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悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

懇親会兼送別会の開催とモンゴル料理

2017年03月22日 11時15分08秒 | 食事会、懇親会

  悠々茶房語学教室では各国語を受講される皆さんと講師との懇親を深める目的で定期的に懇親会を開催していますが、3月18日土曜日にモンゴル料理店で懇親会を開催しました。なお、中国語担当の黄雅てい講師は3月で大学修士課程を卒業し、愛知県内の企業に就職することが決まったため、今回は彼女の送別会を兼ねて実施しました。

 この日の料理はホルホグ(石焼き肉)、揚げチーズなどの珍しいコース料理を味わいながら、ミルク酒などモンゴルのお酒を楽しむ人もおられ、楽しく談笑しながら賑やかに過ごしました。特に今回参加の皆さんは黄先生から授業を受けたことのある方ばかりであったため、先生との思い出話を含め、いつまでも名残惜しそうに話が続いていました。また、途中からはお店に備え付けのモンゴル衣装に着替え、皆さんモンゴル人になった気分で写真を撮りあったりして、約2時間の食事会を楽しく過ごすことができました。

ホルホグ

 そこで、今回はモンゴル料理について紹介させていただきます。

 モンゴル料理は「赤い食べ物」と呼ばれる肉料理と「白い食べ物」と呼ばれる乳製品に大別されます。肉料理は羊肉が中心で、茹でる、煮る、蒸す、焼くといった調理法で食べられています。茹で肉は「チャナサン・マフ」、蒸し肉(または石焼き)は「ホルホグ」、串焼肉は「ショルログ」と呼ばれています。そのほか牛肉は干し肉にされることが多く、豚肉や鶏肉はあまり食べられません。次に乳製品は牛、馬、ラクダ、羊、ヤギ、ヤクなどから搾乳されたものをさまざまな乳製品に加工されます。さらに、野菜ではジャガイモ、たまねぎ、ニンジン、キュウリ、トマトなどはよく食べられるそうです。そのほか、モンゴルで有名なお茶は、中国茶などに乳を加えて攪拌して飲まれるようです。

 


「ベトナム料理を楽しむ会」開催とベトナム料理の地域差

2016年10月08日 11時41分15秒 | 食事会、懇親会

 悠々茶房語学教室では各国語を学んでおられる受講生の皆さんと各国語講師との懇親を深める目的で定期的に懇親会を開催していますが、10月1日に名古屋市内のベトナム料理店で「ベトナム料理を楽しむ会」を開催しました。懇親会では最初に参加者の皆さんが自己紹介していただいた後、皆さん楽しみにしていたベトナム料理をいただきました。当日は生春巻、揚春巻、フォーなどおなじみの料理を含むコース料理をいただきながら、ベトナム料理についてや現在学んでいる語学の難しさなどについて語り合い、楽しい時間を過ごすことができました。

生春巻

 そこで、今回のブログではベトナム語担当のブーティゴックハー講師に、ベトナム料理の地域による特色やそれぞれの地域の名物料理などについて紹介していただきました。

Q:ベトナム料理は地域ごとにどのような味の違いがありますか?

ハー:まずハノイなどの北部地域ではヌックマム、塩、醤油などの調味料を使用する料理が多く、味付けはやや塩辛いのが特徴になっています。また、北部地域は中国に隣接しているため、中国からの影響を受けた料理も多くあります。次にフエなどがある中部地域では唐辛子などを使用した辛い味付けの料理が多いのが特徴です。また、フエは昔の王朝があった所ですので、宮廷料理が有名で飾り付けの美しさはとても綺麗です。一方、ホーチミンなどの南部地域では砂糖やハーブなどを使用する料理が多く、全体的に甘い味付けであるのが特徴です。そのほか、海鮮が豊富であるので海鮮を使った料理も多く、ココナッツミルクを使用したりすることもあります。

Q:それぞれの地域で有名な料理を教えてください。

ハー:まず北部地域で有名な料理には米麺でできたベトナム風のつけ麺ともよばれる「ブンチャー」、ベトナム風の五目麺ともいえる「ブンタン」、白身魚の香草炒め「チャーカー」などがあります。次に中部地域で有名な料理には米粉の麺と牛肉を用いた麺料理「ブンボーフエ」、豚肉と香草入りの汁なし麺「ミークアン」、青いジャックフルーツを煮込んだ「ミットチョン」、「バインセオ」より生地が厚く一口サイズの「バインコアイ」などがあります。最後に南部地域で有名な料理にはベトナム風のお好み焼きとかベトナム風クレープとも呼ばれる「バインセオ」、青いパパイヤのサラダ「ゴイドゥードゥ」、コシのある米麺で知られる「フーティウ」、甘酸っぱいスープ「カインチュア」などがあります。このように一口にベトナム料理といっても地域によって特色があり、それぞれの地域に有名な料理がありますので、ベトナム旅行される機会がありましたら、それぞれの地域の料理の違いを比較しながら味わっていただければと思っています。

 


「上海料理を楽しむ会」開催と中国の四大料理

2016年06月08日 10時18分13秒 | 食事会、懇親会

 悠々茶房語学教室では各国語を学んでおられる受講生の皆さんと講師スタッフとの懇親を深める目的で懇親会を開催していますが、5月28日に上海料理の店で「上海料理を楽しむ会」を開催しました。当日は紅焼肉や生煎包といった上海料理を堪能しながら、学んでおられる語学の難しさやそれぞれが訪れたことのある国々について語り合いながら楽しい時間を過ごしました。

糖酢魚

 そこで、今回は中国語担当の黄 雅婷講師に中国の四大料理の特徴とそれぞれの有名な料理について紹介していただきました。

 Q:中国料理には四大料理があると言われていますが、その特徴と主な料理を紹介してください。

黄:中国は広大な面積があり、料理も地域によって様々な特色があります。そうした地域の料理を分類すると四大料理であるとか八大料理になると言われているのですが、今回は最もポピュラーな四大料理を紹介させていただきます。まず、中国の四大料理とは一般的に北京料理、上海料理、四川料理、広東料理になります。今回の懇親会ではそのなかの上海料理をいただきましたので、これは後で詳しく紹介することとし、残りの三料理について紹介したいと思います。

まず、北京料理は宮廷料理の流れを汲み、、見栄えの良い料理が多いのが特徴と言えます。皆さんがよくご存知の北京ダックは北京料理の代表で、そのほかシュワンヤンロウと呼ばれる羊肉のしゃぶしゃぶも鍋料理の風物詩とも呼べるほど北京では知られた料理です。次に四川料理はマーラーと呼ばれる辛い味が特徴で、山椒や唐辛子などの調味料を多用し、脂っこい味付けであることも特徴のひとつです。四川料理を代表する料理に麻婆豆腐がありますが、そのほかにも坦々麺、棒棒鶏などもよく知られた料理です。次に広東料理は食材を生かした調理をするのが特徴であるので、味付けは比較的淡白で素材の甘みを引き出すような料理が多いです。広東料理として知られているものには、子豚丸焼き、酢豚、海鮮炒飯、シュウマイ、ワンタンなどがあります。

Q:それでは今回の懇親会で食べた上海料理の特徴と主な料理を教えてください。

黄:上海料理は酒かす、醤油、黒酢、砂糖などの調味料を使用する料理が多く、淡白な味付けと鮮明な色彩が特徴の料理がある一方、甘辛く濃厚な味付けをした料理もあり、その両方の特徴をもつ料理が混在します。上海料理を代表する料理には紅焼肉(豚肉の角煮)、小籠包(豚ひき肉を小麦皮で包み蒸した包子)、生煎包(豚ひき肉を小麦皮で包んだ包子を鉄板で蒸焼きにした点心)、上海炒麺(上海焼きそばとも呼ばれ、茹でた麺に醤油をからめて炒めた料理)、上海蟹、蟹粉豆腐(蟹の内子と鶏卵を炒め豆腐とからめた料理)、八宝鴨(アヒルの腹に鶏肉、豚肉、タケノコ、シイタケなどを詰めて蒸した料理)などがあります。

中国のいろいろな地域を訪れたことがある方やこれから訪れる予定のある方がたくさんおられると思いますが、中国には地域によって様々な味付け、料理法がありますので、それぞれの地域の特色のある料理を食べてその違いを感じることができれば中国の旅も一段と深いものになると思います。今回紹介した四大料理のほかにも広大な中国にはそれぞれの地域で特徴のある料理がたくさんありますので、是非現地で試していただきたいと願っています。


「インドネシア料理を楽しむ会」開催とインドネシア料理

2015年09月08日 10時22分25秒 | 食事会、懇親会

 悠々茶房語学教室では中国語など各国語を学んでおられる受講生の皆さんや各国語講師との懇親を深める目的で定期的に懇親会を開催していますが、9月5日に名古屋市内のインドネシア料理店で「インドネシア料理を楽しむ会」を開催しました。この店はインドネシア人シェフが本場の料理を出していただけると評判の店で、今回もインドネシア料理のコース料理を楽しむことができました。

 当日は皆さんから語学を学び始めたきかっけや、現在苦労していること、今後の目標などを簡単に自己紹介していただいた後、乾杯をした後コース料理をいただきながら懇談していただきました。今回はインドネシア語を学んでいる方の参加はありませんでしたが、中国語、ベトナム語、タイ語、ミャンマー語、ロシア語を学んでおられる方に参加していただきました。受講生の皆さんはほかの受講生の方とも普段は顔を合わせる機会がありませんし、ほかの語学の講師とも話をする機会はありませんので、この機会を利用してお互い情報交換したり、旅行したときの思い出話などをして大いに盛り上がりました。

 ところで、インドネシアでは8割近くがイスラム教徒で、イスラム教徒の教えでは豚肉やアルコールが禁じられているだけでなく、牛肉や鶏肉などもイスラム教の作法に従って処理したものでなければならないそうです。このようなイスラム教の教えにのっとった食品を「ハラル食品」といいますが、このお店にもイスラム教徒のインドネシア人も数多く訪れるため、豚肉やポークエキスを一切使用しないなどの配慮した調理法で料理を提供しているそうです。

 次に、インドネシア料理についても簡単に紹介させていただきます。インドネシアは多民族国家であるため、料理もそれぞれの民族文化を反映して「バリ料理」「ジャワ料理」など多岐にわたります。日本でよく知られている料理としては、「ナシゴレン」というインドネシア風チャーハン、「サテ」という肉の串焼き、「ガドガド」というピーナッツソース和えサラダ、「ルンダン」という牛肉のココナッツ・香辛料煮込みなどがあります。

ガドガド(左側)とサテ(右側)

ルンダン

 今回のコース料理にも上記で紹介した料理がいくつか用意されていましたし、「テンペ」という納豆料理など珍しいもあって、皆さんもインドネシアの食文化の一端にふれることができ、満足されたようでした。

 テンペ

 

 


「中国東北料理を楽しむ会」開催、醤大骨と羊肉串

2015年06月09日 11時33分54秒 | 食事会、懇親会

 悠々茶房語学教室では各国語を学んでおられる受講生の皆さん、各国語講師の懇親を深める目的で定期的に懇親会を開催していますが、5月30日に「中国東北料理を楽しむ会」を開催しました。このお店は中国東北料理の本場の味を楽しむことができ、スタッフが中国人であるだけでなくお客様もほとんどが中国人というほど名古屋ではよく知られたお店です。この日の料理は店の看板料理ともいえる「醤大骨」や「羊肉串」のほか、「葱油餅」「牛肉餅」といった餅(ビン)料理、羊肉入りの水餃子など、まさに本場の東北料理を堪能していただくことができました。

なお、中国語担当の孫講師が5月末で大学院を修了するめどがたち中国に帰国するということで、送別会も兼ねての懇親会という形式になりましたが、懇親会にも孫講師と一緒に学んでいただいた受講生も数多く出席していただき、いろいろな思い出話を咲かせていただくこともでき、おおいに盛り上がった懇親会になりました。

 今回のブログでは懇親会でも味わっていただいた中国東北料理を代表する「醤大骨」と「羊肉串」について、中国語担当で吉林省長春出身の劉せいせい講師に尋ねてみました

Q:「醤大骨」はどんな料理ですか?

劉:簡単に言えば豚の背骨の醤油煮込みの料理ですが、中国東北地方にはこの料理の専門店もたくさんあります。豚肉の醤油煮込み料理には背骨だけでなく、豚足や豚肘、豚尾などがあるのですが、専門店ではこのうちの背骨だけをメニューにしている店も結構あり、店によって味付けが異なりそこにこだわりもあるようです。また、お店で出されるときには使い捨てのビニール手袋とストローが一緒に出されることが多いのも特徴です。骨に付いた肉をはがすのに手でとって食べるため手袋が必要になりますし、骨のなかのエキスを吸うためにストローが用意されるのです。そして、なぜかこうした専門店ではご飯が無料で、おかわりも自由としているお店が結構あったと記憶しています。ただ、骨に付いた肉をはがすのは結構コツを必要としていますし、かぶりついたりするのは女性にとって少し行儀が悪く、恥ずかしい思いもするので男性と女性が一緒に食べるのは抵抗を感じる人も多いかもしれません。私が子供の頃は骨から肉をはがすのが面倒くさく、苦労する割にはさほど多くの肉が付いていないので、それほど好きな料理ではありませんでした。

Q:「羊肉串」はどんな料理ですか?

劉:「羊肉串」は中国でも東北地方や内モンゴル自治区、新彊ウイグル自治区などの北部地域でよく食べられる羊肉の串焼きです。「羊肉串」には炭火焼のものと油揚げのものと二種類がありますが、私の住んでいた長春には炭火焼の店の方が多かったのではないかと思っています。この「羊肉串」に欠かすことができないのが、羊肉の匂いを消すためのスパイスであるクミン(ズーラン)です。そして、串焼きですから日本の焼き鳥と同じように、お酒のおつまみとして食べられることが多いのが特徴です。ちなみに、中国では羊肉のほか豚肉、鶏肉、牛肉なども串焼きにして食べますが、特に鶏肉の串焼きでは砂肝、軟骨、手羽先だけでなく、鶏の足や首、頭なども串焼きにして食べることがありますので、中国に行く機会がありましたら一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。