暇つぶしひつまぶし

四方八方に興味が伸びる一貫性の無いだらだら日記。
ブームは日々移り変わります。

ラプンツェル

2009年04月13日 | 本のこと。
図書館で目に留まったので、「本当は恐ろしいグリム童話」
を3巻分借りてきました。

なんか話題になった頃、誰かに借りてちらりと読んだことはあったのだけど、
確か凄く無理やりな改変がされてて、「ちょっとなー」と思った記憶だけは残ってました。
ちょうどグリム童話の初版が出版されたりして話題になってたので
この小説より純粋に初版の訳書の方が面白かったし。

と思ってたけど、久しぶりに読んだら意外と楽しめました。
無理やり性的な方向に持っていこうとするところはなんだかフロイトっぽくて気になるのだけど、
パロディ小説として面白い本だなーと思いました。
機会があれば是非。
ってだいぶ売れたし、話題にもなったから読んでる人の方が多いか。


で、そこでラプンツェルを読んでてふと気になった。

私ラプンツェルって食べ物を見たこと無いな・・・

童話のラプンツェルは、妊娠中の奥さんが隣の魔女の家のラプンツェルをどうしても食べたくて、
夫に盗ませたところを魔女に見つかってしまい
産まれてくる子供と引き換えにラプンツェルをあげると言われ、
結局魔女に取られた赤ん坊が「ラプンツェル」と名付けられるのです。
なので、ラプンツェルが食べ物らしいのは知ってるけどスーパーとかで見たことないし。
食べたくて死ぬ!というくらいだし、なんとなくカブのようなものを想定してました。

調べたら全然違うのな!

ラプンツェルは「のぢしゃ」という葉っぱの食べ物らしいです。
葉っぱを食べるんだね。レタス系らしいので、サラダにして食べるのかな。
しかしどうしても食べたいんだったら、盗みなんか働かないで
魔女でもなんでもちゃんとお願いしろよ…
と思うのだけど、それを思ったら物語にならないのよね。

童話の「ラプンツェル」はちょっと大人向けだと思う。
私もちゃんと話を理解したのは中学生くらいになってからでした。
童話全集に載ってたから母も寝物語で読んではくれていたと思うのだけど
全然覚えてなかったってことは気に入らなかった話なんでしょうね。
最終的にはハッピーエンドとはいえ、ちょっと展開重いんだよね。



童話といえば、ダンナが結構童話知らなくて面白いです。
「○○みたいな話だよね~」
とかちょっとした会話の流れで有名な童話を挙げたりすると、
「俺その話よく知らない」
とか言われたりするので、嬉々として語ってあげます。
童話話すのって凄い面白い!
男の子だし興味が無ければ触れることもないのかも。

童話全集読み返したくなってきた…実家行くか。
ちなみに実家にあるのは国際版少年少女世界童話全集
確かこれ1冊だか2冊だか、何故か揃ってないんだよ。
赤いろうそくと人魚の巻。

挿絵画家が外国の作家によるものの為、たまにすんげえおっかない絵もあるのだけど、そこがまた良い。
凄い迫力で本当に美しい挿絵ばかりなので、芸術的価値の観点からもなかなかいい本だと思います。
これは母が私の嫁入り道具として手放さずに取っておいてくれているので、
こどもが産まれたらそのまま引き取るぞ。
欠損してる巻は地道に古本屋で探そう…

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2 コメント

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漫画版で (ばにら)
2009-04-14 20:50:47
読んだことあります。

絵が何ともおどろおどろしくて途中でやめちゃったことも。。。

漫画の本当は怖いグリム童話はエロ漫画だよねぇ。
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知らなかった! (314)
2009-04-15 12:58:59
>>ばにらさん
この本漫画版が出てたんですね~知らなかった!
この原作をそのまま漫画にしたなら、確かにエロ漫画になっちゃうだろうなあ。
ホントに無理やりエロの方向にもっていってるし(笑)
でもちょっと読んでみたい気もします。
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