悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

杭州旅行報告(孫 岩)

2009年09月25日 13時07分16秒 | スタッフ旅行記

中国語講師の孫さんは夏休みに1か月余り中国に帰国しましたが、日本に戻る直前の9月12日から16日にかけて杭州旅行に出かけたということなので、今回は14日の杭州市内と15日の烏鎮の模様を中心に報告してもらうことにします。

今回は杭州を拠点にして周辺の観光地にも足をのばしましたが、14日は杭州市内の「河坊街」に出かけ、ゆっくりショッピングや食事をしたりして過ごしました。「河坊街」については、今年初めに店長が「上海・杭州旅行記」と題してこのブログでも報告していますが、古い時代の街並みを再現した商店街になっています。この商店街のなかで私の目に引いたのは、道の両側に屋台が連なる一画です。ここには、水晶や木材、竹の葉などを材料としてつくられた様々な飾り物、置物などが並んでいますが、何よりもすばらしいのはすべて手作りでできた精巧な工作物であることです。精密であるだけでなく、表情などもとても豊かで、ひとつひとつ手にとって眺めるだけでもとても楽しく、感心させられるものばかりでした。またメインストリートに並ぶ商店街では「西湖龍茶」で知られる龍井茶の茶葉を大きな鍋に入れ、それを手で押さえつけながらかき混ぜるパフォーマンスもあちこちで見られ、茶葉の香りに誘われてついつい店の中に引き込まれていってしまいました。メインストリートから分かれた路地には食事のできる店がならぶ一画があり、カエルのから揚げやアヒルの顔を煮込んだものなど珍しい料理があったので、私たちも少し勇気を出していただきましたが、意外にどれもとてもおいく満足できる味でした。



さて、翌日は杭州から少し足を伸ばし、バスで約1時間半余りの距離にある「烏鎮」に出かけました。店長の書いたブログでは「朱家角」という水郷が紹介されていましたが、「烏鎮」も同様に水路の両側に木造の家屋が立ち並ぶ昔ながらの水郷と街並みです。観光客はこの水路沿いに並ぶ民家やみやげ物店、食事店などを散策しながら楽しむのですが、とても趣があり心までゆったりできる時間を過ごすことができました。次にここでいただいた料理を紹介します。中国料理のなかでも有名な料理のひとつ「紅焼肉」がありますが、ここでは「紅焼肉」で使われる肉が骨付きの羊肉で少し趣の違うものでした。また、この地方で有名な魚料理は「清蒸白魚」、この地方で有名な酒は「三白酒」というにごり酒で、わたしたちはこの三品をいただいて地元の味を心行くまで堪能しました。また、「烏鎮」では菊花茶というお茶も有名ですが、「杭州白菊」の名で知られる白い菊花のつぼみを使用した高級茶は実はこの「烏鎮」がもともとの産地なので、ここを訪れたときは是非一度試してみてください。

今回は杭州市内の「河坊街」と郊外の「烏鎮」を紹介しましたが、もちろん私たちは「西湖」にも出かけ湖の周囲を風に吹かれながら散策も楽しみました。以前訪れたときにはなかった噴水ができ、夜には光と音楽にあわせて噴水の水が上がったり下がったりするショーも見ることができました。このように、杭州はいろいろな顔があり見所やおいしいものもたくさんありますので、皆さんも是非一度お出かけください。


茉莉花茶でリラックスしませんか!

2009年09月17日 12時33分00秒 | 中国茶、ベトナム茶

「茉莉花茶」はジャスミン茶のことで、中華料理の店でよく出されることがあるので、日本でもなじみの深いお茶だと思います。この茉莉花茶はお茶の生産をしていない中国北部で愛飲されていて、緑茶などの茶葉にジャスミンの花の香りを吸着させたお茶のことをいいます。

このお茶の製法は、午後にジャスミンの花を摘んで少し乾燥させてから茶葉に混ぜ、翌日に花を取り除きます。この作業を何回か繰り返すことによって、茶葉に香りがよく吸着する高品質の茉莉花茶ができあがります。茉莉花茶にはこうした作業を繰り返して最後に花を取り除いたものと、作業は2回程度で終えて花を茶葉に残したままのものとの2種類があります。もちろん、何度も作業を繰り返したお茶のほうが香りのバランスが良く、何煎でもおいしくいただくことができます。

この茉莉花茶には様々な効能がありますが、まず何といっても気持ちを落ち着かせて、リラックスした気分にしてくれます。したがって、特にイアライラしたときなどは寝る前に飲むと安眠効果もあるといえましょう。

さらに茉莉花茶は温性の性質をもつので、体を温めて体液の循環をアップさせ、冷え性にも効果があります。強いストレスは体の冷えをさらに悪化させますので、ストレスをやわらげるジャスミンの香りにより、心と体をリラックスさせることで体も温まります。



※ただいまクーポンのご利用により、通常よりお値打ちな価格で茉莉花茶をお飲みいただくことができます。詳しくは「クーポン」のページをご覧ください。


香港旅行報告(尚 英きん)

2009年09月08日 11時10分36秒 | スタッフ旅行記

中国語教室の講師を担当する尚さんが、夏休みを利用して香港に旅行してきたということなので、今回は香港旅行について報告してもらいます。

私は大学の友人と二人で、8月31日からの4日間の香港ツアーに参加しました。往復の二日間はほとんど移動時間に費やしたため、実質的には2日間の自由行動でしたが、もっとも楽しみにしていた香港ディズニーランドを始めとして十分に楽しむことができました。

二日目はホテルのある九龍島から香港島までフェリーでわたった後、ピークトラムという交通機関でヴィクトリア・ピークに向かいました。ここは香港島と九龍島、そして両島をはさむ海域を一望することのできる高台で、狭い島の中に密集する高層ビル群を見渡すことができました。また、ここには私たちが是非訪れたいと思っていた「ろう人形館」があり、毛沢東やジャッキー・チェンをはじめとする有名人が数多く展示されていていますが、あまりにもリアルで今にも動き出しそうな人形には驚きの連続でした。夜はこのヴィクトリア・ピークから是非見たいと思っていた夜景を眺めましたが、他の都市の夜景と比較してもその美しさはやはり特別と感じるほどすばらしく、息を飲むほどとても感動的なものでした。

三日目は「星光大道」にあるジャッキー・チェンなど有名人の手形を集めた施設を訪れたり、繁華街でショッピングを楽しんだ後、夕方にお目当ての香港ディズニーランドに向かいました。ディズニーランドに移動するときの乗車した電車の車両の窓やつり革はミッキーを形どったもので、とても可愛らしいので思わずシャッターを押してしまいました。私はディズニーランドを初めて訪れたので、想像した以上にかわいらしいキャラクターやアトラクションなどを体験してとても興奮してしまいました。特に香港ではミッキーなどと一緒に記念撮影ができるので、キャラクターと間近で過ごした貴重な体験は一生の思い出に残ると思います。



香港旅行は全般的に快適で、特に私たち中国人にとっては中国語(標準語)もほとんど通じるので特に問題はありませんでしたが、香港では広東語で会話をするため広東語で話しかけられたりしたときには、ほとんど理解することができませんでした。あと、食事については香港では飲茶料理が有名ですが、やはり本場の料理は種類も多いうえ、どの点心もおいしくてとても満足できるものでした。香港の人は多分辛い味付けが好きなようで、私も辛い料理がとても好きなのですが現地で食べた「水煮魚」という料理はあまりにも辛くて涙がとまらないほどだったので、スタッフが心配して「大丈夫ですか」と聞かれるほどでした。

香港の街は道路標識がとてもわかりやすく工夫されていたり、女性がとても優遇されている面があったりと、いろいろ文化や社会のなかでの特徴も感じ取ることができ、私にとってはとても貴重な体験になった旅行でした。