夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 3月26日(日)「ことばのバブル崩壊」

2017年03月26日 22時27分08秒 | 「思うこと」
安倍総理は国会内の答弁等において「国民の皆さんにお約束します・・・・・」という言葉での約束を連発していたと思う。どことなくアメリカのトランプさんも同じように言葉の約束を連発していますね。
しかしその国民とのお約束がどのくらい実現したでしょうか?逆に国民にお約束世々に言葉として発していない事柄がどのくらい実現させたでしょうか?
アベノミクスはどうでしょうか?
結果は円安誘導による悪性の物価高により国民はそれをスーパーに行って実感として感じているでしょう。一方の賃上げは景気が良くなれば賃金も上がるとしましたが、実質賃金は上がらない。社会保障の充実は逆に向かっている(消費増税はすべて社会保障に)。消えた年金は最後の一人まではどうなったか。
女性の活躍はとん挫して、経済的理由での就業を余儀なくされた女性や年金支給年齢引き上げによる家計の助けとしての高齢女性。
南スーダンの自衛隊派遣は安全と言いながら何か月もしないうちに戦闘拡大によって撤退。
オリンピック開催に当たっては福島原発の事故は終結して汚染水もアンダーこんとーロールされていると。しかし事故は終結していないで汚染水や汚染度処理にめどが立たない。
たぶんこのほかにもこれを読んでいただいた方は、これもある、あれもあると出てくるのではないでしょうか?
森友学園についても総理自身あるいは夫人が関与している時は総理も議員もやめると言っていましたが、今後どうなるのでしょうか?たぶんこの言葉はことがここまで大きくはならないという中での軽い言葉だったのではないかと思ったりします。
第一次安倍内閣は「美しい国」という美しい言葉を国民に投げかけました。しかし現実は美しい国の実態にはならなかった。
安倍総理の言葉によるポピュリズム的政治の言葉がバブル崩壊をはじめているのではないでしょうか?
国内でも国民生活に大きくかかわる政治の変化を言葉のバブルで作り上げてしまった。
しかしことはまだ大きくなり、国際関係においてこの言葉のバブルがはじけたら・・・・
一つ重要なのが、というよりも危惧されるものが、アメリカの対北朝鮮の軍事的介入が増す中で、集団的自衛権は自衛のためで国民を守るためにあるとされましたが、この集団的自衛権が逆に日本の危機につながる可能性があるということです。すでに北朝鮮のミサイルは在日軍基地に向けられているとされます。日本はアメリカを守るために戦争に向かう危険性がないとは言えないでしょう。また拉致問題を積極的平和主義で解決という方向性が残ります。
言葉というのは軽く口先からあふれ出ます。
しかし出てしまった言葉を口に戻すことはできない。おびただしい数言葉が日本や国際社会を駆け巡る。
それに乗って国政は動く。その国政も後戻りできなくなっているのでしょう。
国民に主権はいらないどころか、ますます国民の主権がしっかりしないといけないですね。

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