この8月、各地の教育委員会で来年度の中学教科書選びが行われます。原発問題がどう扱われているか、「新しい歴史教科書をつくる会」系の2社の公民教科書の記述は「原発推進」で突出しています。福島原発の重大事故が起きたばかりなのに、こんな教科書が採択されたら大変です。
その狙いは「国民は国策に従って生活していれば安心だ」と考える子どもたちをつくることです。育鵬社版では、その具体例として原発問題を取り上げています。同社版の記述の中で「私たち国民は国に守られ、国の政治の恩恵をうけています」とあります。ところが国策で原発を強いられた福島の人たちは事故後、生活を奪われ、恩恵など受けていません。このような教科書を採択させてはいけないと考えます。歴史の事実をしっかり学び、科学の目で未来を見通す力を育てる教育を望みます。
その狙いは「国民は国策に従って生活していれば安心だ」と考える子どもたちをつくることです。育鵬社版では、その具体例として原発問題を取り上げています。同社版の記述の中で「私たち国民は国に守られ、国の政治の恩恵をうけています」とあります。ところが国策で原発を強いられた福島の人たちは事故後、生活を奪われ、恩恵など受けていません。このような教科書を採択させてはいけないと考えます。歴史の事実をしっかり学び、科学の目で未来を見通す力を育てる教育を望みます。