今回は4月から悠々茶房語学教室のインドネシア語担当となったアフマド ソリフリジャル講師のプロフィールなどを紹介するため、いくつか質問してみました。
Q:どちらの出身ですか?
アフマド:西ジャワ州の州都にあたるバンドンから来ました。といっても、日本の皆さんにはあまりなじみがないかもしれませんが、近くにはインドネシア有数の火山である「タンクバンプラウ」があることで知られています。人口は約150万人で名古屋よりも少し少ない程度ですが、面積は名古屋の約4分の1程度しかないので、人口密度は逆に名古屋よりも多くなっています。とりわけ街の中心部には洋食、中華、和食などをはじめとするいろいろな料理を食べることができるレストランがたくさんありますので、生活には便利な町です。また、標高は約700mありますので、インドネシアでは比較的過ごしやすいのではないかと思っています。
Q:下の写真はどこで撮影したものですか?
アフマド:この写真はバリ島に旅行したときに撮影したもので、左側に写っているのはバリ島の神話に登場する獅子の姿の聖獣で「バロン」というのですが、別名があり「バナスバティ・ラジャ」(森の王)と呼ばれています。
Q:日本のどんなところに関心があって留学しましたか?
アフマド:私の父親も日本で留学した経験があり、また私自自身も2歳から9歳まで広島県で生活した経験もありますので、日本にはなじみがあります。そのような経験もあって日本の伝統文化や歴史、文学などに関心を持つようになり、たとえば「古事記」といった古い書物にも興味を持つようになりました。日本では数々の伝統文化がいまでも受け継がれている一方で、経済的に発展し近代化した先進モデルとしてインドネシアでは学びました。実際に日本にきて自分の目で確かめたいという気持ちもありましたし、日本から多くのことを学びたいという気持ちもあります。
Q:今はほかに何に関心があり、どんな趣味がありますか?
アフマド:私の趣味には読書、写真撮影、旅行などがあります。今年3月には富士山に旅行し、富士山と駿河湾の雄大な風景を写真に収めることができましたし、名古屋周辺では犬山城、明治村、渥美半島などを巡りました。私は歴史的建築物にも興味がありますので、犬山城や明治村にある文化財を見て日本の伝統文化を肌で感じることができましたし、渥美半島の温暖な気候で育つ草花や、荒々しい浪打際にも感動し、おもわずたくさんシャッターをきってしまいました。
Q:最後に好きな食べ物、嫌いな食べ物を紹介してください。
アフマド:日本の食べ物では特に寿司や刺身が大好物です。インドネシアでは生の魚を食べる習慣がありませんが、日本食レストランなどはたくさんあるので、寿司などは食べた経験はあります。ただ、インドネシアの寿司屋さんでは巻き寿司などが多く、日本のように新鮮で種類の多いネタを思う存分食べることはできなかったので、今はとても満足しています。インドネシアには日本の豆腐や納豆に近いものもありますが、インドネシアでは豆腐はほとんど揚げて食べるので冷奴のようなものはありませんし、納豆に似た「テンペ」も揚げているので日本の納豆のようにねばねばして糸を引くようなことはありません。実はまだ日本の納豆は食べたことがありませんが、友人たちは納豆はとても食べられないと言っているのですが、私は逆に関心が強まったので是非チャレンジしてみたいと思っています。