グラントリノ
あらすじ
朝鮮戦争の帰還兵ウォルト・コワルスキーはフォード社を退職し
妻も亡くなりマンネリ化した生活を送っている。
彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたが、頑固な彼は
牧師の勧めも断る。そんな時、近所のアジア系移民のギャング
がウォルトの隣に住むおとなしい少年タオにウォルトの所有する
1972年製グラン・トリノを盗ませようとする。タオに銃を向ける
ウォルトだが、この出会いがこの二人のこれからの人生を変え
ていく…。
【出演】
クリント・イーストウッド
ビー・バン
アーニー・ハー
クリストファー・カーリー
コリー・ハードリクト
ブライアン・ヘーリー
感想 ※ネタバレ注意
『チェンジリング』からほとんど間を空けずに公開されるイースト
ウッド監督作。『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりに主演
も兼ねた。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい頑固親父をイースト
ウッドが演じ、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流
を通して、人種差別の現実に直面する。
この映画で演じるクリント・イーストウッドは、映画のタイトルと
なっている1972年製のグラントリノという車そのもののような人だ。
頑固で偏屈なじいさん、その為に2人の息子や孫に疎まれる
生活を送るのだが、隣りに住むアジア系移民者をギャングから
助けたことにより、彼らと交流するきっかけになり親しくなっていく。
この映画では、その隣りに住む心優しい少年タオとその姉スー
たちとの友情を描いている。
演技を観ていても、クリント・イーストウッドもやはり歳だなぁ~
とその動き・演技ひとつひとつにも感じざるを得なかったけど、
クリント・イーストウッド監督という人は、次から次へとたくさん
の良い映画を生み出してきた、そんな彼の今まで築き上げた
入魂の一作となっていた。
キレイに磨き上げられたグラントリノを眺めながらビールを飲む
まさに車が大好きな野郎の気持ちは世代に関係なくあるん
ですね(笑)。
愛車のグラントリノも、ほとんどいじらず、そのフォルムを愛し
まるで彼の生き様のように。
こんなじいさんというか、こんな男気があるというか…そんな
生き様を貫いている人は今、どれ程いるのだろうか?
次世代にも是非、観てもらいたい映画です。
朝鮮戦争以来、人の生死を多く見てきた彼が最後に出した
決断は、涙なしでは観られない。
最初から最後まで愛すべき偏屈じじいを見せるウォルトに
ラストのタオがグラントリノに乗り、海辺を颯爽と走る姿が
胸に迫る良い映画でした。
【評価】
(4.5点/5点満点中)
グラントリノ HP
あらすじ
朝鮮戦争の帰還兵ウォルト・コワルスキーはフォード社を退職し
妻も亡くなりマンネリ化した生活を送っている。
彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたが、頑固な彼は
牧師の勧めも断る。そんな時、近所のアジア系移民のギャング
がウォルトの隣に住むおとなしい少年タオにウォルトの所有する
1972年製グラン・トリノを盗ませようとする。タオに銃を向ける
ウォルトだが、この出会いがこの二人のこれからの人生を変え
ていく…。
【出演】
クリント・イーストウッド
ビー・バン
アーニー・ハー
クリストファー・カーリー
コリー・ハードリクト
ブライアン・ヘーリー
感想 ※ネタバレ注意
『チェンジリング』からほとんど間を空けずに公開されるイースト
ウッド監督作。『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりに主演
も兼ねた。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい頑固親父をイースト
ウッドが演じ、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流
を通して、人種差別の現実に直面する。
この映画で演じるクリント・イーストウッドは、映画のタイトルと
なっている1972年製のグラントリノという車そのもののような人だ。
頑固で偏屈なじいさん、その為に2人の息子や孫に疎まれる
生活を送るのだが、隣りに住むアジア系移民者をギャングから
助けたことにより、彼らと交流するきっかけになり親しくなっていく。
この映画では、その隣りに住む心優しい少年タオとその姉スー
たちとの友情を描いている。
演技を観ていても、クリント・イーストウッドもやはり歳だなぁ~
とその動き・演技ひとつひとつにも感じざるを得なかったけど、
クリント・イーストウッド監督という人は、次から次へとたくさん
の良い映画を生み出してきた、そんな彼の今まで築き上げた
入魂の一作となっていた。
キレイに磨き上げられたグラントリノを眺めながらビールを飲む
まさに車が大好きな野郎の気持ちは世代に関係なくあるん
ですね(笑)。
愛車のグラントリノも、ほとんどいじらず、そのフォルムを愛し
まるで彼の生き様のように。
こんなじいさんというか、こんな男気があるというか…そんな
生き様を貫いている人は今、どれ程いるのだろうか?
次世代にも是非、観てもらいたい映画です。
朝鮮戦争以来、人の生死を多く見てきた彼が最後に出した
決断は、涙なしでは観られない。
最初から最後まで愛すべき偏屈じじいを見せるウォルトに
ラストのタオがグラントリノに乗り、海辺を颯爽と走る姿が
胸に迫る良い映画でした。
【評価】
(4.5点/5点満点中)
グラントリノ HP