悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

新ドイツ語講師紹介

2013年10月29日 11時19分44秒 | ドイツ語講師

10月から新しくドイツ語講師としてスタッフに加わることになったアル・アラジ・ヤスミン講師のプロフィールなどを紹介するため、いくつか尋ねてみました。

Q:出身地を紹介してください

ヤスミン:ドイツのライプツィヒの大学から名古屋郊外の大学に交換留学生として来ました。ライプツィヒは旧東ドイツではベルリンに次ぐ第2の都市で、バッハやメンデルスゾーンといった音楽家ともゆかりのある音楽の街です。気候は名古屋に比べると全般的に温度が低く、夏は30度を超えることはあまりない一方で、冬は氷点下になることも多いです。今年の9月末に名古屋に来たのですが、10月になっても30度を超える日もあるので驚いているのですが、名古屋の夏は暑さが厳しいと聞いていますので、来年の夏になって名古屋の暑さに耐えることができるかどうかが心配です。あと、ライプツィヒの有名なお菓子を紹介しましょう。そのお菓子は「レアヒエ」という焼き菓子なのですが、ヒバリの巣をイメージした形のお菓子です。生地にはアーモンドやナッツが入っているほか、中にはジャムも入った少し甘めのお菓子ですが、皆さんにも是非一度味わっていただければと思っています。

Q:下の写真はどこを撮影したものですか?

ヤスミン:ライプツィヒの中心部です。中央の建物部分はデパートやオフィスなどが並び、高い塔はニコライ教会です。ご覧になってわかるとおり、名古屋のような高層ビルはほとんどありませんですし、ネオン看板などの広告もあまり目に付かず、シンプルな都市に見えるかもしれません。

Q:日本に関心をもつようになったきっかけは?

ヤスミン:私は小さい頃から日本のアニメが好きで、「ワンピース」「セーラームーン」といったアニメが特にお気に入りでした。そんなこともあって大学に入り日本語学習を始めたのですが、会話はともかくとして漢字を読んだり書いたりすることが特に難しく、今でも苦労を続けています。大学在学中に日本に来る機会があり、三重県に住む知人を訪ねてきたものですから、そのときは伊勢神宮や鳥羽水族館を見学することができました。今年は伊勢神宮も20年に1度の式年遷宮の儀式があったと聞いていますが、伊勢神宮を訪れたときはその空間だけが別次元の空気に覆われているようで、日本の魂に触れたような気がしました。

Q:趣味や好きな食べ物を紹介してください。

ヤスミン:私は旅行が好きなので、名古屋在学中にいろいろな場所を訪れたいと思っていますが、まず最初は何と言ってもディズニーランドと思っているので、早く実現する機会が来ることを楽しみにしています。日本の好きな食べ物はいろいろありますが、寿司、親子丼、お好み焼き、天ぷらなどは特に好きな食べ物です。しばらくこちらで生活することになりますので、まだまだ食べたことのないものもたくさんあるので、いろいろな食べ物にチャレンジしてみたいと思っています。名古屋のおいしい食べ物があれば、教えてくださいね。

 

 


中国の餅(ビン)料理あれこれ

2013年10月18日 11時34分45秒 | 食事会、懇親会

9月28日に誕生日を迎えた中国語講師の孫 百恵さんと、10月19日に誕生日を迎える中国語講師の戎 陽さんをお祝いするため、2人から中国語を学んでおられるMさんとともに、中国東北地方の田舎料理を専門とするお店で誕生日祝い会を開催しました。当日は東北地方でよく食べられる餅(ビン)料理がメインで、後で紹介する春餅、葱油餅のほか、草帽餅などの餅料理を思う存分堪能しました。ちなみに中国語の「草帽」は麦わら帽子のことで、写真のとおり形が麦わら帽子のような餅(ビン)です。

 草帽餅

そこで、今回は孫さんに中国の餅料理について尋ねてみました。

Q:中国の餅(ビン)料理とはどんなものですか?

孫:文字は同じですが、中国の餅料理は日本の「お餅」とは異なり、小麦粉で作られた料理をいい、調理法によって焼餅、蒸餅、油餅、湯餅などに区分されます。春餅は焼餅、饅頭やシュウマイは蒸餅、春巻は油餅、水餃子やワンタンは湯餅になります。餅料理は私の住む中国東北地方など小麦を主食とした地域ではごく一般的な料理で、日本でもおなじみの料理もたくさんあると思います。

Q:今紹介してもらった中で、「春餅」というものがありますが、これはどんな料理でしょうか?

孫:「春餅」は黒龍江省のハルビンなどの名物料理として知られており、私が住んでいる遼寧省にもいくつか春餅の専門店があります。また、この料理は東北地方の伝統的な料理で、「立春」のときにお祝いで食べられる料理でもあります。小麦粉を水で溶き円形に薄く延ばして焼いた春餅に、肉料理、野菜料理、卵料理などを好みで包んで食べます。下の写真で説明しますと、奥に写っているのが春餅で、右側手前の肉料理や野菜料理などをこの上に乗せ、左側手前の味噌だれを適量つけて巻いていきます。ちょうど日本のクレープのようなものを連想していただければいいと思います。

春餅(写真奥、手前は肉料理、野菜料理)

Q:そのほかに中国ではよく知られた餅料理はありますか?

孫:中国にはいろいろな餅料理がありますが、「韮菜盒子」と「葱油餅」を紹介しましょう。「韮菜盒子」はニラ、炒り卵、春雨、豆腐などを小麦粉で作った生地で包んで焼いたものです。中国では水餃子もおかずではなく主食として食べますが、「韮菜盒子」も同じように主食として食べます。東北地方ではお粥などもよく食べますが、お粥だけでは物足りないときなどに補うために食べたりもします。下の写真は母やおばと一緒に作ったもので、一度にたくさん作って食卓を満たすのに役立っていました。

韮菜盒子

「葱油餅」は小麦粉で作った生地に油を塗り、葱の細かく切ったものを具にして巻き込んだものです。こちらも手軽な料理として人気ですが、北京や台湾などでも屋台料理として有名であると聞いています。

葱油餅

 

 


私の誕生日思い出(戎 陽講師)

2013年10月08日 13時28分14秒 | 現中国語講師

今回は10月19日に誕生日を迎えた中国語講師スタッフの戎さんに、誕生日の思い出について尋ねてみました。

Q:戎さんは誕生日を新暦でお祝いしますか、旧暦でお祝いしますか?

戎:我が家では誕生日を旧暦でお祝いしてもらっています。私が生まれたのは新暦の10月19日ですが、その年は旧暦で9月9日でした。実は旧暦の9月9日は中国では「重陽節」といい、日本の「敬老の日」と同様に老人の長寿を願うお祝いの日になります。中国語で「九」は「久」と同じ発音ですから、「ずっと長生きできますように」という願いが込められているのです。というわけで、私の誕生日も旧暦の9月9日の方が覚えやすいということもあり、毎年旧暦の9月9日にお祝いをしていただいているのです。ちなみに私の名前の「陽」も「重陽節」から文字をいただいたそうで、小さい頃よく友達から「あなたは若いときから老人と一緒にお祝いしてもらっていいですね」と冷やかされたりしたものです。

Q:小さい頃、誕生日にどのようなお祝いをしてもらいましたか?

戎:中国では伝統的に誕生日には長寿を願って「麺類」をいただく習慣がありますが、我が家ではいつもほうれん草と卵の入ったラーメンを食べる習慣がありました。なぜいつもこのトッピングであるのかはよくわからないのですが、私の記憶の限りでは毎年同じものを食べていたような気がします。あと、誕生日の思い出で一番記憶に残っているのは、両親に連れられて動物園に行ったときのことです。当時私はパンダが好きでしたので、パンダを見たくてわざわざ出かけたのですが、その日どんな原因であったかは覚えていませんでしたがパンダを見ることができす、かわりにラクダを観察することになってしまいました。ラクダのあの瘤が珍しかったので飽きることなく見つめていたのですが、今でも動物園に行くとラクダが一番気になる動物になってしまいました。

Q:誕生日のプレゼントの思い出は?

戎:中国では18歳で成人を迎えることになるので、18歳の誕生日には両親から黄色の鮮やかなバラの花束をいただきました。母親からは「もうあなたも大人になったのだから、恋人をつくってもかまいませんよ」と言われたのですが、実はそのときすでに親しいボーイフレンドがいました。母親に打ち明けるべきかどうか迷ったのですが、結局「わかりました、ありがとう」とだけ返事をした記憶があります。そして20歳の誕生日の年は偶然旧暦の9月9日が新暦の10月19日になった年でした。両親はそのとき私が住んでいた大学の寮までわざわざ訪ねて来て、「今年は記念すべき年なので、あなたのために海南島にマンションの部屋を買っておきましたよ」と言われたのですが、あまりにも突然でそしてあまりにも大きなプレゼントであったので、嬉しさよりも驚きで動揺してしまった記憶があります。でも、実は私はまだ海南島に行ったことがないので、当然そのマンションも見たことがなく、大学を卒業したら自分の目で私の家を見るのが現在の一番の楽しみです。