あらすじ
自らが“アイアンマン”であることを明かしたトニー・スターク
であったが、彼の勝手なヒーロー行為は問題視され、国から
パワードスーツの受け渡しを命じられる。そのニュースを
憎悪に満ちた目で見つめる男“ウィップラッシュ”は、一撃
で金属を真っ二つにする武器を身に付けトニーの前に現れる。
一方、レザースーツに身を包んだ謎の美女“ブラック・ウィドー”
も出現。正体を明かしたヒーローの前に、次々と危機が迫る…。
【出演】
ロバート・ダウニーJr
グウィネス・パルトロウ
スカーレット・ヨハンソン
ミッキー・ローク
ドン・チードル
サミュエル・L・ジャクソン
サム・ロックウェル
ジョン・ファヴロー
感想 ※ネタバレ注意
自ら創ったパワードスーツを装着、世の悪と戦うヒーローを描いた
「アイアンマン」の続編。
大企業の社長 兼 天才発明家だけど、けっして褒められた人間では
なかったトニー・スタークは、前作でアイアンマンとして、自らが
作った会社を捨て、悪を倒そうとするのだが、強力な兵器を持つ
彼を国が問題視し、パワードスーツを提供するように命じられる。
今回は、トニー・スタークという人間の一人舞台って感じでした。
まぁ、前作も似たような感じかもしれないですけど、今回は彼の
やりたい放題っていう意味で、一人舞台。
自分自身が生み出した兵器の排除とは裏腹に、これまで開発した
兵器よりも強力なアイアンマンという矛盾した関係に、今回では
自分が作り出したアーク・リアクターによって自分の命が削られる
という事での自暴自棄や、モナコGPに出たり、スターク・エキスポ
なる大規模なものを開催しようと躍起になったり、パワードスーツ
を着て、泥酔した挙句に、ローディとのアイアンマン同士の掛け合い
は、スーツのぎこちなさと相まって、コメディ色が強くなった。
今回から登場したミッキー・ロークが演じたウィップラッシュも
何やら謎めいてはいるものの、あっさり倒されてしまって何だか
拍子抜けなのは否めない。
現代のアメコミヒーローって、自分の強大な力に悩む者や正義と
悪が表裏一体なように、自分の影である悪に悩む者などそれぞれ。
しかし、アイアンマンって結構、単純明快なんです。
殺されかけたことによって改心して、兵器を壊すための兵器を作る。
そして、その兵器(リアクター)によって死にそうになったら
自暴自棄になったり、友人が強力な仲間になったり、パワード
スーツが一般的に出回ると、より強力なリアクターが生まれたり
小さい頃に見ていたヒーローの鏡みたいな作品かも。
そういう意味では、今までアメコミヒーローにはいなかったかも。
アメコミヒーローも大変だね(苦笑)。
【評価】
(3.8点/5点満点中)
アイアンマン2 HP
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