（感想） アニメ 『夏目友人帳』 第6話 「水底の燕」

ダム湖に釣りにやってきた貴志たちだったのですが、
水は完全に干上がっていてそこには廃村が現れていました。

その廃村に人影を見つける貴志
すると突然倒れてしまいます


目を覚ますと家で、横にはニャンコ先生
そして妖怪がたくさん訪ねてやってきます。
その妖怪たちは村と共に水底にいたのですが、水が干上がったこの機会に
名前を返してもらいにやってきたようです。


夜中にこっそり名前を返す貴志
「ありがとうございます。夏目殿」
お礼代りに貴志に取り付いているモノがいると教えてくれます。
早速ニャンコ先生がド突いて離します

出てきた妖怪は、
「どうしても会いたい人間がいるのです!!」
ということで、しばらくやっかいになると言います。
それにしても、この妖怪、ニャンコ先生を「古狸」呼ばわり（笑）


貴志にくっついて離れない妖怪…
「わかったわかった手伝うよ!!!」


この妖怪が探している人物は谷尾崎という名前らしい…。
北本は父親が沈んでいた村出身だと言うので、協力してくれることに


妖怪は4人の兄弟は自分のせいで死んだという話をする。
「夏目様、手をつないでいいですか??」

冷たい手…いや、そうじゃない冷たくて気持ちいいって言いたかった…。

こういう貴志が一人で心の中で訂正する表現が結構好きです

この妖怪はもともとは燕だったと言います。

そこへやってきたニャンコ先生、手をつなぐ2人を見て、
「何やってんだ、お前らガキか??」
爆笑


昔、燕がヒナだったころ、巣から落ちた燕を人間が助けてくれた。
しかし親は人間のにおいがするのに気づき、育児を放棄
兄弟は次々と死んでいってしまった。

そして鬼となってしまった燕。

そこへ毎日餌を置いていってくれる人がいた。
この人間のおかげで拾ってくれた人間の温かさを思い出した…
あの人のおかげで静かにいられる――


次の日、北本は谷尾崎さんの住所を教えてくれます。
「あの人のにおいがする!!!近い!!!」
走っていくと、そこには谷尾崎本人がいた
しかし、必死に話しかけたりジェスチャーをするものの、全く気付かない谷尾崎さん…
燕はとっても嬉しそうなのに…（T-T)

「どうして…俺にしか見えないんだ。あんなに…あんなに…」

――どうして俺は見えてしまうんだろう…


「夏目様、ありがとうございました」
そんなに彼のことが好きなら帰らなくてもいいのではないかと貴志は言いますが、
兄弟を同じ場所にいたいという燕
でも村が沈むまで時間はあるんだろ!!!
「会いたい」という願いはまだ叶っていないと貴志は思ったようです。


その後も谷尾崎にアタックを仕掛けていくのですが、力が弱まっている燕は次第に
姿を保てる時間が短くなっていってしまいます…


ある日、垂車が水底の村の祭りに誘いに来ます。
その祭りの中に、一夜だけ人間になれる浴衣が贈られる催しがあると聞き、
興味を持った貴志はついていくことに…
その途中でニャンコ先生に遭遇
「あんな祭に行ったらお前なんか食われてしまうぞ夏目」
驚く貴志ですが、浴衣の話が嘘でないならつれてってほしいと言います。
「情が移ったからさ!!!友人のために動いて何が悪い!!!」
「友人のために」ってところがいいですね


顔を隠して参加する貴志。
妖力を使わず浴衣に触れたものが優勝ということらしいです
しかし貴志の短い手足で勝てるはずがない…
押されてもみくちゃになっても走り続ける貴志に、見かねたニャンコ先生が、
斑の姿になって手助け
そして貴志の手が浴衣にっ……


夢から覚めた燕に浴衣を渡し、行けという貴志。
珍しく男らしくてかっこいい貴志が見られましたね
「燕、人を嫌いにならないでいてくれてありがとう」
「優しいものが好きです。温かいものが好きです。だから人が好きです!!!」

「夏目様、ありがとう」

「行ってきます!!夏目様!!!」


燕の言葉通り、夜更けから雨が降り、村は沈んでいった…。

燕は帰れたかな??


――あの人には会えたかい??

――おやすみ、燕…良い夢を…


ニャンコ先生も貴志に情が移る日がくるでしょうか??ｗｗｗ
でも、浴衣争奪戦の時に貴志を背中に乗せてくれたニャンコ先生はもう既に
情が移り始めていると思います


その後、谷尾崎さんに聞いてみると、
祭りの時に青い浴衣の無口な子に会ったと言います

そして谷尾崎さんはその時の写真を見せてくれます。

そこには笑った燕…


うう…
今内容を書きながら泣きそうになってしまいました…
燕の笑顔が眩しいよ
ホントに良かったね～～


しかも次回も結構好きな話…楽しみです
今回はしっかりハンカチスタンバイして見るべきだったな～（笑）