私は、自衛隊をイラクに派遣するイラク特措法案の衆院採決の際、議場から退場しました。平和を脅かすようなことをしてはいけない、と戦争を知らない世代に目に見える形で示したかったからです。党幹部からはお叱りを受けましたが、退場したことは間違っていなかったと今でも思っています。今回、あなた方のインタビューを受けたのも、戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったからです。
戦後の長い期間、国政の場で、自由民主党と日本共産党は、立場や政策は違っても、それぞれが自負も誇りも持って活動してきた、と私は思っています。離合集散する政党はたくさんあり、照る日や曇る日もあったが、その中でもぶれずにやってきた。私に言わせると自民党と共産党こそが「2大政党」だと思っています。【2013年6月2日付「赤旗」日曜版】