みみのお座敷 続編

芸術関連中心に新たに続編を作りました。
出没地=後楽園、高崎、熊谷、

時間によって変わってくる見方

2015-03-16 00:00:59 | 舞台放映
「ユタと不思議な仲間たち」被災地公演。先週のリアルタイムは0:25~の深夜放送でしたので、夜中に作品を観てました。今は録画したDVDを見ますが、見る時間は夜の20:00とかそのあたりの時間だったりします。
なんだか、同じ作品なのに日もあいてないのに見る時間帯によって景色が違って見えるのはなぜだろう。
あの作品のリアル上演は2011年真夏の昼間です。1974年に放送されたというタイムトラベラー少年ドラマシリーズ「ユタとふしぎな仲間たち」、岩手でとても土地のリアル感があり、この被災地公演もそれに近く感じます。
専用劇場と違って体育館だからいつもの大がかりな道具や設備がないというけど、実はこの体育館でコンパクトに使っている舞台セットのほうは岩手らしかったり見えます。
東京や埼玉で見たときのことを思い出すとどこか都会的かな。
これを朝早い時間に見たらまた違うんでしょうねえ。

「ユタと不思議な仲間たち」被災地公演

2015-03-11 00:00:10 | 舞台放映
2011年の夏に東北公演を行い、初日となった大槌町の公演が全国放送となりました。


ペドロ:菊池
ダンジャ:柏谷
ごんぞ:伊藤
モンゼ:和田
ヒノデロ:道口
ユタ:上川
小夜子:奥平
くるみ先生:丹
ユタ母:あべ
寅吉:吉谷
大作:小原
一郎:がん原
新太:赤間
たま子:安宅
はらこ斎藤舞
桃子:原田


お馴染みとなった2011年メンバー。2011当時ドキュメンタリーで放送された女の子とかも出てました。
ユタは全国公演では専用の時とちがってはしょる所がありますが、今回もはしょりがあったけど、全国とはまた違うところがカットされたりしてました。
学校の体育館とあって、新たな演目に作り替える試みで美術さんや道具の方がやっていると言ってましたが、全く違う感もなくて、メッセージも深くて良かった。俳優さんたちも様々な思いで、またいつもとは違うというのを背負っての公演ですが被災地の初日とは思えない演技でしたし、いつも以上に熱い部分もあったし、TV画面だけであんなに感動した。
最初のいじめシーンでは、ごんぞやペドロが登場して蜂の巣を出したり、これまた良かったなあ。
時々写される被災した子供たちの笑顔もよかった。
鐘の音の輪に乗っては、同じラートを使っててもこれまた専用や全国と違う、6人が輪を一丸となって回したりまわったりするのですが、<和に乗って>。和ができて距離感がぐっと縮まる感じで本当に良かった。
そして、最後はいつもとは違う、ユタと小夜子が二人で見えない仲間を見つめ続けるのではないけれど、寅吉、先生、母の3人と目を強力に向き合うあのラスト、とってもいいなあ。これ東京でも使ってほしいな。
リアルタイムで遅くまで起きて見てました。もちろんDVDに焼きました。宝物がまた一つ増えました。

本当はこの日旅行に行く予定だったけど、インフルエンザ病み上がりで体力に自信がなくてキャンセルしたのですが、本当にこんなすばらしい作品がリアルタイム夜中に見ることができたし、神様、先週病気にしてくれて有難うございました^^;

舞台版「水戸黄門」

2014-11-08 20:37:03 | 舞台放映

黄門:佐野浅夫   助さん:あおい輝彦   格さん:伊吹吾郎   お銀:由美かおる   飛猿:野村将希   寛坊:西尾塁  小矢太:石野太呂字  百合:中野みゆき

93年7月。TBSで生中継で放送してました。途中から見ましたが、当時TVでも同時進行で放送していたため、話がかぶる所がありました。寛坊・小矢太・百合はTVでもゲスト出演で忍者的存在、旅について回ってました。寛坊役の西尾くんは確か当時小学5年。すごく可愛かったです。旅で一行と別れるシーンが最後でした。「いよいよお別れだね」と前向きに言いますがそれもなかなか良かったです。あのころ可愛くて穢れのない役だったのに、00年の水戸黄門ではすっかり成長してチンピラの役で助さんたちに追っ払われてたっけ(笑)。完全生中継だったので、録画より新鮮に伝わってきました。


カナダロイヤルウィニペグバレエ団「魔笛」

2014-11-08 20:34:13 | 舞台放映
モーツアルトの歌劇をバレエ化アレンジしたもの。2006年9月8日放送。一時間弱。実際はもっと長いと思いますが、TV用に編集されたみたいです。

タミーノ:ジョニーライト

パミーナ:シンディ マリー スモール

サラストロ:ジェン グオチェン

夜の女王:タラバー トウィッスル

パパゲーノ:へスス コラレス

パパゲーナ:サラマーフィ ダイソン

モノスタトス:ドミートリ ドフゴゼルツ


高貴なタミーノが別世界に迷い込み、三人の夜の女にもてあそばれているシーンから始る。まず、机に一人でお酒を飲みながらビデオモニターをつけ、出演者が一人一人紹介されるという演出も素敵でした。 全部横文字で配役名とダンサー名が表示されるのですが、例えばpapagenoのようにそのまま英語で表示される6人に対し、夜の女王に至ってはQueen  of  the  night と配役が表示。これはかっこいい。もし私が名前だけキャスティングされるとしたら、これがいいな(#^^#)

ビデオモニターといっても、舞台上はあっちとこっちに別れているだけであって、本当は映像ではない。そこから三人の女がスクリーンの箱から飛び出してきてタミーノに近寄るから。

パパゲーノ役のへススが終盤近くで一人踊るところのダンスが『ユタと不思議な仲間たち』の体力作りのシーンでユタがたくましくなっていく過程のダンスと同じのが2つあった。振付担当の加藤敬二さんが以前、振付を考える時、バレエや太極拳を参考に取り入れていると何かに書かれていましたが、ユタの場合、もしかしてこの作品から参考にされたのかしら。そのくらいこのバレエがユタダンスに似てました。

パパゲーナ役のサラマーフィさん、170以上ありそうなスラッと背が高い女性、赤いレオタードに身を包み、ツインテールがよく似合ってます。多分年齢は20代~30代な感じで大人っぽいけど、あの髪型似合いすぎ。ツインテールはよく小さな女の子が結っていますが、細く長身な人にもバランスよい髪型ですね。大きくて舞台映えするので、ラストの祝福ダンスで中央で回転する姿も1番輝いてます。ニコニコしてるしGOOD! 役柄ではパパゲーノと恋人で、パパゲーノがちょっとでも他の女性に気を許したり近づいたりすると、ふくれっつらをしていましたが、それまた可愛い(^^)。最後の最後で、他の女性と手を組んだパパゲーノの前に立ってふくれ、すぐに自分の所へ取り戻して笑顔で幕を閉じるのがまたいいです。ラストの祝福ダンスは、太陽の王 サラストロと疎遠だった妻 夜の女王の愛を祝って皆が囲み、紙ふぶきを散りばめながら綺麗に丸くなって踊ります。そして、皆が男女二人づつ手を組んで下手(映像だと後ろ側になってるけど、実際見たら下手じゃないかな)に去っていくのが本当に薔薇色(変な表現だけど、そう思うので)な感じでとってもいい! 日本の公演では全て違うバレエ団が演じたりしてるようだから他でも観たいし、このキャストで今度は生で鑑賞したいです。

このあと、プッチーニの歌劇『トスカ』を放送してたので録画しましたが、字幕が殆ど見えない。眼が悪いせいか、映像が汚い(こっちが原因ならいいけど)のか…字幕わからない=ストーリーわからず楽しめないのでしばらく見ないかも(^^”)


音楽劇「詩人の恋」

2014-11-08 20:32:37 | 舞台放映
教授:加藤健一

ホフマン:畠中洋


2006年版。二人芝居でした。レッスン風景が殆ど。繰り返し演奏されるメロディが素敵。遠い昔を懐かしんでいるんだよ、という教授の言葉に共感。教授がピアノを弾き、ホフマンが歌っているのですが、ネクタイをしめてカチカチのホフマンに外してリラックスするよう指示する教授。ホフマンはネクタイをすると生きている感じが味わえるという。なるほど~歌のレッスン時にはコチコチ固まっているのは良くないが、ネクタイ一本で生きている感じを味わえるホフマンてユニークで何か素敵。畠中さん、初めのうちは演出でわざと「喉」で歌っていて、ふざけた光景に見えましたが、終盤で綺麗なテノールボイスが素敵。

音楽家について語る教授の台詞で「偉大な作曲家を生み出す国(オーストリア、ウイーンなど)は戦争により侵略をうけている、それに対し、イギリスや日本は侵略された経験ないから偉大な作曲家が出ていない」というのがある。音楽家と戦争歴史のつながりに深い関係があるんですね。 

畠中ホフマンに向かって「君はアメリカ人だから…」と話し掛けるときがありますが、どう見ても畠中さん日本人だからちょっとこれには違和感感じちゃった(^^;) 畠中さんがピアノを弾くシーンは、微妙に手が合ってない。

いくつか音楽が演奏されるのでその部分をダビング編集しようと思いましたが、何かこのまま記録して台本に残したくなってしまった作品でした(^^)