悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

雲南コーヒーをご存知ですか?

2009年10月25日 10時28分08秒 | 中国茶、ベトナム茶
皆さんは中国でもコーヒーを栽培し、生産していることをご存知でしたか?実は、中国の雲南省ではすでに1900年初頭にはもうコーヒーの栽培をしていたそうです。その後一時期コーヒー栽培は衰退したのだそうですが、1990年頃から再開すると生産は安定し品質も向上して現在に至っているということです。

現在、雲南省西南部の標高500~1000mのエリアが栽培地域となっており、良質な雲南コーヒーは香りがよく、苦味・酸味・甘味のバランスがとれてマイルドかつ上品な味を楽しむことができます。

当店では11月1日から来年4月末日までの季節限定メニューにこの雲南コーヒーが加わり、皆様にも召し上がっていただくことができるようになりましたので、是非この機会に中国産のコーヒーを試していただきたいと思っています。

なお、季節限定メニューには、雲南コーヒー(550円)のほか、台湾産の烏龍茶でミルクのような香りが楽しめる高山金萱(650円)、武夷岩茶の一種で力強い岩韻を特徴とする半天腰(650円)、生産工程で松の薪を焚いて香りづけする紅茶でスモーキーな香りが特徴の正山小種(550円)、中国の名峰黄山付近で生産され燻したような香りも楽しむことのできる緑茶・黄山毛峰(650円)もあわせて登場いたしますので、普段は召し上がることのできない各種のお茶を楽しんでいただきたいと思います。


中国茶と私<3>(尚 英きん)

2009年10月15日 14時05分20秒 | 元中国語講師

今回は中国でももっとも北東部に位置する黒龍江省ハルピン出身の尚さんに、中国茶とのかかわりについて尋ねてみることにします。ちなみに黒龍江省は中国でも寒い地方として知られており、お茶の栽培はしていません。

Q:中国では中国茶を飲む機会は多かったですか?

尚:中国にいた頃はお茶はあまり好きではなかったので、たまにペットボトルにはいった紅茶や緑茶を飲む程度でした。私の友人もお茶の好きな人は少なかったので、特に若い年代の人にとっては、あまりなじみが少ないのかもしれません。それでも、ひとりの友人の家庭はお茶好きであったため、そこではプアール茶や烏龍茶をいただいた記憶があります。また、プアール茶はダイエットにも効果があるということがよくいわれていたので、プアール茶は日本に来てからも比較的よく飲みました。

Q:ご両親はどうでしたか?

尚:父は緑茶が好きで、マグカップに茶葉をいれた後お湯を注ぎ、お湯がなくなるとまた継ぎ足しては何杯もおいしそうに飲んでいました。あまりおいしそうに飲んでいたので、私も真似をして飲んでみたのですが、苦味が強いので好きにはなれませんでした。また、母もあまりお茶は好きではなかったので、普段お茶を飲む光景は見られませんでした。

Q:プアール茶以外に飲んだことのあるお茶は?

尚:中国では本来の茶葉で飲む緑茶や紅茶、烏龍茶などのほかに、花の香りを茶葉に吸着させたり、花そのものにお湯を注いでお茶のように楽しむものがあります。私はそうしたものが比較的好きで、菊花茶やメイグイ花茶は中国でも飲んだことがあります。

Q:「悠々茶房」のメニューのなかからおススメのお茶を紹介してください。

尚:私はどちらかというと苦いお茶があまり好きではありませんので、どちらかというと烏龍茶は苦手な方です。しかし、千里の先まで香りが届くといわれるほど香りにすぐれた「千里香」は、本当に香りがよいのでおススメです。わたしは日本に来るまで、烏龍茶を飲むときの小さな茶器で淹れる工夫式による飲み方で飲んだことがなかったので、特にこのようにして淹れたときは香りが引きたつことを知り、中国茶の奥深さを改めて見直してしまいました。



「台湾料理を楽しむ会」を開催

2009年10月04日 10時25分36秒 | 食事会、懇親会

当教室では個人レッスンを中心に中国語やベトナム語を学んでいただいているため、普段は受講生同士や担当講師以外の講師と接する機会が少なく、同じように中国語等を学んでおられる皆さんが懇親を深めていただけるようにということで、中国料理やベトナム料理などの食事を楽しみながらの懇親会を開催しています。今回は台湾料理をいただきながらの食事会でしたが、今回会場になった店は地元の郷土料理や屋台料理のメニューが多く、このような料理が好きな日本人、中国人が多く訪れ、本場料理が楽しめるお店として知られています。

台湾料理は大陸の福建省の料理をベースとし、これに台湾の豊富な海や山の幸を食材に採り入れ発展させた料理で、味の特徴は比較的淡白で繊細なものが多く、また豚肉の内臓や血液などを用いた料理も多いそうです。

今回出されたコース料理は9品で、なかでも「バリバリ鶏」はひな鶏を丸上げにして皮をバリバリに焼いたこの店自慢の一品、「しじみの醤油付け」はしじみを茹でて半開きの時点で取り出し、醤油とにんにくにつけた台湾で有名な屋台料理、割包(グアパオ)は肉まんの皮に豚の角煮やシャンツアイ、ピーナツなどをはさんだ台湾ではおやつのように食べられる包子といった具合で、どれも台湾ならではの味を十分に堪能することができました。

食事の合間には皆さんから自己紹介で中国語を始めたきっかけなどについてお聞きした後、隣同士や向かい合わせの受講生、先生とお互いの近況などについて楽しく語り合い、あっという間に時間が過ぎて盛況のうちに懇親会は終了しました。