ボイラー周りも色々なロストパーツや線材でディテールアップします。
公式側にはコンプレッサーがあります。これは8620と同じ単式ですので、パーツを流用しています。それに加えて0.2線を使って蒸気作用管をまわします。少し適当ですが、これをするだけで、グッと雰囲気が出てきます。
発電機では排気フィルターの形がまちまちですので、これを表現しました。ここにも蒸気作用管を回します。隣の砂箱から伸びる砂撒き管にも蒸気作用管を回します。手前にはコンプレッサーに伸びるメインの蒸気管がバックプレートから伸びています。これは布巻きになっている11号、12号とむきだしになっている13号、14号を作り分けます。
非公式側では、発電機の蒸気作用管から生じる結露水を下に流す排水管を二筋取り付けます。
ところで布巻き管ですが、実は石綿(アスベスト)でできています。断熱効果が抜群だったので、蒸気機関車のあらゆる所には石綿が使われていました。機関車の解体のときも、全く無頓着にやってましたね。知らなかったこととはいえ、今後、国鉄退職者に中皮腫が増える恐れがきわめて高いのです。粉じんによる硅肺と並んで負の遺産といえるものです。
石綿と中皮腫の関係は、私の学生時代にはすでに習っていたんですが…だから、車両の解体現場には行く気になりませんでした。
国はフォローアップの検診をする義務があると思うのですが…
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