旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

三国山・生藤山・茅丸・連行峰・醍醐丸【東京都・神奈川県・山梨県】

2019-12-08 23:01:01 | 山梨県の山

こういう良い天気も最近はきわめて少ない。
気持ちはやはり山に向かう。

三国山(さんごくさん 960m):その名のとおり東京都、神奈川県、山梨県にまたがる山。別名三国峰。
生藤山(しょうとうさん 990m):東京都檜原村と神奈川県相模原市の境界にある山。
茅丸(かやまる 1019m):コース最高地点。山頂直下には巻き道がある。
連行峰(れんぎょうほう 1016m):東京都檜原村と神奈川県相模原市の境界にある山。連行山とも称される。
醍醐丸(だいごまる 867m):東京都檜原村・東京都八王子市・神奈川県相模原市との境にある山。

予定コースは、井戸バス停~軍刀利神社~同奥の院~三国山~生藤山~萱丸~連行峰~醍醐丸~和田峠~陣馬山~和田バス停。
しかし今回は、トラブルが重なったので、無理は禁物、安全第一と考えて、醍醐峠分岐で和田峠~陣馬山は断念することにした。

<トラブルその1>
JR中央線上野原駅からバスに乗り、終点の井戸バス停に向かう。
そのバスが途中でクーリングファンベルトが切れてエンスト。
代行バスが出たが、次にはわたしが乗り換える際にカメラを置き忘れてしまい、故障したバスまで取りに戻らざるをえなくなってしまった。
なんたる不始末。
これで終点のバス停からの歩き出しは、予定より40分遅れになってしまった。
※単独行だから良かったものの、グループ登山だったら同行メンバーに迷惑をかけたことだろう。

<トラブルその2>
醍醐丸で分岐標識をよく確認しないまま先に進んでしまい、気が付いて戻ったものの30分の時間と体力のロス。
”見ていても実際は見えていない”
鉄道マンの方々が行う「指差確認」ということの大事さを改めて思い知った。

<トラブルその3>
醍醐丸から誤って先に進んだ際に、山頂から下り始めてすぐの乾いた落ち葉が積もる斜面で滑ってしまった。
幸い転倒することもケガもなかったが、”気のゆるみは危険”と痛感させられた。
疲れが足に出ていたということもあるだろう。

井戸バス停から歩き出してすぐのところで左前方の山が目に入ってきた。
なかなかに良い山容をしている。
さらに見渡すと雪をかぶった大きな富士山が・・・。
道路わきに立っていた住民らしき男性から、「この辺りでは毎日この景色が見られるよ!」と声掛けがあった。
本当にそう思う。
家の窓越しに日々絶景を楽しめるとはなんとも贅沢。





(これはスマホ画像)


(カメラで撮影したものを少しズームアップ)


舗装された道を進んですぐに大鳥居の立つ軍刀利神社がわに右折。







上りの傾斜に少々息が切れてきたところで軍刀利神社に到着。
(社務所はかなり手前のところにあった。)



(神社の石段の傾斜はけっこうある。)




社殿の向かって左手をぬけて奥に進むとまたまた鳥居前に出た。
こちらは奥の院。



(大桂の迫力がすごい。)


この奥の院の社殿の左手から登山道が始まる。









スギやヒノキの林をジグザグに上る。
広葉樹の林に来るとこころが和む。
三国山には寄らない巻き道標識を横目に先を目指すと軍刀利神社分岐の尾根道に出た。





(左斜面の方から上がってきた。ここは甘草水への道との合流点。)


さらに一上りするとそこが三国山だった。
テーブル、ベンチが置かれており、かなりの数の人たちが休憩していた。
ここまで当方はあまり人に合わないで来たので、これほどの人たちはどのコースで来たのだろうとつい思ってしまった。
陽だまりハイクには人気の山ということか・・・。
(きっと高尾山には大勢が押しかけたことだろう。)



(三国山山頂)


(画像には入っていないが左側にも多数いる。)


(南側からの眺望:他は木々の枝で遮られている。)


ここで少し休憩を取り先を急ぐ。



(これを下ってまた上りに入る。)


(生藤山山頂:三国山からは200mの距離)


左のベンチでは5~6名が談笑中なので、こちらはすぐに通過。
またまた急な下り。



(転びでもしたら尖った石でケガしそう。)


快適な尾根道を進んでまた上る。





(茅丸:コース内の最高地点)


(ここからの下りも急だが階段状に整備されている。)


開けた場所に来て辺りを眺めまわしながら立ったまま休憩。
木々に遮られ眺望はきかない。





尾根道は続く。





上った先が連行峰。
ここのベンチで昼食休憩をとった。





また尾根の道。





(ここまでの眺望はすべてこれと同様にあまり良くない。)


和田峠に向かう巻き道があることを右に見ながら醍醐丸への上りに入る。





(醍醐丸山頂)


ここでミスしてしまった。
この地点から右折すれば良いものを、標識を見ておきながら市道山側に下りてしまった。
落ち葉が積もった乾燥した道で滑ってしまう。
15分近く進んで「アッ、待てよ!」となり、地図を確認。
道を誤ったことに気が付き戻ることに。
その醍醐丸への上り返しには疲れてしまった。

山頂のベンチに腰掛けてしばらく休憩。
ここから和田峠までは30分、峠から陣馬山まではまた30分、その先一の尾根を下っての分岐までは40分、さらに和田バス停まで20分かかるらしい。



(醍醐丸からの道)


(醍醐峠)


ここの標識では和田峠まで約1km、和田バス停まで2.3㎞とある。
陣馬山を廻ることにすれば2時間以上かかることから、予定変更を決断。
右折して和田バス停に向かうことにした。
道は斜度のきついスギ林を小刻みにジグザクに造られている。
醍醐丸からは誰にも出合わない。
三国山や生藤山にはあれほど多くの人たちがいたのに・・・。
まったくもって静かな一人歩きのスギ木立の道歩きになった。





沢筋の道になると、道なのか沢なのか不安になるような個所が出てきたりする。



(この画像の右手上部の道は、石ゴロゴロの沢の道だった。)




(ここを左折。)


(車道出合の水道施設脇に出てきた。)


あとは和田バス停まで1.5㎞近く舗装道を歩く。
(醍醐峠の標識では2.3㎞とあったが、となれば長いこと下ってきたと思えたスギ林の歩きは800mしかなかった?)



(陣馬山からこの登山口に下りてくる予定だったが・・・。)


和田バス停に着いた時にはバスが発車(14:32)するところだった。
席もかろうじて確保できた。
このバスに乗り遅れると1時間10分待たなければならない。
まさに滑り込みセーフ。

JR中央線藤野駅に戻り、いつものように電車を乗り継ぎ帰宅したが、反省しきりの山歩きとなってしまった。





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