夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2018年 2月18日(日)「”輝く”とか”活躍”とか、言葉だけはいいが」

2018年02月18日 11時08分13秒 | 「政治・経済」
安倍内閣になり国民に期待を持たせる言葉が矢継ぎ早に出された。企業利益が騰がれば経済が発展して賃金も上がるとか、消費増税はすべて社会保障にとか、経済面を見ても結局は期待を持たせるための言葉で終わり、現実は半数近くの労働者が不安定雇用になりとどめは労働の規制緩和により雇止めが多発する環境ができる。賃金も円安誘導による悪性の物価高と税や社会保障費の増加により実質賃金は上がらない。社会保障は安定をしなく、生活保護に対するバッシングが。そしてわけのわからない統計いじりで経済は好転したとして10%への消費増税でしょうし、オリンピックに向けて煙草増税が検討される。
国民に期待を持たせるだけの言葉の中に「輝く」とか「活躍」という言葉がある。
女性が輝く社会と、女性や高齢者が活躍する社会とか。。。。。。
結局輝く女性は立ち消えになり、いまだに待機児童問題は解決しない。結局女性が輝いて括約などができる条件はこの社会には存在しなかったのです。ですから輝くという言葉はただのきれいな言葉でしかなかったという事で、自己解決の中に女性はおかれている。
活躍という言葉も単に公助はなくなり自助や家族間での共助あるいは低所得層同志での共助になっただけで、苦しかったら働けという意味にすぎませんでした。
そして昨日の朝日新聞1面に、「高齢者の就業促進 協調」という記事がありましたが、厚生年金部分が段階的に65歳支給に繰り上げられてそれが完了するかと思ったら70歳支給に引き上げる道筋ができるような中身です。70歳まで高齢者は活躍をして働くことを求めています。小泉伸次郎さんが「人生100年」などとぶち上げてこれに沿うように年金支給年齢の見直しとさらなる高齢まで働けという事でしょう。これが「活躍」の中身です。
”輝く”とか”活躍”とか、言葉だけはいいが、政治は勤労国民の生活の不安定化を企業利益のために促進しながら、女性や高齢者は低賃金に置かれていますので、搾取や収奪が輝くように進むという事です。その中で活躍をしろという事ですが、結局は苦しかったら働けという自助社会の促進です。だから現役世代は副業してもいいからさらに余計に働いて私的年金を考えろという提起です。副業というが、本業では月に100時間残業をして活躍しろいう流れですからね。。。。
高齢化社会が問題になっていますが、なぜ団塊の世代が生まれてしまったか。。。。。
先の戦争でたくさんの若い男女が死んでいった。戦後は労働力が足りないので「産めよ増やせよ」と。そして中学校を出れば集団就職。これを輝き活躍した世代という言葉でかたずけられないでしょう。少なくと政府はこのような言葉を使ってはいけないんです。平気で使うことができるのは国家が国家主義の考え方になっているという事です。

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3 コメント

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Unknown (夕螺)
2018-02-18 14:37:22
すみません。「括約」誤字訂正しました。
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うば捨て山政策だね (のら猫)
2018-02-18 16:15:26
ついてこれない者は捨てる安倍政策、
中低所得者が元気を無くせば社会は沈む、
安倍としたら将来は移民を受け入れ働かせ子供を産ませの考えなのでしょう、

年金支給開始年齢を70歳にされたらたまらんですね、
男性は平均寿命は81歳と聞きます、よぼよぼになったたった11年間受け取れるなんて、何の楽しみも無い老後ですよ。
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Unknown (夕螺)
2018-02-18 17:10:18
一度定年退職をして再就職となれば賃金は半分ですからねぇ。安い賃金でよぼよぼになるまで働けという高齢化社会の政策です。
年金支給年齢が引き上げられて段階的に65歳になったばかりだというのにさらに支給年齢を上げていく動きだと思います。一方では僕たちが積み立ててきた年金積立金は投資に向けられて高齢化社会には役立てられない。
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