今回は8月から新しく中国語担当スタッフとして仲間に加わることになった劉 婷(ていぎょく)講師のプロフィールなどを紹介するため、いくつか尋ねてみました。
Q:西安出身ということですが、どんなところですか?
劉:ご紹介のとおり、私は中国西部に位置する陝西省西安から来ました。西安は日本の奈良と同じように古くは都のあった場所で以前は「長安」と呼ばれていました。ですから古い遺跡や建築物の多い観光地としても知られており、大雁塔、小雁塔、兵馬俑、秦始皇帝の墓、華清池などは特に有名です。なかでも私の家は大雁塔から近い距離の場所に住んでいますので、是非皆さんにも来ていただければ嬉しく思います。日本から西安にツアーで出かけるとさまざまな動物などの形をした蒸餃子をいただく「餃子宴」を食べることが多いそうですが、西安にはまだまだおいしい料理があります。「ルージャーモー」という豚肉を2枚の饅頭(マントウ)に挟んだ中国式ハンバーガーのような食べ物、「ヤンルーポーモー」という饅頭(マントウ)を羊肉のスープに浸して食べる料理などは有名ですから西安に来る機会がありましたら是非一度食べてみてください。
「ルージャーモー」
Q:日本に留学したいと思うきっかけを教えてください。
劉:小さい頃は日本のアニメが好きで日本への関心を持つようになりましたが、高校生の頃になると日本のテレビドラマも見るようになり、ドラマを通じて日本の生活習慣などもわかるようになりましたので、実際に留学して日本の生活を体験してみたいと思うようになりました。また、インターネットでは日本の観光地を紹介するものもいくつか見ることができましたので、日本に留学したら東京、京都、北海道などの各地を訪ねてみたいと思うようになりました。
Q:下の写真はどこで撮影したものですか?
劉:名古屋から一時間ほどの場所にある「明治村」に友人と行ったときの写真です。明治村は広い敷地に歴史的な建築物がたくさん見られるほか、蒸気機関車や京都市内電車に乗車したり明治時代のすき焼きなども味わえることができ、明治の時代にタイムスリップした雰囲気を味わうことができます。私は日本の明治の頃は木造建築ばかりだと思っていたのですが、近代的な西洋建築物もたくさんあり、新しい発見がいくつかありました。
Q:劉さんの趣味などを教えてください。
劉:私は旅行が好きなので、これからも日本のいろいろな地域を訪れて、その土地のおいしいものもいろいろ味わってみたいと思っています。また、料理をつくるのが好きで、中国で有名な「火鍋」はなかでも得意料理なので、ときどき友人をさそって皆でわいわいおしゃべりしながら、鍋料理を楽しんでいます。また、カラオケも好きで友人と一緒に歌ったりしますが、特に中島美嘉さんの歌は一番お気に入りです。あと、これは趣味といえるものではありませんが、私は日本の野球を題材にしたドラマが好きであったので、先日バッティングセンターに行ってみようと思い、実際に体験する機会がありました。近くでは小さな男の子も上手に打っていましたが、私にとっては球が速すぎて空振りばかりの結果になってしまいました。でもとても楽しい経験で、ストレスを解消するにもとてもいいのではないかと思いました。
Q:好きな食べもの、嫌いな食べ物を教えてください。
劉:日本の食べ物にはとても関心があり、ほとんどのものは大丈夫なのですが、おそばと納豆は苦手です。納豆が嫌いな中国人は友人にもたくさんいますが、私はそぼも味が薄いのであまり好きではありませんし、わさびも食べることができません。全般的に日本の料理は味が薄く、辛い料理も少ないと感じますが、一方で日本のケーキやアイスクリームなどは中国のものと比べると甘すぎずとてもおいしいと感じます。また、私はから揚げも好きなのですが、大学の学食ではから揚げを毎日のように食べることができるので、飽きずに食べています。また、名古屋では手羽先が有名であると聞いていますが、まだ食べたことがないので今度是非チャレンジしてみたいと思っています。