テンダーの基本構造はあまり加工していません。
端梁はキットのものではなく、真鍮板を切り出して、そこに0.4ミリ線を使って地道にリベットを埋め込みしました。連結の緩衝器はニワのロストで、送水ホースは鈴木工房のロストです。21号は石炭の振り出し口が9600より高い位置にあります。これはこれで、機関助手は石炭を取りにくかったのでは?と思ったりしますが、逆なのでしょうか。
拡大します。左側には器具箱の扉があり、施錠の棒をつなげている鎖をつけましたが、やっぱりオーバースケールですね。お気づきの方もおられるかもしれませんが、テンダーの両端の手すりは取り付け方向が、9600と異なります。
後梁は鈴木工房ののロストです。やっぱりこれの方がリベットが小さくて上品ですね。右側では溢水管です。国鉄の9600のテンダーでは、溢水管はテンダーの内部を通り、台枠の前でチラリと見えるだけですが、凍結対策なのか、21号はドドンと外に出ています。
テンダーのブレーキ装置です。この頃まだ、珊瑚からパーツが出ていなかったので、エコーのパーツを利用して自作しました。結構手間ですが、これがあると、やっぱり足回りが引き締まります。
テンダーの工作は、こじんまりまとまっているので、楽しいですね。
炭水車も作りが細かいですね
床下のブレーキ装置までお作りになるとは・・・^^)
機関車を裏から見る機会ってそうないので、こういう構造なんだなぁと初めて知りました
床下のブレーキ装置って、普段は見えないから省略したいところですが、作らないと、下周りがスカスカに見えるんですね。不思議ですね。Nゲージでもワールドあたりの蒸機なら表現されたりします。
だから、やらなきゃ!って地獄に落ちる…
でも、この地獄、結構楽しかったりする…ああ、やっぱりビョウキだ。
恥ずかしながら、手すりの取り付け位置の違いに気づいていませんでした。しかも、取り付け金具部分も表現されているので感服。普通なら、貫通させて固定か、イモ付けで済ますか、と云うところです。金具は、どのように製作されましたか?
実は、ズルしてます。あらかじめ金具に見立てた幅0.5で厚さ0.2の帯板を貼り付けて、端に0.3ミリのドリルで穴を開けて、そこにコの字型に曲げた0.3ミリ線を差し込んで、手すり本体にします。ハンダで固めた後、裏側はヤスリで仕上げるわけです。本当は0.3ミリ帯板があればいいのですが、それはほぼ無理なので、0.5ミリ帯板にして、両端をヤスリでなめて、心もち幅詰めしています。