夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年10月12日(木)「違憲合法」

2017年10月12日 21時36分20秒 | 「政治・経済」
昔、社会党内で自衛隊の位置づけでの論争があった。
それが「違憲合法論」です。
自衛隊は憲法からすると明らかに違憲です。
しかし同時に議会制民主主義の手続きにおいての法としては自衛隊は合法という事になります。現実に自衛隊関連の法よって自衛隊は組織され行動をしている。国会内においてもこの法に基づいて議論は行われている。
ですから違憲合法論というのは現実から見ると矛盾に富むと同時に矛盾が現実に運用されはじめているという事です。
この矛盾をどのように見るか?
10月9日に憲法というものを書き、そこでこの矛盾についての会社を書きました。
憲法と現実とは乖離をしています。現実は法によってつくられていると言ってもよいと思います。ですから様々な社会の現実は、憲法と方途の乖離という矛盾に満ちているといってよいでしょう。自衛隊も例外ではありません。
ここで問題となるのは、憲法に書かれていることが正しいか、だたしくないかにあります。
憲法が現実に合わないから改憲というのは非合理的で危険です。社会の悪い部分を憲法にのせてしまう危険性です。
今の改憲論理は、まさに北朝鮮の危機を煽り、そして日米の集団的自衛権の悪用のなかで、その現実を憲法の条文にしてしまおうとするものです。
今の政府も言葉条は平和国家を言います。そこには9条を認めることにもなります。しかし現実の自衛隊の行動を合理的にするために改憲をしようとする。
さて、改憲が良いのか、違憲合法論が良いのか?
悪いほうに憲法を合わせるよりも、まずは合法的に動いている自衛隊の存在から平和主義によって自衛隊を必要としない社会を作り上げる未来を選ぶか。
もちろん違憲合法論は矛盾をしています。その矛盾を9条の理念に向けてなくしていくことが問われるだけです。

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