旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

箱根 丸岳【神奈川県】

2019-12-15 23:17:33 | 神奈川県の山

会の山行で箱根の丸岳をプチ縦走してきた。
天気は上々。
気温も低くない。
全体的に歩きやすい道を陽だまりハイク感覚で歩き、箱根の外輪山、富士山などの眺望を存分に楽しんできた。
計画してくれたチーフリーダー(TIさん)には、チケット予約を含めいろいろ配慮もしていただき、感謝です。

※東名高速道が交通事故や工事中などの影響で渋滞し、往きに1時間、帰りに1時間半ほど予定をオーバー。
 それでも、予め下山後に1時間半超の余裕時間が設定されていたので、帰りのバスの発車20分前には桃源台に到着できた。
 また、帰路では、用賀パーキングで降車でき、これまた1駅で二子玉川に戻れた。

     *

集合はバスタ新宿なのだが、わたしだけ池尻大橋から乗車。
(新宿まで出向くよりはるかにこちらからの方が楽だった。)

<コース>
乙女峠バス停(795m)~乙女峠(1005m)~丸岳(1156m)昼食~長尾峠(スカイライン料金所にトイレあり)~富士見公園~芦ノ湖展望公園~桃源台(740m) ※桃源台バス停15:50発のバスタ新宿行きに乗車



(小田急箱根高速バス「池尻大橋バス停」)
  このバス停は、東急田園都市線「池尻大橋駅」東口を出て右折し、目黒川を越した先(駅から330m)にある。

(バス停背後の店舗)


渋滞に少々がっかりしながらも、ときおり車窓から見える大きな富士山の姿に山歩きの楽しみを重ねつつ、登山口のある乙女峠バス停に到着。
目の前にはドーンと富士山がそびえる。
軽いミーティングと身支度を済ませ、歩き出す。





(歩き始めは針葉樹の森)


(体が温まってきたところで乙女峠到着。次から次に人が到着。そのほとんどが金時山に向かうようだった。)






(律儀にも石仏の右にお賽銭の受領証が掲示されている。こういうのは初めて目にする。)


ひとしきり眺望を楽しみ、各自写真を撮るなどして小休憩。
いよいよ丸岳を目指して進む。
道は、とても歩きやすい。







(ちょっとした上りもある。)


(ブナの巨木。強い風の影響か低い位置から枝が出ている。)




軽いアップダウンの先には、この眺望が待っていた。



(展望デッキから富士山)


北の方角にはこの前登った金時山(1212.4m)。
その稜線の東側先の火打石岳(988.4m)と明神ヶ岳(1169m)。
東には、噴煙の上がる大涌谷、箱根山、芦ノ湖など。
これらの眺望を楽しみながら無線中継所のある丸岳山頂に到着。



(広い丸岳山頂。テーブル2基、ベンチ4基が設置されている。)


(噴煙上がる大涌谷と冠ヶ岳1409m、神山1438m(箱根エリアの最高峰)、ロープウエイの山頂駅のある駒ヶ岳、遊覧船浮かぶ芦ノ湖)


山頂で昼食の後、持参した三脚を取り出して集合写真を撮影。
先を目指して歩きだす。
道は平たんで気持ちが良い。





(北東の方角に振り返り見る明神ヶ岳)


(無線中継所のある丸岳山頂)


シノダケが生い茂る中の道を進むと展望デッキが置かれた場所に出た。
一同、やはりそれに上がって富士山の遠望を楽しむ。





芦ノ湖を見下ろしながら歩みを続ける。





峠らしからぬ長尾峠を越す。
この峠から少し進んだ地点に箱根スカイラインの駐車場に下りる分岐がある。
(駐車場にはトイレあり。また駐車場からはこの分岐に戻らず、ホンの少し先に出てくる道も整備されている。)



(駐車場への分岐)


(シノダケが両サイドに密集する道)


(こういうブナの木を見ると立ち止まってしまう。)


(雰囲気あるな~)


(張り出したサクラの枝に花の季節を想像してしまう。)




さらに進むとまた富士山の絶景。



(アセビの赤い実を富士山に添えてみる。)


(富士見公園からの富士山と箱根スカイライン。右下に車も入れてみたら、自動車メーカーのコマーシャル画像に似てきたか?)




さらにアップダウンを繰り返すと芦ノ湖展望公園と湖尻水門などの分岐に到着。
せっかくなので公園に立ち寄ってみた。
そこは広い草地になっている。



(芦ノ湖展望公園から富士山遠望)


分岐まで戻る。
湖尻水門まで20分だと表示されているが、その下りはけっこう時間がかかった気にさせられる。
曲がりくねったツゲの木々の間を抜け、舗装道路に出て、湖尻水門を右手に見ながら桃源台バス停に向かう。
水門脇通過が15:21。
予約したバスは15:50発なので、必然的に皆急ぎ足でバスターミナルに着いた。



(ツゲの林を下る。)




(下山口)


(湖尻水門)

※今日も富士山の絶景を堪能。大菩薩嶺以降ずっと見てきたら、豪華な食事続きの後で田舎料理が食べたくなるように、わが故郷の山が恋しくなってしまった。

生れ故郷の栗駒山は富士の山よりなつかしや     白鳥省吾

みちのくのくりこま山の朴(ほお)の木のまくらはあれど君が手枕(たまくら)     古今和歌六帖

<今日のコース>



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