間が確保できないのです。
 今後とも何卒 よろしくお願いします。


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腹式呼吸 (海山人)
2007-05-21 23:36:11
この方法は古来より伝わった画期的なことですね。
もっと、簡単?に出来るのが大声で笑うことです。
そうすれば、同じ効果が得られるとおもうのですが。


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先人の教え (zazen256)
2007-05-24 03:28:40
 コメントありがとうございました。
 人間社会はどうして古来から伝わってきた役立つことを普及させないのでしょうか。不思議です。
 人間が成長するためには苦しみも必要でありますが、でも、健康面でも思想面でも簡単に実践できる先人の教えが普及しないために私たちは無駄な時間を費やしている面が多すぎるように思います。
 IT社会の中でこそ解決されるべき問題であると思います。先ずはシステム作りを手がけてくださる専門家の出現を期待しています。
 私は限られた情報収集能力ながらも個人的に整理してみようと乱雑なメモをとり続けています。
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