延々とやっていたハンダ付けも、いよいよ仕上げ。細かいディテールです。
まず、スノープロウです。これは全体の感じがちょうどいいアダチのパーツを使い、形を整えます。これにアングル材で作ったステーを介して前梁に取り付けます。そしてスノープロウ上下装置のシリンダーとスノープロウを0.3線で作ったロッドでつなげます。
また、連結器遠隔解放装置のロッドを前デッキから非公式側のランボード上に通し、さらにキャブ内までつなげます。スノープロウ上下装置へ圧縮空気を送る空気配管も取り付けます。
非公式側のランボードには油ポンプ箱とその配管も取り付けてあります。
塗装やハンダ付けの都合上、キャブは着脱式にしてありますので、ついでにキャブ内のディテールも作ります。
運転士側には逆転てこネジ、椅子、ブレーキ弁、加減弁ハンドル、運転助手側にはスノープロウ上下装置の切換え弁、連結器遠隔解放装置の作動てこ、助手の椅子などをつけます。焚口の下には石炭受けの板も付けておきます。
で、キャブをかぶせるとこうなります。キャブは下のランボードに空けたネジ穴を介してネジ止めします。
そんなこんなでついに生地完成です。
これは11号です。
11号の非公式側。
14号の非公式側です。
先行した12号で4カ月弱、ほかの3台は中断を含めて2年半弱かかっています。
生地完成は、完成のうれしさも手伝って、きれいに見えて、メカニックな感じがムンムンします。なかなか黒く塗装したくないというのも人情で、実際、生地完成で一切塗装しないベテランモデラーもいます。しかし、レイアウトのこのまま並べるわけにはいかないのです。鉄道模型はレイアウトあってのものだという考えもうなずけます。でも塗装はとにかく失敗が多い。モデラーは実はみんな苦手。でもうまくいくとその喜びは倍加します。次はいよいよ塗装です。
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