国民だます大型公共事業の復活＝財界奉仕と大増税の「一体改革」に大喝ッ！

これでは大型公共事業のための増税だー。民主党と自民、公明両党の談合で消費税増税法案に盛り込まれた条項（付則１８条２項）が大きな問題になっています。消費税増税でつくった財源を使って、増税で悪化する景気対策として、「成長戦略」や「事前防災及び減災」に重点的に配分するという条項です。

自民党はそのための法案（国土強靭化法案）を国会に提出し手います。１０年間で２００兆円を投資する計画で、公明党も１００兆円を発表しました。「コンクリートから人へ」どころか人に増税を押しつけてコンクリートにまわすやり方だー。参院特別委員会で２７日、日本共産党の山下芳生参院議員が指摘した通りです。

まさに“いつか来た道”です。景気悪化と大企業減税で税収を減らし、そのうえ巨額のムダ遣いー。雪だるま式に借金を膨らませる道を再びすすんではなりません【２０１２年７月２９日付「しんぶん赤旗」に掲載】