松下ゆたか元県議のブログ<日本共産党>

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<スペイン> “自然エネルギー大国” 「電力買い取り」が投資うながす

2011-07-05 09:18:48 | 政治
太陽熱発電事業が増えてきた要因についてセビリア大学のシルバ教授は「新技術を使った事業を奨励する枠組み、フィードインタリア(FIT)を政府が導入したこtが大きい」といいます。FITとは日本で固定価格買い取り制度といわれるものです。

再生可能エネルギーによる発電の電力を、火力発電など他の発電による電力より高い価格で送電会社が長期にわたり、買い取る仕組みです。

シルバ教授は「FITで見通しがつくため、リスクはあるものの、価格の高い新技術による事業に対しても投資を促すことになる」と。その意義を強調。他方、、「新規事業が増えると、支出が増える政府としては内容を見直すことになる。金融危機、財政危機の影響も受ける」と話しました。主な太陽熱発電のFITは25年間。建設企業セネルのサンティアゴ・アリアス氏は「『ヘマソーラー』は最悪でも25年は稼動する。銀行には15年で返済したい」といいます。

太陽熱では2014年以降の新規事業に適用する枠組みが未定です。「政府と交渉中」というスペイン太陽熱産業協会のルイス・クレスポ事務局長の見通しは強気。「スペインで稼働中のものは19ヶ所、建設中は11ヶ所。太陽熱発電事業は出発したばかりだ。発電で太陽熱が占める割合はいま、とても小さいが、将来、風力をしのぐ。蓄熱可能なため発電の安定性に優れている。技術革新も進み、価格も下がる」と話します。

環境活動家のエドワルド・グティアレヌ氏は「風力発電も歴史を経て、価格競争ができるようになった。太陽熱もきっとそうなる。欧州は再生可能エネルギー利用を20年に20%にする目標がある。政治家の信念が大事だ」といいます。

欧州太陽熱電気協会やグリーンピースなどによる「2009年版太陽熱発電概観」は、「世界の電力需要のうち太陽熱発電が30年に7%、50年に25%をまかなう」という予測も出しています。太陽熱産業協会のクレスポ氏はいいます。「スペイン、欧州よりも、将来は米国来たアフリカ、中東、インド、中国で事業が拡大する」。

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