池に浮かぶ月２０１１【９月 ８日】

去年はインフレのためにアメリカやヨーロッパは利上げをしていました。同じく物価高の日本は利上げは行いませんでした。円安が進みました。
しかしアメリカにしろ日本にしろ貨幣量が多くなれば経済は好転するというものは過ちだということがわかります。
貨幣量が増加をしても金融市場に流れるだけで貨幣の回転は停滞をします。
アメリカでは賃上げもありそれがさらにインフレを呼びましたが結局は金は吹きだまっていく。
貨幣量が同じでも貨幣の回転が速ければ経済は活発化します。このためには格差社会の是正が必要で金融資本主義から脱却しなければなりません。貨幣の実力は安定します。
岸田さんは、預金を投資に廻せて言っていますが、結果はねずみ講で庶民は損をする。

≪去年の今日はこんなことを・・・≫
２０２２年　９月　８日（木）「貨幣の実力」

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」