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永遠のこどもたち

2009-08-19 | 洋画(あ・か)
 永遠のこどもたち


  あらすじ 
子ども時代を過ごした海辺の孤児院に30年ぶりにラウラが
戻ってくる。閉鎖されて久しい古い屋敷を買い取り、障害を
持つ子どもたちのホームとして再建する計画だ。
気がかりなのは、難病を抱えた7歳の息子シモンが空想の
友だちに夢中になっていることだったが、怪しげな老女ベニ
グナの突然の訪問がラウラの不安を一層掻き立てる。
そして、子どもたちを集めたパーティの最中にシモンは忽然
と姿を消してしまう。

【出演】
ベレン・ルエダ
フェルナンド・カヨ
ロジャー・プリンセブ
マベル・リベラ
モンセラット・カルージャ




  感想  ※ネタバレ注意

『パンズ・ラビリンス』の鬼才ギレルモ・デル・トロが、新鋭
J・A・バヨナ監督の才能と、セルシオ・G・サンチェスの脚本に
惚れ込んで製作を買って出た作品。
本国スペインで大ヒットを記録し、08年のゴヤ賞では7部門を
受賞。ハビエル・バルデム主演『海を飛ぶ夢』で好演が光った
ベレン・ルエダがヒロインを熱演。


自分自身が過ごしたことのある孤児院に戻ってくることになった
ラウラ。序盤から息子のシオンが見えない友達と話している所や
映像の撮り方や、突然ドアが閉まったり、ショックなシーンが
盛り込まれている王道ホラーをいく作品だ。

序盤から息子がどこかへ失踪してしまい母親が探すシーンなど
ラストの予想が大体想像がつくのだが、息子シオンの結末に
関しては、ラウラが「神様、どうして」という言葉がすごく
伝わってきたし、ボクもそうなったか‥と気づかなかった。

序盤のおどぎ話や、病気のことなど様々な伏線が張られていて
最後でそーっとはまってくるところが良かった。
ラストの子供たちにかこまれているラウラの顔は幸せに満ちて
いて、ホロリとさせられる。
息子の病気のことを思えば、このラストはハッピーエンドなのか
それとも‥。
この映画はホラーであり、母の子を思うドラマでもある。




【評価】
 (4点/5点満点中)

 永遠のこどもたち HP


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (penpen)
2009-08-19 09:28:22
この映画はちょっと見たことがあるような気がして
気になっていました。
『パンズ・ラビリンス』も不思議な映画でした。
ファンタジーにしてもかなりホラーっぽいというか、悲しいというか。
ご紹介いただいて見てみたくなりました。
penpenさんへ (オーナー)
2009-08-19 19:47:44
はじめまして。
コメントありがとうございます☆

ほかのレビューでも結構良い評価を
もらっていたようですし、ホラーとしても
しっかり出来ていたのでラストの出来も
良かったんだと思います。
もしご覧になったら、また感想を
聞かせてもらえると嬉しいです☆