南国の遊び部屋

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遊び部屋ですから(笑)

戦国無双3・真田幸村(沼田城の戦い)

2010-04-09 | 歴史(戦国・維新・島津など)
戦国無双3・真田幸村の章・第四話は「沼田城の戦い」です。



1600年7月、家康は上杉景勝に討伐軍を起こして関東へ下り、在京していた昌幸もこれに従っていました。


家康の留守中に石田三成が挙兵し、諸大名に家康弾劾の書状を送ります。
昌幸は宇田氏を通じて三成と姻戚にあり、次男・信繁(幸村)は西軍の大谷吉継の娘を正室としていた関係で西軍に与することになります。
長男・信之は家康の養女(本田忠勝の娘)の稲姫を妻としており、東軍に属しました。

この時の真田家家族会議は長時間の議論となったそうで、あまりに長く様子を見に来た家臣に、激怒した昌幸が下駄をなげつけ、歯が折れたとのこと。
話し合いの最後に、昌幸は「分かれることも良いかもしれぬ」とつぶやいたそうです。



徳川方に味方することを決めた信之と袂を分かった昌幸が居城である上田城に向かう途中、稲姫が留守を守る沼田城に立ち寄り「孫の顔が見たい」と所望します。


これに対し稲姫は戦装束で舅の前に現れて「敵味方となった以上、義父といえども城に入れるわけにはいかない」と昌幸の申し出を断ったそうです。


稲姫「幸村、なぜ肉親同士で争う必要があるのです!」


幸村「もののふの定め…義姉上、許されよ!」
稲姫「兄弟で血を流すのが定め?そんなのって…!」


家康の東軍本隊や豊臣恩顧大名などの先発隊は東海道を進み、徳川秀忠率いる3万8000人の軍勢は中山道を進んで西に向い、その進路に、真田父子が立て篭もる上田城がありました。

秀忠が開城を求めると昌幸はのらりくらりと返事を先延ばしにして、時間稼ぎに徹します。
秀忠は数日を空しく費やした後で昌幸の真意を知り激怒、上田城攻略を決意します。
このとき本多正信や徳川四天王の一人・榊原康政などは寡兵の真田氏を侮ることはせず、上田城を黙殺して西軍との主戦場(関ヶ原)に急ぐべきだと進言しますが・・・


昌幸「これで石田殿も、少しは楽になるじゃろ…」

3,500ほどの寡兵で38,000の兵を翻弄しました。


くのいち「さっすがあたし!我ながらいい仕事ぶり~」

幸村「義姉上の覚悟は相当なものだ 油断してはならぬ」
くのいち「はいっ!人妻になんて。負けませんから!」
幸村「…そなた、妙に張り切っているな」

「真田太平記」での幸村と、くのいち「お江」も、いい関係でした


昌幸「わしの若い頃に比べればまだまだじゃ」

昌幸は九度山に蟄居中、徳川に対する軍略があると言い、幸村がぜひ聞きたいと申し出るも、お前は才能があるが、実績がないので他がついてこないので実行不能と言ったそうです。

幸村「父上…? なんだか楽しそうですね」
昌幸「信之はよき嫁御を得た…それが嬉しゅうてな」


稲姫は沼田城に昌幸達を入れませんでしたが、昌幸が近隣の正覚寺で休息を取っているところへ稲姫は子供を連れて現れ、孫の顔を見たいという昌幸の所望をかなえたそうです


信之は弟・信繁(幸村)が防衛する戸石城の攻略を命じられ、真田兵同士の消耗を避ける為開城請求の使者を派遣、信繁も兄の意を汲み開城に応じました。
信幸は入城後守備し、信繁は昌幸のいる上田城へ撤退しました。


西軍に与した昌幸と信繁は戦後処理で死罪を命じられましたが、信幸とその岳父である本多忠勝の助命嘆願などもあって、一命を助けられました。



秀忠軍は美濃への着陣を促され、上田攻略を諦めます。
秀忠軍を関ヶ原本戦へ遅らせ家康は秀忠に激怒したとのこと。

9月15日の本戦での石田三成敗戦の報が届いてもすぐには降伏せず、葛尾城に対して上田城から9月18日と23日の2度に渡って真田信繁(幸村)を出撃させて夜討と朝駆けの攻撃を加えたそうです。

昌幸、信繁父子が九度山に追放になった後、稲姫は食料や日用品を送るなどの配慮を怠らなかったとのことです。

戦後、信之は昌幸の旧領に加え3万石を加増されて9万5,000石(沼田3万石を含む)となり、初代上田藩主となりました。
秀忠の不興は晴れることが無く、真田家は上田から松代へ移されることとなり、後に信濃の松代藩の初代藩主になりました。
真田家は江戸時代を通じて存続し、明治まで生き残りました


1658年11月12日に93歳で死去した真田信之の主君
武田勝頼→織田信長→北条氏直→上杉景勝→豊臣秀吉→秀頼→徳川家康→秀忠→家光→家綱



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